9月26日(金)より劇場公開される映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』の主題歌となるAdoの新曲「風と私の物語」をのせたコラボPVが解禁となった。
大沢たかお主演『沈黙の艦隊 北極海大海戦』
シリーズの始まりは2023年。「モーニング」(講談社)で1988~96年に連載された、累計発行部数3200万部(紙・電子)を突破する大ヒットコミック「沈黙の艦隊」(かわぐちかいじ作)。大沢たかおを主演/プロデューサーに迎えて、Amazon MGMスタジオが実写映画化。2024年には、ドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』が配信され、Amazon MGMスタジオが日本で手掛けた作品の中で、歴代一位の国内視聴数を記録した(※2025年9月時点 Amazon MGM スタジオが日本で手掛けた作品における配信後365日間の国内視聴数)。
その壮大なテーマ性とスケール感から実写化不可能と謳われていた原作を、『キングダム』や『ゴールデンカムイ』などヒットシリーズを数多く手がけるクレデウスが制作、『ハケンアニメ!』(2022年)で日本アカデミー賞・優秀監督賞をはじめ数々の映画賞受賞を果たした吉野耕平が監督を務め、見事に映像化。日本映画初となる海上自衛隊・潜水艦部隊の協力を得て撮影した実物の潜水艦と、日本屈指の VFX 技術を融合させ、臨場感溢れる映像体験を実現。「核抑止力をもって世界平和をいかに達成するか」という真摯な問題提起が、緊迫の海中戦闘アクションと重厚な政治サスペンスに乗せてストーリー展開される、唯一無二のアクション・ポリティカル・エンターテインメント作品として大きな話題となった。そしてファン待望となる映画第二作目は極寒の氷の世界・北極海を舞台に、激しい魚雷戦を繰り広げる。さらに地上では「やまと」支持を表明する竹上首相を中心に衆議院解散総選挙が行われ、緊迫の政治戦が展開。原作随一のバトルシーンをさらなるスケールで描き出す、第二章の始動に注目だ。
Adoの新曲で主題歌「風と私の物語」の作詞作曲を担当するのは、「今宵の⽉のように」や「冬の花」など数々のヒットソングを作り出してきた宮本浩次。⼥性アーティストへの楽曲提供は初となる。編曲は、⾼低差のある声⾊で多くのリスナーを魅了し、2021年には紅⽩歌合戦にも出場を果たしたまふまふが担当と豪華コラボレーションとなっている。今作のジャケットは、日常の景色に潜む美しさを鮮やかな色彩で描き出し、書籍装画や広告、展覧会など幅広く活動するイラストレーター中辻作太朗が担当。
コラボPVは、冒頭「私は走る」という歌詞と共に、凍てつく北極海での戦いへと突き進む「やまと」の姿からスタート。地上では、竹上首相が巻き起こした解散総選挙が苛烈さを増す中、それぞれの政治家たちが掲げる“平和”への信念を胸に、熱い心理戦を繰り広げる姿が描かれている。一方、日本政界の動向に注目しつつ、着実に迫りくる海江田の存在に焦りの色を隠せない米国のベネット大統領。姿を見せずとも異様な存在感を示す海江田にベネット大統領と米軍はどうのように対峙するのか—。緊張感が高まる政治パートからも目が離せない。
そして、海江田の動向を見届け、真実を伝えようと奔走するジャーナリストたち。圧倒的な軍事力で激化を極める「やまと」と米国の戦いを目の当たりにし、恐怖で震えが止まらぬ中でも、最後まで真実を見届けようと心を奮い立たせる市谷(上戸彩)の姿が印象的に描かれている。シーズン1では冷静沈着で感情を表に出すことのなかった「やまと」のクルーたちも、本作では迫りくる米国に対し臨戦態勢を取り、激しい戦いに心が揺れ動きながらも決意のこもった表情を随所に見せている。
キャラクターたちがそれぞれの信念や決意を持ちながらも揺れ動く心情や表情に、Adoの力強い歌声が重なり、まるで未来を切り開いていくかのような風を吹き込む、迫力の映像に仕上がっている。歌詞に込められた想いと、潜水艦「やまと」によるアメリカ潜水艦との激しい水中戦、政治家たちによる緊迫の心理戦、真実を追い求め続ける熱いジャーナリズムなど、それぞれの舞台で展開される戦いの様子が垣間見える珠玉の最新映像は必見だ。
『沈黙の艦隊 北極海大海戦』は9月26日(金)より全国公開