エクストリーム・スラッシャー・ムービー『インコンプリー ト・チェアーズ』(2026年1月公開)が、「スラッシュ・ファンタスティック映画祭」、「高雄映画祭」にて上映されることが決定した。このたび、監督・宇賀那健一、プロデューサー・鈴木祐介、主演・一ノ瀬竜からコメントが到着した。
世界が認める鬼才・宇賀那健一監督
本作は、1脚の人間椅子の制作過程を描く、R18ハードコア・スラッシャー・ムービー。椅子職人が素材を集めるために、工具で多くの人を殺害していく。監督は、『異物』シリーズ、『悪魔がはらわたでいけにえで私』、『ザ・ゲ スイドウズ』など強烈な個性を放つ作品の数々で、世界が認める鬼才・宇賀那健一。主演には、映画『ゴーストキラー』、『ザ・ゲスイドウズ』、ドラマ『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』、Netflix『イクサガミ』に出演、映画やドラマ、舞台でマルチに活躍を見せる一ノ瀬竜。本作で椅子職人と冷酷非道なシリアルキラーの2つの顔を持つ、九条新介を狂演し、俳優としての新境地を見せる。
椅子バイヤーの加藤夏子役を、元AKB48のメンバーでABEMAオリジナルドラマ『インフォーマ ―闇を生きる獣たち―』に出演の大島涼花、加藤が通うバーのオーナー内田正樹役を、山口健人監督『静かなるドン』の藤井アキトが演じる。また、大河ドラマ『光る君へ』の脩子内親王で注目を集め、『ザ・カース』で映画初主演を務めた 、『ヤクザと家族 The Family』などで知られる映画監督・俳優の『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』に出演し俳優としても活躍する元テコンドー日本代表選手の大谷主水、『仮面ライダーガッチャード』の黒鋼スパナ役で知られる藤林泰也、アジア中で話題となった台湾ドラマ『We Best Love 永遠の1位/2位の反撃』で初主演を飾ったYU、そのほか個性的な顔ぶれが集結した。楽曲を手がけたのは、ベルギーのブリュッセルを拠点とするコールド・ウェーヴ/エレクトロ・ロック・デュオPornogrpie Exclusive。
本作は、「第16回スラッシュ・ファンタスティック映画祭」にてワールドプレミア、「第25回高雄映画祭」にて組まれる宇賀那監督の特集上映<UGANA Kenichi: 3+1>にて上映されることが決定している。
ティザー映像では、紅く染まった工具や人間の“皮”を天日干しする異様な光景など、才気あふれる椅子職人・九条新介の狂気の工房が垣間見える。さらに公開された場面写真には、制作の最中に返り血を浴びた九条の姿や、人の頭部らしきものを持つ不気味な手も——。R18指定、超過激スラッシャー・ムービーの片鱗をのぞかせている。
<コメント>
宇賀那健一(監督)
人間で椅子を作る映画を作りました。ここ数年SNSを見ていて色々思うことがあり、その想いをこの映画にぶつけました。そして、映画音楽は昨年モントリオールの映画祭で出会ったベルギーのバンドPornographie Exclusiveにお願いしました。彼らの音楽も本当にカッコ良いのでそこも注目してもらえたら嬉しいです。沢山の方に楽しんでいただける映画ではないのかもしれないのですが、それでもごく一部の誰かに深く刺さり、それが少しでも拡がっていきますように!
鈴木祐介(プロデューサー)
R18・スラッシャームービー『Incomplete Chairs』は、人体を椅子にするという衝撃的な発想から生まれた日本発の異色作です。各国のファンタ系映画祭に多数ノミネートされ、世界を騒然とさせています。監督の宇賀那健一さんとはこれまで数多くの作品を共にしてきましたが、本作はその中でも特に異質で、映画を作り始めた頃の衝動を形にした作品です。映画制作に携わる人なら一度は挑戦したいと思う企画を、ついに現実にできました。ぜひ劇場で体感してください。
一ノ瀬竜(主演)
初めて脚本を読んだ時、これを映像にしたらどうなるんだろうというワクワク感が込み上げたのを覚えています。僕が演じた九条という男は、自分にとっての正義を理由に他人を傷つける、とても自分勝手で残忍な男です。しかし同時にとても人間らしいなと思い、リアルな人間としてその世界に存在できるよう意識して演じました。人間で椅子を作るという最高に尖った映画です。不完全な椅子と不完全な人間たちをぜひご覧ください!みなさんに楽しんでいただけたら幸いです!
『インコンプリート・チェアーズ』©︎RIGHTS CUBE
『インコンプリート・チェアーズ』©︎RIGHTS CUBE
『インコンプリー ト・チェアーズ』は2026年1月に全国公開