少年は男から“光”をもらい、男に“人生”を与えた 年の差を超えた12年の友情を描く『港のひかり』本予告

少年は男から“光”をもらい、男に“人生”を与えた 年の差を超えた12年の友情を描く『港のひかり』本予告
©2025「港のひかり」製作委員会

昨年公開され、数々の映画賞を総なめにした映画『正体』にて、「第48回日本アカデミー賞」最優秀監督賞を受賞した藤井道人監督とキャメラマン・木村大作が初タッグを組み、北陸の港町を舞台にした完全オリジナル脚本で描く、映画『港のひかり』が、11月14日(金)より公開される。このたび、魂を揺さぶられる本予告が解禁となった。

年の差を超えた友情と再会のものがたり

本作で、主人公の元ヤクザの“おじさん”を演じるのは、7年ぶりの単独主演作となる舘ひろし。歌舞伎界の新星として注目を集める尾上眞秀が盲目の少年・幸太を、成長した青年・幸太を人気と実力を兼ね備えた眞栄田郷敦がそれぞれ演じる。おじさんと幸太との年の差を超えた、十数年の友情を描いた感動エンタメ大作となっている。

本予告映像の冒頭で、“おじさん”こと三浦(舘ひろし)が少年時代の幸太(尾上眞秀)と大人になった幸太(眞栄田郷敦)にそれぞれ優しく寄り添う場面が映し出されている。二人の12年間に渡る物語は北陸にある小さな港町から始まった。目が見えないことを理由に同級生から酷い虐めにあっていた孤独な少年・幸太は、漁師の三浦と出会う。三浦が元ヤクザだという噂を耳にした幸太は「ヤクザって悪い人だよね、おじさんはそんな人じゃないよね」と疑いつつも、三浦のことを“おじさん”と親しげに呼び、三浦も「あの子は一人の人間として接してくれました」と次第に心を通わせていく。

ある日、幸太の目は治る可能性があることを知り、手術を受けさせることを決意する三浦だが「うちにそんなお金ないよ」と諦める幸太に対して「金の心配はしなくていい」と言い残し、幸太の前から姿を消してしまう。そこから12年の時が経ち、無事に目が見えるようになった幸太は“おじさん”のような立派な人間を目指して警察官になっていた。一方、幸太の知らないところで三浦はヤクザのお金に手を出し、刑務所に12年間収監されていた。三浦は出所したところをヤクザの組長・石崎(椎名桔平)に捕らえられ、石崎は駆けつけた幸太に対して「こんなじじいに会わなければ、今ごろもっと平和に生きられたかもしれない」と吐き捨てる。

三浦に出会わなければ、幸太は危険な人生を歩まなかったかもしれない。しかし「あなたは誰よりも温かかった」という言葉が示すように、“おじさん”の優しさに触れた幸太は、血まみれになった三浦に「ありがとう、おじさん」と感謝の想いを伝え、ある行動を起こすのだが…。本作の期待が高まる、情感のある予告に仕上がっている。

©2025「港のひかり」製作委員会

『港のひかり』は11月14日(金)より全国ロードショー

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