松坂&染谷も大絶賛「予像を遥かに上回る最高の面白さ」完成披露試写会イベントレポート『ひゃくえむ。』

松坂&染谷も大絶賛「予像を遥かに上回る最高の面白さ」完成披露試写会イベントレポート『ひゃくえむ。』
©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会
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劇場アニメ『ひゃくえむ。』の完成披露試写会が開催された。

W主演の松坂桃李(トガシ役)、染谷将太(小宮役)を筆頭に、内山昂輝(財津役)、津田健次郎(海棠役)ら、本作を彩るメインキャストと岩井澤健治監督が登壇。本作完成の喜びや貴重な撮影秘話、作品にちなんだフリップトークなど、大盛況なイベントとなった。

熱気あふれる会場

映画上映前、会場には大勢の観客が来場、登壇者たちがステージに登壇すると大きな拍手で彼らを出迎えた。そんな熱気あふれる会場の様子に笑顔を見せた松坂は「僕が参加させていただいているから言うのもなんなんですが、この作品、めちゃくちゃ面白いです。ハードルを上げるのもなんだとは思うんですが、予想を遥かに上回る面白さがこの作品にはありますので。映画を見終わった後は、見終わった熱量のままで、SNSなどを使って感想を言っていただけるとうれしいです」と挨拶。

©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会

続く染谷も「僕もひと足先に観させていただいたんですが、最高に面白いです!原作ももちろん大好きなんですが、このアニメには音と臨場感と生々しさと、本当にたくさんのものが入り交じっていて、僕自身も感動しました」とコメント。

©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会

さらに大勢の観客を前にした岩井澤監督も「企画から4年やってきて、やっとここにたどり着けたなと。本日はたくさんの方に観ていただくことができて、今ちょっと胸がいっぱいです。もうこのまま裏で一人で泣いていたいぐらい」と感無量の様子だった。

実際に完成した本編を鑑賞した松坂は「原作を読んだ時、漫画なのに登場人物の息遣いや走っている足音、風を切る空気感をすごく感じました。この走っている描写をアニメにしたらどうなるんだろうとすごく気になっていましたが、完成した作品を観た時、僕が原作を読んだ時、そのままの衝撃があって。これはすごい。よくぞアニメーションでこんなすごいものができあがったな。と思いました」と驚きを隠せない様子。

一方の染谷は「漫画で感じた“たった10秒間”という100メートル走の短さ、儚さ、そこに詰まっている人生。漫画を読んでいた時に感じたその感覚が、映画ならでは新たな形の10秒間になって。それが生々しくもあり、臨場感がある映像にもなっていました」と感激していた。

さらに内山は「僕は声優として色々なスポーツアニメに関わらせていただいてきたんですけど、そのどれとも違う。観たことのない映像表現が色んなシーンにちりばめられていて。新しい、すごい、とてつもない作品が誕生したなと感動しました」とその革新性について言及すると、津田(海棠役)も「スポーツアニメの王道の良さもたっぷりありつつ、本当に個性的な独自の映像表現もあって、どっちの要素も入っている。王道のカタルシスとは違うカタルシスを生んでいて。皆さん、今日はお越しになってよかったんじゃないかと思いますよ」と笑顔で会場に呼びかけた。

そんな本作のオファーを受けた理由について質問された松坂は「原作を読んだらあまりにも面白すぎて。なんで今までこれを読んでこなかったのかと思いました。これを受けないなんて理由がない。こんな面白い作品に参加させてもらっていいんですか? という思いでした」とオファーの段階から本作に魅了されていたことを明かす。

一方の染谷は「企画と一緒に原作をいただいたんですが、本当に食らっちゃって。しかもこれを岩井澤監督がアニメ化して、トガシ役は桃李くんがやると聞いて。『これは何て幸せなことだ』と。うれしくてプルプルしてました」と興奮した様子で振り返った。

松坂と染谷は2011年の『アントキノイノチ』以来、14年ぶりの共演となる。待望の共演に松坂は「めちゃくちゃうれしかったです。なんで14年も共演できなかったんだろうと。誰かが邪魔してたのかな?と思うくらい」と冗談めかしつつも、「お互い違うところで出ている作品を見ながら刺激をもらって。『いつかまた』と思っていたタイミングだったので。うれしさが倍増しました」と喜びのコメント。

©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会

染谷も「ずっと桃李くんの作品は拝見していて、いつかまたお会いしたいなと思っていたので、『ひゃくえむ。』という映画でまた一緒にやらせていただけたのは本当にうれしかったです」と感慨深い様子で続けた。

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