劇場長編アニメーション『ひゃくえむ。』の2人の主人公トガシと小宮の関係性に迫った新規場面写真が一挙解禁となった。
100mを通じたライバルであり親友
小学6年生で100m走全国1位のトガシは、生まれながらの足の速さで、友人も自身の居場所も何不自由なく手に入れてきた。しかし、天才ランナーとして名を馳せながらも、次第に勝たなければいけないプレッシャーに苛まれていく。
一方、転校生・小宮は内気であまりクラスにも馴染めず、辛い現実から逃れるべくただがむしゃらに走っていた。しかし、「100mを誰よりも速く走れば、全部解決する」と言い放つトガシと出会い、速く走る方法を教わりながら放課後2人で練習を重ねていく。
中学生以降の成長したトガシを演じた松坂桃李は、「トガシは小さい頃は負けなしですが、その才能が止まっていることに気付き始めてから、色んな感情が溢れ出します。そういった人間臭さがトガシの魅力です」と共感。
小宮役の染谷将太は、「小宮は自分のことが分かっているようで分かっていないんです。自分の殻に閉じこもりそうになるところを、トガシに解放してもらうという関係性は素敵だと思います」と自身の役柄と2人の関係性についてコメントする。
今回紹介する場面写真は、小学生時代に親交を深める2人の様子と、成長し陸上に向き合う2人の姿が切り取られている。転校初日に黒板の前で自信なさげに俯く小学6年の小宮だが、トガシに走り方のアドバイスを受けながら練習を重ね、放課後一緒に過ごす時間が増えていく。
©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会
©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会
天性の速さを持つが故に、どこか陸上に対し冷めていたトガシは、自身と対照的に瞬く間に陸上へのめり込み、大きく成長していく“努力型”の小宮に影響され、初めて“熱”を感じる。そんな正反対の魅力を放つ2人の主人公たちが築く、ライバルとも親友ともいえる特別な関係は観る人の心も熱く揺さぶる。
年月が経ち、トラックを力強く疾走するトガシと、真剣な表情でスタート位置につく小宮。一方、不安げな表情でモヤの中を走るトガシの姿や、社会人選手となりレース前に言葉を交わす2人も収められている。
©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会
©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会
©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会
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『ひゃくえむ。』は2025年9月19日(金)全国公開