• BANGER!!! トップ
  • >
  • 新着ニュース
  • >
  • 「批判されることを恐れず、美人なだけと思われても平気」セレステ・ダッラ・ポルタが役への想いを語る『パルテノペ ナポリの宝石』特別映像

「批判されることを恐れず、美人なだけと思われても平気」セレステ・ダッラ・ポルタが役への想いを語る『パルテノペ ナポリの宝石』特別映像

「批判されることを恐れず、美人なだけと思われても平気」セレステ・ダッラ・ポルタが役への想いを語る『パルテノペ ナポリの宝石』特別映像
『パルテノペ ナポリの宝石』©2024 The Apartment Srl - Numero 10 Srl - Pathé Films - Piperfilm Srl

イタリアの巨匠パオロ・ソレンティーノ監督最新作で、イタリア国内で監督史上最大のヒットを記録した『パルテノペ ナポリの宝石』が、8月22日(金)より公開される。このたび、パオロ・ソレンティーノ監督に大抜擢され、映画初出演ながらタイトルロールを全身全霊で務め上げ、イタリアのアカデミー賞にあたる「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」新人賞を獲得したセレステ・ダッラ・ポルタのコメントとメイキングを収めた特別映像が解禁となった。

パオロ・ソレンティーノ監督史上 イタリア国内No.1ヒット

「第86回アカデミー賞」外国語映画賞を受賞した『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(13)をはじめ、『グランドフィナーレ』(15)、『The Hand of God -神の手が触れた日-』(21)など、圧倒的な映像美で<21世紀の映像の魔術師>と呼ばれ、人生の悲哀と幸福を表現し、映画ファンを虜にしてきたイタリアの巨匠パオロ・ソレンティーノ監督。時は1950年、人魚伝説が根付く南イタリア・ナポリに生を受け、街を意味する“パルテノペ”と名付けられた美しいひとりの女性の生涯を描く。ソレンティーノ監督が初めて女性を主人公に据えた本作は、「第77回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門に正式出品され、大きな話題に。その後公開を迎えたイタリア国内では、なんと監督作史上最大のヒットを記録。監督の新境地かつ真骨頂といえる渾身の傑作が誕生した。

街の象徴である人魚の名を持つ主人公パルテノペを演じたのは、本作で鮮烈な銀幕デビューを飾った新星セレステ・ダッラ・ポルタ。彼女の瑞々しい輝きと、無邪気な笑顔、溢れ出る魅力に誰もが虜になること間違いなし。美しい輝きが多くの人々を魅了し、時には悲劇や争いをも引き起こす宝石のような、神秘的な魅力を放つ女性を全身全霊で演じきった。さらに、パルテノペと運命的な出会いを果たす孤独な作家ジョン・チーヴァーを、ソレンティーノ監督作への出演を熱望していたというゲイリー・オールドマンが演じるなど、豪華俳優陣が脇を固める。

製作は、世界屈指のラグジュアリーブランド「サンローラン」が、異なる分野の先鋭的なアーティストたちとコラボレーションするという、サンローランのクリエイティブ・ディレクター、アンソニー・ヴァカレロの継続的な取り組みを反映して映画界へ参入した「サンローラン プロダクション」が手掛けた。本作では、アンソニー・ヴァカレロ自らが衣装のアートディレクションを担当し、50年代から80年代までの時代の変遷とともに生きる様々な人々を彩る色彩豊かなファッションの数々を作り上げた。さらに、北米配給権を今世界の映画ファンに最も愛される気鋭の配給会社「A24」が獲得。パオロ・ソレンティーノ監督×サンローラン プロダクション×A24。新たなコラボレーションでスクリーンに映し出される贅沢な映画体験は必見だ。

映像では、印象的なシーンの撮影風景の数々が映し出されながら、セレステ・ダッラ・ポルタが真摯に自身の役に取り組んだ想いを明かしている。

本作で描かれるのは、パルテノペの73年の生涯。青春時代の彼女は輝きに満ち溢れ無邪気だったが、23歳の夏、兄の自死が人生を一変させ、進むべき道を見失ってしまう。なんとか人生の歩みを止めないために自身の“美”の可能性が開く扉を開け、様々な人と出会い広がる世界をのぞきこむが、そこに居場所は見つからない。年齢と経験を重ねる中で、孤独を抱え苦悩するようになる彼女を救うのは、彼女のずば抜けた聡明さを見抜き、自責の念に苦しむ彼女に赦しの言葉を与えた、大学での恩師である人類学の教授だった。教授の導きによって、パルテノペは学問の道へ進むことを決意する。

『パルテノペ ナポリの宝石』©2024 The Apartment Srl – Numero 10 Srl – Pathé Films – Piperfilm Srl

セレステ・ダッラ・ポルタは、自身が演じたパルテノペの人物像について、「パルテノペは自由な女性の象徴です。批判されることを恐れず、美人なだけと思われても平気」「屈託のない女性で、彼女にしかない軽やかさがある」と、芯の強さを持ち、様々な人との出会いの中でしなやかに生きる女性と捉える。セレステ・ダッラ・ポルタの語る通り、パルテノペは、行く先々で人々を魅了し羨望の視線を集めるが、それを楽しむ余裕を持ちながらも、決して誰にも媚びず、流されることなく信念を貫く自立した女性として描かれている。

セレステ・ダッラ・ポルタは、パルテノペが人生で変わっていく様を演じることについて「彼女は苦悩し始める。演じやすかったのは彼女の明るさより悲しみのほうね」「“時の流れ”がテーマだったから心の機微を捉えるのに苦労しましたが、だからこそ役に入り込むことができました。監督からは多くの助言をもらいましたが、大切にしたのは“自分は自由だ”と意識し続けることでした」と語り、ソレンティーノ監督からアドバイスを受けながら、人生の浮き沈みのなかで変化していくパルテノペを作り上げていったことを明かす。

人生の酸いも甘いも味わうなかでも、誰にも左右されない、真に自由な存在であり続けるパルテノペ。一人の女性が自分の内面をひたむきに探究する旅路を見届けてほしい。

『パルテノペ ナポリの宝石』©2024 The Apartment Srl – Numero 10 Srl – Pathé Films – Piperfilm Srl

『パルテノペ ナポリの宝石』は8月22日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国ロードショー

Share On
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook