「観たら号泣!」「今すぐ会いたくなる!!」82歳女優が好演『秋が来るとき』ほか感動の“おばあちゃん映画”3選
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『テルマがゆく!93歳のやさしいリベンジ』
6月6日(金)より全国公開
『テルマがゆく!93歳のやさしいリベンジ』の主演は、なんと現在95歳で、撮影当時はタイトルの年齢である93歳で撮影に挑んだジューン・スキッブ。彼女は舞台でキャリアを積み、60歳にしてウディ・アレン監督『アリス』で映画初出演を果たした逸材だ。
そんなジューンが演じるテルマは、孫が事故を起こしたと嘘をつかれてオレオレ詐欺に引っ掛かったことにより、大奮闘を繰り広げるおばあちゃん。アクションにも参加し、孫を甘やかし、のんびり暮らしていたおばあちゃんからは想像もできない行動力を見せる。その力強さに元気をもらえること間違いなしだ。
『おばあちゃんと僕の約束』
6月13日(金)より全国公開
タイ発の『おばあちゃんと僕の約束』は、おばあちゃん役のウサー・セームカムが78歳にして俳優デビューを果たすという、驚きと夢に満ちた作品。本国では観客が号泣する様子がSNSでバズり大きく話題を呼んだが、日本版の予告編を観るだけでも涙腺が決壊しそうになるので要注意だ。
ステージ4のガンを患うメンジュは、最初はとある思惑から近づいてきた孫エムと過ごす時間の中、その懸命さで孫の考えを変えていく。メンジュ役を演じたウサーは、テスト撮影で孫役のプッティポン・アッサラッタナグンととてもいいコンビネーションをみせ、抜擢されたそう。記憶が刻まれたしわのある手や、少し小さくなった背中が、どこか自分自身のおばあちゃんと重なり目頭が熱くなる。
――どの作品も、シニア女優の圧倒的存在感と深みのある演技力に感嘆するばかり。共通しておばあちゃんと孫が描かれているので、おばあちゃんが大好きな人、最近あまり会えていないという人はぜひ、劇場に行ってみてはどうだろうか。
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