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天才ミュージシャンを突然死させた「合法」鎮痛剤とは?衰えぬ存在感をオスカー受賞作『パープル・レイン』で

天才ミュージシャンを突然死させた「合法」鎮痛剤とは?衰えぬ存在感をオスカー受賞作『パープル・レイン』で
『プリンス/パープル・レイン』© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
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稀代の天才アーティストを映画で振り返る

メンタルもフィジカルも酷使する音楽業界でも鎮痛剤に頼っているアーティストは多く、2016年にその犠牲となったのが日本でも「殿下」の愛称で多くのファンから慕われていた天才アーティスト、プリンスだった。

『プリンス/パープル・レイン』© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

プリンスの突然の死は“オピオイド・クライシス”という言葉を知らしめたが、いまや全米各地でフェンタニルの中毒者がゾンビのごとく徘徊する姿が報じられるほど深刻化。クラックやヘロイン等の“悪名高い違法薬物”を取り締まっているうちに、フェンタニルという“やさしく囁く死神”が街にはびこってしまったことは皮肉と言うしかない。

しかしプリンスは世界にかけがえのない遺産をたくさん遺してくれた。地元ミネアポリスには多くのファンが訪れ、彼が与えてくれた音楽、強く生きるための勇気、分け隔てない愛情に感謝し、また世界中に拡散し続けている。

『プリンス/パープル・レイン』© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

そんなプリンスの遺産の一つが映画であり、なかでも1984年の『プリンス/パープル・レイン』はアカデミー賞で歌曲・編曲賞を受賞した名作。かつてのプリンス自身を投影した自叙伝的なイメージが強いが、シャイだが才気あふれる青年のソウルフルでロックなサクセス・ストーリーとして、いま観てもまったく色褪せることのない青春映画である。

『プリンス/パープル・レイン』© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

ファンはもちろんリアルタイムで聴いていなかったことを悔やんでいる人も、最近その存在を知ったという人も、ぜひTV放送中の機会に『プリンス/パープル・レイン』を体験しよう。

『プリンス/パープル・レイン』はCS映画専門チャンネル ムービープラス「特集:2週連続アカデミー賞」で2025年2月放送

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