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小1女児2人殺害「証拠に疑問」のまま死刑執行<飯塚事件>の“不可解”を改めて追求する衝撃のドキュメンタリー『正義の行方』

小1女児2人殺害「証拠に疑問」のまま死刑執行<飯塚事件>の“不可解”を改めて追求する衝撃のドキュメンタリー『正義の行方』
『正義の行方』©NHK
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フランス史上最悪の冤罪劇「ウトロー事件」

現在Netflixで独占配信中『ウトロー事件:フランスを揺るがせた冤罪』は、2001年に起こったフランス最大の児童虐待事件で十数人の大人たちが一斉逮捕された、衝撃的な事件の真相を追ったドキュメンタリー。本作はフランス司法の未熟さを暴く作品であり、また実際の被害者が一部の虚偽証言によってさらに追い詰められる辛さも突きつけてくる作品である。

被害児童が存在する事件であることはもちろん、大人(司法側/容疑者側)からも子ども(被害者側)からも理解に苦しむ言動が噴出し、さらに勾留中に自死する者もいたりと、まったくもってスッキリ解決とはいかない結末なので、後味は非常に悪い。マッツ・ミケルセン主演の胸クソ冤罪映画の傑作『偽りなき者』(2012年)がソフトに思えてくるレベルだが、ゆえに観ておくべき作品とも言えるだろう。

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