ジミヘン、ジャニス、オーティスらの名演が4Kレストアの映像と音響でよみがえる!
その舞台に登場するのは、まさに新しい時代の到来を告げ、音楽界のレジェンドとなったミュージシャンばかり。ロック・ギタリストの草分け、ジミ・ヘンドリックスはギターに火をつける衝撃的なプレイを見せ、女性のロックシンガーの原点、ジャニス・ジョプリンは全身から声を絞り出すような圧巻のボーカルを披露。当時24歳だったふたりはこのパフォーマンスから3年後にドラッグの過剰摂取のため他界。当時25歳の伝説のソウルシンガー、オーティス・レディングも忘れがたい歌声を聴かせるが、彼は出演から半年後に飛行機事故でこの世を去る。若くして故人となった3人の伝説のステージを目撃できる貴重な作品となっている。
さらにフォーク・ロック界の雄、サイモン&ガーファンクル、60年代のカウンター・カルチャーの象徴、ジェファーソン・エアプレイン、ブリティッシュ・ロック界の大物、ザ・フーやエリック・バードン&ジ・アニマルズ、インド音楽の名手で、ザ・ビートルズのジョージ・ハリソンも師事したラヴィ・シャンカール。他にも反戦歌で知られるカントリー・ジョー&ザ・フィッシュ、ブルースとロックを得意にしたキャンド・ヒート、南アフリカ出身のトランペット奏者、歌手のヒュー・マセケラなど、時代を背負うミュージシャンや実力者たちが次々に登場する。
監督したのは、ダイレクト・シネマ=シネマ・ヴェリテの旗手としてボブ・ディラン『ドント・ルック・バック』、デビッド・ボウイ『ジギー・スターダスト』など数々のライブドキュメンタリー映画を手掛けているD.A.ペネベイカー。
2018年、本作はアメリカの国立フィルム保存委員会により「文化的、歴史的、また芸術的に重要」ということで半永久的保存推奨作品に登録された。今回上映される4Kレストア版は、オリジナルの16mmフィルムから16bit4Kでスキャンし、サウンドトラックは録音技師のエディ・クレイマーにより、オリジナルのアナログ8トラックテープから5.1サラウンドにリマスターして作られた。
『MONTEREY POP モンタレー・ポップ』2024年3月15日(金)より渋谷シネクイント、立川シネマシティほか全国順次公開
「特集:爆上げ!音楽ライブ映画」はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2024年1月放送