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マッチングアプリで出会った女子高生が消えた!? AR少女にのめり込みリアルとバーチャルの境界に沈んでいく男を描いた大江崇允監督作『鯨の骨』

マッチングアプリで出会った女子高生が消えた!? AR少女にのめり込みリアルとバーチャルの境界に沈んでいく男を描いた大江崇允監督作『鯨の骨』
©2023『鯨の骨』製作委員会
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監督は『ドライブ・マイ・カー』『ガンニバル』脚本の大江崇允

濱口竜介監督と共同執筆した『ドライブ・マイ・カー』が米アカデミー賞脚色賞にノミネートされ、話題沸騰の配信ドラマ「ガンニバル」の脚本も手がけた大江崇允。いま世界が注目する映画作家が、リアルとバーチャルが混濁する現代の寄る辺なさを、ミステリアスな迷宮ファンタジーに昇華させた最新監督作が『鯨の骨』だ。

©2023『鯨の骨』製作委員会

海の底には、“鯨の骨”の栄養を求めて群がる魚たちがいるという。“明日香”をさがす人々も、半バーチャル世界の底に潜り込み、ほのかな光を求めて集まってくる。果たして彼女は救いをもたらしてくれる希望か、それとも現実から目をそらし続けるための底なし沼か。誰もが確実ななにかを欲しながら、見つけられずにいる時代の不安定さを反映しながら、ときに切実に、ときにユーモラスに展開する“少女探し”。気がつけば、遠い他人ごとに思えていた“間宮”や“明日香”と自分とのリンクが見えてくる。

©2023『鯨の骨』製作委員会

拡張現実にハマる落合モトキ、不思議なカリスマを放つAR少女あの

まったくの未知だった拡張現実アプリにはまり込んでいくサラリーマン、間宮を演じたのは『桐島、部活やめるってよ』『素敵なダイナマイトスキャンダル』の落合モトキ。子役からの長いキャリアを持つ実力派が、無気力とナイーブの狭間を漂う主人公を好演。そして間宮のみならず、孤独なひとびとを引き寄せる“明日香”には、強烈な個性で注目を集めるミュージシャン、あのを起用。“あの”という存在が象徴している今の時代の空気がみごとに役に生かされており、とらえどころのないカリスマ性で唯一無二の魅力を放っている。

©2023『鯨の骨』製作委員会

また、明日香に憧れ、<ミミ>内で新たなカリスマを目指す女性、凛役に横田真悠、間宮の恋人、由香理役に大西礼芳、明日香の熱狂的な信者、しんさん役に宇野祥平が扮し、脇を固めている。

『鯨の骨』は2023年10月13日(金)より渋谷シネクイント、シネマート新宿ほか全国公開

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