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世界中で大絶賛の嵐! イ・ジョンジェ、監督・脚本・主演作『ハント』で来日 「チョン・ウソンが一番カッコいい作品にしたかった」

世界中で大絶賛の嵐! イ・ジョンジェ、監督・脚本・主演作『ハント』で来日 「チョン・ウソンが一番カッコいい作品にしたかった」
『ハント』© 2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.
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イ・ジョンジェ初監督作品

韓国での公開時には初登場1位を獲得し、「第75回カンヌ国際映画祭」ミッドナイトスクリーニング部門で上映されると約7分間のスタンディングオベーションを受け、映画ファンから喝采を浴びた。そのほか、「第47回トロント国際映画祭」「第55回シッチェス国際映画祭」「第27回オースティン・ファンタスティック映画祭」ほか数々の映画祭で上映された。さらに「第43回青龍映画賞」「第31回釜日映画賞」ほか数々の映画賞で新人監督賞を受賞。共演にはチョン・ヘジン、ホ・ソンテ、コ・ユンジョンなど韓国を代表する俳優のほか、カメオでも豪華俳優陣が出演。スパイ・アクション映画の傑作が誕生した。

「本当にこの映画を作って良かったと感じた」

『ハント』の日本公開を盛り上げるべく、監督・脚本・主演を務めたイ・ジョンジェが韓国から来日した。東京で記者会見とジャパンプレミアが開催され、まずマスコミ向けに行われた記者会見に登場したイ・ジョンジェは、「こんばんは。イ・ジョンジェです。宜しくお願いします」と日本語で挨拶し、記者会見がスタート。

本作が初監督作品となり、普段の俳優業との違いや、監督をして気付いたことについて聞かれると「俳優だけの時は演じるキャラクターだけに、ひたすら集中することができますが、演出を兼ねると様々なことをチェックしなければいけません。そのため、俳優として演じる時とは色々な意味で違いがありました」とコメント。また、世界中の映画祭で上映され話題となったが、映画祭について聞かれると「シナリオを書いている段階から国際映画祭に出品できれば良いなと思っていました。映画を通して伝えたかったテーマやメッセージが、世界中の観客の方々に届いてほしい、そして作品についてコミュニケーションをしたいという強い想いがありました。海外の映画祭に招待されたことによって、より多くの方と語り合うことができ、本当にこの映画を作って良かったと感じました」と映画祭で貴重な経験ができたと語った。

『ハント』© 2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.

その後、来場した記者から、イ・ジョンジェへの質疑応答を実施。まず盟友のチョン・ウソンをW主演に抜擢した経緯、親しい仲だからこそ演出する上で難しかったことについて質問されると、「チョン・ウソンさんと『太陽はない』で共演してから、二人で“早く違う作品で共演したいね”とずっと話していました。そして『ハント』のシナリオを書くことになり、“これ以上遅くならないうちに一緒にやろう”とキャスティングさせていただきました。親しいからこそ、撮影当初はもう一度撮影しましょうとお願いする事に対してためらいがありましたが、早くこのぎこちなさを解消しないといけないと思い、次の日からは自分が描いている表現やテンポについて彼に話すようにしました。快く受け止めてくれて、撮影現場では本当に助けてもらいました」と答えた。

そして、ここ数年の『イカゲーム』の大ヒットやスター・ウォーズのスピンオフドラマ『The Acolyte(原題)』の出演決定など、目まぐるしい激動の日々をどう受け止めていたのか聞かれると「作品に対してベストを尽くしてきましたが、一生懸命作品を撮り続けてきたところ、『イカゲーム』という作品で多くの国々の方から人気を得るという大事件が起きました。そして『ハント』の韓国公開を準備しているさなかに、『スター・ウォーズ』のキャスティングの話をいただいたんです。『ハント』で様々な映画祭をまわってるときに、『スター・ウォーズ』の役作りを同時進行で進めなければならず、本当に目まぐるしかったです。今は『イカゲーム シーズン2』の撮影をしているところで、忙しさが永遠と続いている状況ですが、個人的には嬉しいことだなと思っています」と想いを明かし記者会見は終了した。

『ハント』© 2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.

「チョン・ウソンさんは本当にかっこいい俳優」

記者会見終了後、ジャパンプレミアにも登壇。観客を前に日本語で「こんばんは」と挨拶し、「日本で僕の映画が公開されるのは本当に久しぶりですが、再び日本で公開することができ、そして美しい観客の皆さんと出会えて本当に嬉しいです」と集まった観客に対してお礼の言葉を伝えながらジャパンプレミアがスタート。

様々な映画祭での観客の反応について「序盤のアクションシーンが終わった後、“HUNT”とタイトルロゴが出たときに観客が拍手をしながら歓声を上げてくれました。その時に制作陣と観客が一緒に呼吸をしていると感じることができました」と明かした。また、W主演のチョン・ウソンとの共演は『太陽はない』以来、約24年ぶり。「親しい同僚であり友人ですし、本当に近くに住むご近所さんなので、なかなか複雑でした(笑)チョン・ウソンさんは本当にかっこいい俳優で、これまでも沢山素敵な映画に出演してきましたが、一番かっこいいなと思う作品にしたかったんです。現場でも彼と多くの会話を交わしながら、ひたすら彼をかっこよく撮りたいという思いで監督しました」と久しぶりの共演は充実したものだったようだ。本作は80年代の韓国にとどまらず東京も舞台となるが、撮影はすべて韓国で実施。東京を再現するにあたり「釜山の道路で日本から20台くらい車を運んで撮影しましたが、銃撃戦のシーンなので持ってきた車はすべて壊してしまいました(笑)日本の皆さんがどのように思われるか分かりませんが、東京のシーンは注意深く観ていただきたいです」と撮影の裏話を披露した。

最後に「コロナ禍によって往来がスムーズにできませんでしたが、韓国で僕がイベントをした際は、その都度、日本からファンの皆さんが来てくださっていました。大切な日本のファンの皆さんに感謝していましたが、実は今『イカゲーム シーズン2』の撮影をしていて、今回来日するのは容易いことではありませんでした。ただ、僕にとって大切なファンの皆さんに日本でお会いしたいと思って『イカゲーム』チームにお願いして時間を作ってもらいました。そして、直接お会いすることができて胸がいっぱいです。本当にありがとうございます」と日本のファンへ向けてコメントし、涙ぐむ観客も。盛大な拍手に包まれる中イベントは幕を閉じた。

『ハント』は9月29日(金)より新宿バルト9 ほか全国ロードショー

「今月の韓国映画」CS映画専門チャンネル ムービープラスで毎月放送中

『ハント』©︎2022 MEGABOXJOONGANG PLUS M, ARTIST STUDIO & SANAI PICTURES, ALL RIGHTS RESERVED.

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