• BANGER!!! トップ
  • >
  • 映画
  • >
  • 「世界一の“弦楽四重奏団”と組みたい」鬼才監督が熱望!4Kで復活『レクイエム・フォー・ドリーム』サントラ秘話

「世界一の“弦楽四重奏団”と組みたい」鬼才監督が熱望!4Kで復活『レクイエム・フォー・ドリーム』サントラ秘話

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook
ライター:#BANGER!!! 編集部
「世界一の“弦楽四重奏団”と組みたい」鬼才監督が熱望!4Kで復活『レクイエム・フォー・ドリーム』サントラ秘話
『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』© 2000 Requiem For A Dream, LLC. All Rights Reserved.

奇跡の傑作映画が生んだ、映画音楽史に残る“伝説的タッグ”とは

鬼才ダーレン・アロノフスキー監督の長編2作目にして“伝説のトラウマ映画”と称される傑作『レクイエム・フォー・ドリーム』が4Kリマスター版で、2月6日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開中。

このたび、本作の劇伴を手がけた作曲家クリント・マンセルが、メイン曲「Lux Aeterna」の演奏を弦楽四重奏団クロノス・クァルテットが務めることになった理由、その伝説的コラボレーションについて語るインタビュー映像が公開された。

『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』© 2000 Requiem For A Dream, LLC. All Rights Reserved.

4Kリマスターで復活!『レクイエム・フォー・ドリーム』が描く“トラウマ級”人間ドラマ

『ザ・ホエール』(2023)、『ブラック・スワン』(2010)でアカデミー賞を受賞し、『レスラー』(2008)ではヴェネツィア国際映画祭⾦獅⼦賞に輝くなど、商業的にも作家的にも⼤きな成功を収めてきた⻤才ダーレン・アロノフスキー。わずか6万ドルの低予算で製作したデビュー作『π』(1997)でサンダンス映画祭最優秀監督賞を受賞し⼀躍世界の注⽬を集めた彼の監督2作⽬が、『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』としてスクリーンに甦る。

『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』© 2000 Requiem For A Dream, LLC. All Rights Reserved.

物語の舞台は、ニューヨーク、コニー・アイランド。サラ(エレン・バースティン)は⼀⼈息⼦のハリー(ジャレッド・レト)と暮らしている。サラの唯⼀の楽しみは、TV を⾒ながらチョコレートを⾷べること。ある⽇⼤好きなクイズ番組のスタッフを名乗る⼈物から出演を依頼されたサラは、サイズアウトした⾚いワンピースを着るために「ダイエット薬」に⼿を出す。ハリーは恋⼈マリオン(ジェニファー・コネリー)との未来に向けて友⼈のタイロン(マーロン・ウェイアンズ)と⿇薬売買を始める。それぞれに夢を抱いていたはずの彼らは、やがて抜け出せない地獄へと堕ちていく――。

『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』© 2000 Requiem For A Dream, LLC. All Rights Reserved.

クリント・マンセル×クロノス・クァルテット
「世界一の彼らと組みたい」“伝説的タッグ”結成秘話

このたび公開されたのは、本作の映画スコアを手がけた作曲家クリント・マンセルが、メイン曲「Lux Aeterna」および、その演奏を手がけた弦楽四重奏団クロノス・クァルテットとの伝説的コラボレーションについて語るインタビュー映像だ。

「Lux Aeterna」は、徐々に追い詰めていくようなループする旋律が特徴だが、演奏するのは1973年に結成されて以降、伝統的なクラシック演奏ではなく“今この時代の音楽を弦楽四重奏で鳴らす”ことを使命に活動し、弦楽四重奏を保存ではなく“更新”し続けてきた存在として知られる、クロノス・クァルテット。

このコラボレーションのきっかけは、「世界一の彼らと組みたい」というダーレン・アロノフスキー監督の強い希望だったという。マンセルが「曲自体はすでにできていて、構成も整っていた」と語るように、彼は当初から、オーケストラによる感情的な盛り上げではなく、反復的でミニマル、観る者の感情を内側から侵食する音楽を構想していた。

そしてマンセルは「クレイジーなことをやっているつもりだったけど、彼らはそれを軽々と実演してくれた」と振り返り、さらに「サンプリングも好きだけど、彼ら独自の“言語”は格別だった」、「結果的に、作品を別次元に引き上げてくれた」と、この出会いが作品にもたらした決定的な力を明かしている。

「落ち込む映画」第1位 「⼼が砕ける傑作ベスト20」第1位

イギリスの映画誌「EMPIRE」が選ぶ「落ち込む映画」第1位(2009年)、アメリカのWeb サイト「Taste of Cinema」が選ぶ「⼼が砕ける傑作ベスト20」第1位(2016年)に輝くなど、観れば必ず⼼がえぐられる「トラウマ級の傑作」として映画史にその名を刻む『レクイエム・フォー・ドリーム』。なりたい⾃分になるため、夢を叶えるための“⼿段”として薬物に⼿を出した者たちが、依存症となり薬物に溺れ堕ちていく姿を、圧倒的なビジュアル、強烈な映像センスで描いている。

『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』© 2000 Requiem For A Dream, LLC. All Rights Reserved.

本作が製作された2000年から四半世紀がすぎた現在、SNSの世界的普及によって情報はますます氾濫し、人間の欲望は無尽蔵に増大しつづけている。孤独、自己顕示欲、性欲……心の欠落を埋めるために、耽溺してしまう《中毒》の恐ろしき本質を、徹底的に容赦なく描いた衝撃的傑作が今、4K リマスター版でスクリーンに蘇る。

『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』© 2000 Requiem For A Dream, LLC. All Rights Reserved.

劇場での“衝撃的映画体験”を約束する『レクイエム・フォー・ドリーム 4K リマスター』は2月6日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開中。

Share On
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook

『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』

ニューヨーク・コニーアイランド。サラ(エレン・バースティン)は一人息子のハリー(ジャレッド・レト)と暮らしている。サラの唯一の楽しみは、TVを見ながらチョコレートを食べること。ある日大好きなクイズ番組のスタッフを名乗る人物から出演を依頼されたサラは、サイズアウトした赤いワンピースを着るために「ダイエット薬」に手を出す。ハリーは恋人マリオン(ジェニファー・コネリー)との未来に向けて友人のタイロン(マーロン・ウェイアンズ)と麻薬売買を始める。それぞれに夢を抱いていたはずの彼らは、やがて抜け出せない地獄へと堕ちていく――。

監督:ダーレン・アロノフスキー
脚本:ヒューバート・セルビーJr.、ダーレン・アロノフスキー
原作:ヒューバート・セルビーJr.

制作年: 2000