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意外と知らない?青春カラテ映画『ベスト・キッド』トリビア解説!最新作『レジェンズ』公開&ジャッキー来日記念

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ライター:#BANGER!!! 編集部
意外と知らない?青春カラテ映画『ベスト・キッド』トリビア解説!最新作『レジェンズ』公開&ジャッキー来日記念
『ベスト・キッド』© 1984 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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必殺技“鶴キック”や“ワックスがけ訓練”は創作か、リアルか?

シリーズを象徴する技<白鶴の型>は、ミヤギが海辺で片足立ちする姿から始まる。劇中では「誰も倒せない必殺技」として描かれるが、これは剛術流を指導する尚禮舘の初代館長・渡口政吉氏が生み出したものとされている。つまりミヤギさんの内面的なモデルは渡口氏であるとも言えるだろう。なお、先述のパット・モリタのスタントを務めたのは国際糸東流空手道玄武会の会長、出村文男氏。

その1作目の物語の中でも最も印象的なセリフの一つである「ワックスかける、ワックスとる」は、車のワックスがけを通じて空手の基本動作を教えるというユニークな指導法。さすがに実際の空手道場では行われていないと思われるが、反復動作による身体の使い方を自然に覚えさせるという点では、武道の本質に通じるものがある。脚本家ケイメンは「退屈な基礎練習を物語に組み込むための工夫だった」と語っている。

2010年のジャッキー版は空手からカンフーへ

2010年のリメイク版でジャッキー・チェン演じる師匠が教えるのは“カンフー”である。舞台も中国・北京であり、空手の要素は殆どないのだが、タイトルを『The Karate Kid』から変更しなかったのはマーケティング上の判断。名作のブランド価値を維持するという決断は功を奏し、のちにドラマシリーズ『コブラ会』の大ヒットに繋がり、最新作『レジェンド』にもスムーズに移行することができた。

そして伝説は続く――『ベスト・キッド:レジェンズ』ついに日本公開

主人公は17歳の高校生リー。北京でミスター・ハンからカンフーの指導を受けていたが、家族の不幸により母親と共にニューヨークに移住することになる。リーは過去の出来事を忘れようと努力するが、なかなか周囲やクラスメイトと馴染めず、不当ないじめを受け、争いごとに巻き込まれてしまう。

『ベスト・キッド:レジェンズ』

そんな時、心を許せる数少ない友人から助けを求められたリーは 大切な友人のために戦うことを決意するが、自分のカンフーのスキルだけでは充分ではなことに気づく。リーのカンフーの師匠であるハンは、空手の達人ダニエルを訪ね、ミスター・ミヤギの写真の前で、リーのために助けを求める。

『ベスト・キッド:レジェンズ』

空手とカンフー、2人のレジェンドから異なる格闘スタイルを学んだリーは、新たな極みに達した<真のファイター>として究極の格闘大会に挑む!

『ベスト・キッド:レジェンズ』は8月29日(金)より全国公開

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