“革命的”SF映画『トロン』が名作『アバター』に与えた影響とは?最新作『トロン:アレス』に繋がる脅威の映像体験
『トロン:アレス』日米同時公開!
この秋、要注目の映画『トロン:アレス』が10月10日(金)より日米同時公開となる。
あの『トロン』シリーズ3作目となる本作だが、その原点である1作目『トロン』(1982年)や次作『トロン:レガシー』(2010年)は、言わずもがな映画史を語る上で欠かせないレガシー的作品だ。
そこで今回は、「トロン」シリーズの歩みを改めて振り返り、あの名作SFファンタジー『アバター』に与えた影響の可能性も探りつつ、最新作『アレス』の見どころに迫ってみよう。
『トロン:アレス』© 2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
映画におけるCGの可能性を見せつけた『トロン』シリーズ
シリーズの原点となった映画『トロン』が公開されたのは、“CG映画”という概念すら一般的でなかった1982年のこと。デジタル世界に送り込まれた天才コンピュータープログラマーのケヴィン・フリンが、生死をかけたゲームに挑んでいく様を描く。
TRON opened in theaters on this day in 1982. pic.twitter.com/XliFoBhp7e
— Computer ♥ Records (@ComputerLove_) July 9, 2025
現実世界からコンピューター・システムの“デジタル世界”へ侵入するという画期的な設定と、世界で初めて長編映画としてCGを本格導入した、まさに“映像革命”で世界に衝撃を与えた同作は、新たな映像体験で社会現象を巻き起こした。
ネオンが輝くデジタル空間やそこに登場する“ライトサイクル”というバイクなど、独創的なビジュアルはいま見ても唯一無二。そのスタイリッシュな世界観は、映像業界やゲーム業界など多方面へ大きな影響を与えている。
その28年後の2010年、続編の『トロン:レガシー』が劇場公開。最新のVFXと音楽を融合させた同作は、再び“映像革命”を巻き起こすことになる。青白く輝くネオンを基調とした、かつて誰も見たことがなかった、当時最先端の究極の映像体験は多くのファンを魅了。ダフト・パンクが手掛けた楽曲も大きな話題となり、映画の枠を超えたセンセーションを巻き起こした。
その後、「トロン」シリーズはゲームにも展開され、フロリダのマジックキングダム・パークでは、“ライトサイクル”のアトラクションも登場するなど、今もなお多くの人々やクリエイターに影響を与える世界的な人気コンテンツのひとつとなっている。
『トロン:アレス』
世界初の長編映画としてCGを本格導入し、映像エンターテイメントの歴史を切り開いた『トロン』の待望の続編。
高度に洗練されたプログラム“アレス”が、ある危険なミッションのために現実世界へと送りこまれる。いまデジタル世界と現実世界が交錯する…。
監督:ヨアヒム・ローニング (『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』、『マレフィセント2』)
出演:ジャレッド・レト (『スーサイド・スクワッド』)
| 制作年: | 2025 |
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2025年10月10日(金)より日米同時公開