「名作SFの影響」「CGじゃない本物のセット」を制作陣が明かす!『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』撮影秘話
もう観た?『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』全国公開中
『アベンジャーズ』シリーズなどで知られるマーベル・スタジオによる「ファンタスティック4」待望の第1作、『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』が全国公開中だ。
ということで今回は、鑑賞前後を問わず知っておきたい『ファンタ4』制作秘話をご紹介。本作のエグゼクティブ・プロデューサーたちが語る“あの名作”からの影響、そして私たちと同じ“SF大好き”な制作陣の和気あいあいエピソードとは?
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』© 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.
MCU作品<37作連続全米初登場No.1>記録を更新!
マーベル・スタジオが初めて描く伝説のヒーローチーム“ファンタスティック4”のデビュー作として、全世界で大きな注目を集めた本作。全世界でのオープニング興収2億1800万ドル(約322億6400万円※)という記録的な大ヒットスタートを切り、週末の世界興収ランキングでも堂々の第1位を獲得。さらにはマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品の37作連続全米初登場No.1という驚異的な記録を更新してみせた。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』© 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.
そんな本作で描かれるのは、異なる力と個性を持ち、揺るぎない家族の絆で“最強”を超えた唯一無二のヒーローチーム“ファンタスティック4”の物語。時には<家族>、時には世界中から愛されるヒーローチーム<ファンタスティック4>として活躍する彼らだったが、家族の間に<新たな命>が加わろうとしていたその時、惑星を食い尽くす規格外の巨大な敵”宇宙神ギャラクタス”の脅威が地球に迫る。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』© 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.
ギャラクタスの狙いは、新たに生まれてくる子供だった。地球滅亡へのカウントダウンが進む中、彼らが守るのは全人類か、家族か……。一人の人間としての葛藤を抱えながらも、4人はヒーローとして立ち向かう。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』© 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.
観客からは「1960年代のSF映画感があって良かった」、「MCUというより00年代SFヒーロー映画を観た気分」、「作中でもレトロSFの世界が本当に魅力的だったよね」と、レトロフューチャー×SFの世界観に絶賛の声が続出。その裏には、観客の心をつかむ世界観を作り上げたスタッフ陣たちの熱いSF映画愛が込められていた。
「作品が出来上がっていくのを目の当たりにするのは本当に楽しい」
エグゼクティブ・プロデューサーのティム・ルイスは、制作において参考にした数々の名作を明かす。
『アポロ13』をはじめ、多くの60年代の映画を参考にしました。そう、キューブリックの『2001年宇宙の旅』は名作ですね。『卒業』といった、あの時代の他の映画も観ました。
ルイスが「(監督の)マット・シャクマンは、一同にその時代の感覚を味わってほしかったのです。60年代はどうだったのかや、当時はCGを多用するのではなく、いかにリアルな手法で制作されていたのかをね」と語るとおり、実際に劇中に登場したラボやファンタスティック4が住むバクスター・ビルはCGではなくセットを作りあげ、“実写”にこだわって作られたという。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』© 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.
そうしたこだわりがあったからこそ、レトロフューチャーな世界観がリアルに映し出され、観客により一層作品の世界観に浸ることができる仕上がりになったのだろう。このあたりは是非、劇場の大スクリーンで確認したいところだ。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』© 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.
また、同じくエグゼクティブ・プロデューサーのグラント・カーティスは「ケヴィン・ファイギとマット・シャクマン、そしてマイケル・ジアッチーノ(音楽担当)がSFのことを話しているのを聞いていると、まるで母親違いの3兄弟のようなのです。3人が同じ頭脳と同じ愛を共有しているような感じです」と、SF話をきっかけに3人が現場で意気投合していた秘話を明かす。
ファンタスティック・フォーのコミックだけでなく、宇宙やSF全般が好きなのです。作品が出来上がっていくのを目の当たりにするのは本当に楽しいものです。私は『スター・ウォーズ』とその3部作の申し子ですからね。でも、彼らはキューブリックやスタートレックのファンでもあります。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』© 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.
カーティスがそう語るように、彼らがいちクリエイターであるとともに私たちと同じくSF映画を愛するファンだからこそ、観客を魅了する世界を作り上げることができたのだ。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』© 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.
『アベンジャーズ』新章に向けた“ファースト・ステップ”として、この夏必見の超大作『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は現在全国公開中。制作陣が込めたSF愛が劇中でどんな風に描かれているのか? ぜひ映画館の大スクリーンで確認しよう。
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『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』
宇宙ミッション中の事故で特殊能力を得た4人のヒーロー・チームは、その力と正義感で人々を救い、“ファンタスティック4”と呼ばれている。世界中で愛され、強い絆で結ばれた彼ら“家族”には、間もなく“新たな命” も加わろうとしていた。
しかし、チームリーダーで天才科学者リードのある行動がきっかけで、惑星を食い尽くす規格外の敵”宇宙神ギャラクタス”の脅威が地球に迫る!滅亡へのカウントダウンが進む中、一人の人間としての葛藤を抱えながらも、彼らはヒーローとして立ち向かう。
いま、全人類の運命は、この4人に託された──。
監督:マット・シャクマン
出演:ペドロ・パスカル、ヴァネッサ・カービー、ジョセフ・クイン、エボン・モス=バクラック
日本版声優:子安武人(リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック役)、坂本真綾(スー・ストーム/インビジブル・ウーマン役)、
林勇(ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ役)、岩崎正寛(ベン・グリム/ザ・シング役)、楠大典(ギャラクタス役)、上田麗奈(シルバーサーファー役)
| 制作年: | 2025 |
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全国公開中