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【18禁+】「大胆露出」「エレガントなエロティシズム」美しくも深い“闇”どう表現した?『秘顔-ひがん-』制作秘話

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ライター:#BANGER!!! 編集部
【18禁+】「大胆露出」「エレガントなエロティシズム」美しくも深い“闇”どう表現した?『秘顔-ひがん-』制作秘話
『秘顔-ひがん-』© 2024 [STUDIO&NEW, SOLAIRE PARTNERS LLC]. All Rights Reserved.
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邸に隠された“秘密の空間”とは……?

失踪した婚約者スヨンの行方を追っていたソンジンの前に突然現れた謎の女ミジュ。互いに惹かれ合い、禁忌を犯してしまった二人を目撃していたのは、“最も近くの密室”に閉じ込められていたスヨンだった。

本作では劇的に変化するキャラクターの感情と、スリラーとしての唯一無二の雰囲気を最大化するために、特に空間と照明、撮影が緻密に設計された。“密室サスペンス・スリラー”というジャンルの通り、密室を舞台にどんでん返しが連続、息もつかせぬ怒涛の展開が繰り広げられる。

『秘顔-ひがん-』© 2024 [STUDIO&NEW, SOLAIRE PARTNERS LLC]. All Rights Reserved.

「密室を通して、魂や本能の暗い道筋を表現したかった」というキム・デウ監督の言葉通り、“密室”は事件現場であり物語の中心だ。

ソンジンとミジュが情事に及び、2人の感情が高ぶる場面では、人工的な照明を極力排除することで観客が多層的な感情を体験できるよう演出。カメラを密室から、情事を見つめるスヨンの近くに配置することで、スヨンの激しく揺れる感情を強烈に感じられる臨場感を作り出した。細心の注意を払った撮影と照明が、まるでスクリーンの中に入ったかのような没入感と緊張感を実現している。

『秘顔-ひがん-』© 2024 [STUDIO&NEW, SOLAIRE PARTNERS LLC]. All Rights Reserved.

緻密な美術がキャラクターの物語を引き立てる

また、オーケストラのリハーサルホールや、ソンジンのオフィス、邸宅、レストラン、ミジュの家など、あらゆる空間の緻密な設計もキャラクターの物語を効果的に伝えた。

ソンジンの仕事場であるリハーサルホールにはクロム素材で作られた木製のオブジェを設置し、キャラクターがもつ冷たい雰囲気を表現。ソンジンとスヨンが住む邸宅には、エッジの効いたヴィンテージ家具を配置することでキャラクターの好みを表現。シャープな風景が両者の緊張した雰囲気を演出した。

『秘顔-ひがん-』© 2024 [STUDIO&NEW, SOLAIRE PARTNERS LLC]. All Rights Reserved.

さらに、ソンジンとミジュが初めて訪れるレストランの外では、次第に絡み合う2人の関係と雰囲気をツルバラで表現。華やかな空間とは異なり、湿った暗いトーンをまとったミジュの裏庭は、キャラクターが隠している複雑な内面を垣間見せる。

細部にまで神経を尖らせ制作されたことにより、その場にいるかのような緊張感を持ち没入することができる映画『秘顔-ひがん-』は、6月20日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開。

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『秘顔-ひがん-』

婚約者が消えた。残された手がかりは、「あなたと過ごせて幸せだった」というビデオメッセージだけ――。
将来有望な指揮者ソンジンは、オーケストラのチェリストでもある婚約者スヨンの失踪に動揺していた。喪失感に苦しむなか、ソンジンは公演のためにチェリスト代理のミジュと対面する。スヨンの代わりはいないと考えていたソンジンだったが、言葉にしがたいミジュの魅力にたちまち惹かれていった。大雨の夜、ソンジンとミジュは、スヨンのいない寝室で許されない過ちを犯す。しかし、欲望のままに求め合う2人を失踪したはずのスヨンがすぐ<そこ>で覗いていた――。

監督:キム・デウ『情愛中毒』
出演:ソン・スンホン「エデンの東」  チョ・ヨジョン『パラサイト 半地下の家族』  パク・ジヒョン「財閥 x 刑事」

制作年: 2024