幼女失踪、集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポット…
「これは、ある地方の地図です。この地方の■■■■では、怪現象、行方不明、未解決事件が多発しています」
そんなナレーションから始まる、不気味な本予告。行方不明のオカルト雑誌の編集者が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪、中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々だった。
彼は、なぜ消息を絶ったのか? 今どこにいるのか? 同僚の編集部員・小沢(赤楚衛二)と記者の千紘(菅野美穂)は、行方を捜すうちに、それらはすべて“近畿地方のある場所” へとつながっていることに気付き……。
▼瀬野千紘(演:菅野美穂)
失踪事件の調査を進めるにつれて“ある場所”へ迫っていくオカルトライター。
▼小沢悠生(演:赤楚衛二)
千紘と行動を共ににしていくうちに“ある場所”の謎に魅せられていく雑誌編集者。
© 2025「近畿地方のある場所について」製作委員会
◆小沢と千紘の背後のポスターに、“人らしき顔”が浮かび上がる!?
予告編でまず目を引くのが、エレベーターでのシーンだ。小沢によって編集部に呼び出された千紘。二人が資料室に向かうためエレベーターに乗っていると、不意にライトが点滅し始め、暗転した一瞬、二人の後ろに貼られたポスターに“人の顔らしき影”が! 謎に近づく彼らへの警告か、それとも何かのメッセージか……。
◆幼女失踪、中学生集団ヒステリー、恐怖のチェーンメール…どんな事件なのか?
失踪した雑誌編集者が残した資料を調べる中で、小沢と千紘は次々と不気味な事件の映像を発見。ある日、忽然と姿を消してしまった8歳の山科慶子ちゃん、林間学校中に集団ヒステリーを起こした中学生たち、「三人以上に送らないと死ぬ」というガラケーに送られたチェーンメールを受信し事件に巻き込まれてしまった女子高生……。
千紘も「この事件、有名なやつだよ」と口にするほど、“その筋”には知られた事件であることが推察される。恐らく異なる年代で発生したと思われるが、それぞれ一体どんな事件なのか? 資料映像のその先が待ち望まれる。
◆<了>と書かれたお札、「首吊り屋敷」、謎の遊び「ましらさま」…禁断の領域に誘われる
予告映像をよく見ると度々出てくる、四隅に<了>と書かれた謎のお札。真ん中には鳥居とその下に人らしきものが描かれているようにも見えるが、これは何かのシンボルなのだろうか。おびただしい量のロープが天井から釣り下がった“首吊り屋敷”の映像の仲にも、壁一面に貼られた<了>のお札を見ることができるが、これが指し示すものとは――。
そして小沢の「不吉な遊びですよね」というセリフと共に現れる、無邪気な子供たちが繰り広げる謎の遊び「ましらさま」。いかにも民間伝承的なネーミングだが、一体どんな意味を持つのだろうか。その謎に迫るごとに、観客もまた禁断の領域へと誘われていく…そんな危険性を感じさせるこれらの要素も必見だ。
© 2025「近畿地方のある場所について」製作委員会
◆ベランダの外で手を挙げる、そしてトンネルにたたずむ「赤い女」は何者?
衝撃シーンが連続する予告編の中で一際目を引くのが、赤い服を着た髪の長い女性の姿。夜にベランダの外から両手を挙げながら中をのぞいていたり、映像のラストで千紘と小沢が車でトンネル内を走っていたかと思えば突如目の前に出現したりと、どうやら本編でも「赤い女」は“キーパーソン”になりそうな予感だ。千紘や小沢とどのように対峙していくかにも期待が高まる。
「ここから全国に広まったんじゃないですかね」
「ちょっとヤバくないかな……」
「ここから全国に広まったんじゃないですかね」と、ある現象の広がりの根源を突き止めたと示唆する小沢、「ちょっとヤバくないかな……」と、記事に関連する不審死や失踪が多すぎることに不安を募らせる千紘。散りばめられた怪異と謎の数々が、“近畿地方のある場所”へとつながっていく。真相を確かめるため、誘われるように“その場所”へと向かうふたりだったが、そこは、決して見つけてはならない、近づいてはならない禁断の場所だった――。
予告映像ではさらに、ハンドルを握りしめながら吼え、祠の前で力なく佇む狂気を帯びた千紘の姿も。また、予告映像を細かく見ていくと、千紘と小沢が調査したであろう“ある場所”への地図や、気になるキーワードが盛りだくさんの付箋なども目にすることができる。果たして二人はどうなってしまうのか? 登場人物たちと共に“ある場所”に誘われる、新感覚の“場所ミステリー”に引き続き注目したい。
『近畿地方のある場所について』は8月8日(金)より全国公開。
『近畿地方のある場所について』
これは、あなたを“ある場所”へと誘う、近畿の禁忌の物語。
行方不明になったオカルト雑誌の編集者。彼が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪、中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々。彼はなぜ消息を絶ったのか?いまどこにいるのか?同僚の編集部員は、女性記者とともに行方を捜すうちに、恐るべき事実に気がつく。それらの謎は、“近畿地方のある場所”へとつながっていたのだった・・・。すべてが白日のもとに晒された時、衝撃の結末が待ち受ける。
原作:背筋「近畿地方のある場所について」(KADOKAWA)
出演:菅野美穂、赤楚衛二
監督:白石晃士
脚本:大石哲也 白石晃士
脚本協力:背筋
音楽:ゲイリー芦屋 重盛康平
主題歌:椎名林檎「白日のもと」(EMI Records/UNIVERSAL MUSIC)
| 制作年: | 2025 |
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2025年8月8日(金)より全国公開