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「松井ケムリはグルーヴを理解してる」Zeebraが明かす赤坂サイファー『サンダーボルツ*』REC秘話

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ライター:#BANGER!!! 編集部
「松井ケムリはグルーヴを理解してる」Zeebraが明かす赤坂サイファー『サンダーボルツ*』REC秘話
『サンダーボルツ*』© 2025 MARVEL
Zeebra
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Zeebraが語る! 赤坂サイファーと『サンダーボルツ*』

マーベル・シネマティック・ユニバース最新作にして、MCUの新たな歴史を刻む『サンダーボルツ*』が、8月27日(水)よりディズニープラスで独占配信中。マーベルきってのヒーローチーム、アベンジャーズと違って、最強でもなく過去に傷を持つ“クセ強な無法者”たちの活躍を描く超話題作だ。

『サンダーボルツ*』© 2025 MARVEL

すでに鑑賞した観客から絶賛の声が続々と挙がっている『サンダーボルツ*』は、TBSのバラエティ番組 『ラヴィット!』内で結成されたヒップホップ・グループ「赤坂サイファー」によるインスパイアソングも話題に。しかも、本企画のプロデューサーおよび楽曲制作をレジェンドラッパーであるZeebraが担当するということで、その注目度は映画の枠を超えてお茶の間に広く浸透していた。

さらに今年4月30日(水)の 『ラヴィット!』では、赤坂サイファーがインスパイアソング「NOT GIVING UP.」の生パフォーマンスを披露。メンバーから見取り図、ロングコートダディ、松井ケムリ(令和ロマン)、酒井健太(アルコ&ピース)が参加し、迫力あふれるラップを披露しスタジオを大いに沸かせた。

このたび赤坂サイファーの勇姿を見守ったZeebraにインタビューを敢行。『サンダーボルツ*』をはじめとするMCU作品の魅力や、「NOT GIVING UP.」制作秘話などたっぷり語ってくれた。

「女性キャラクターがMCUを別の次元に引っ張ってくれている」

―Zeebraさんは以前からMCU作品がお好きとのことですが、お気に入りの作品を1つ挙げるとしたら?

自分がそこから絡ませてもらったということもあるんですが、やっぱり『ブラックパンサー』は世界観も含めてすごくカルチャーと直結しているというか、それはものすごく感じました(※『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』のインスパイアソングをSKY-HIと共に手掛けた)。アフリカに“とんでもない未来都市がある”みたいな感じもすごく面白いと思うし、やっぱりヒップホップは黒人文化の延長線上にあるので。例えば人類の起源がアフリカにあるとか、そういうことは若い頃から興味を持って勉強してきたつもりなんですけど、そういったものまで感じるというか。これは毎作品ですけど、とにかく“設定のすごさ”かな。

あとは全然違うところで、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が大好き。やっぱり音楽が最高で、セレクションの良さというか――これはもうMCUは『スパイダーマン』にしても何にしてもそうなんですが――とにかく音楽が本当に最高だなって、いつも思わせてくれる。その中でも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は“ミックステープ”がポイントになっていて、“音楽が一つ前に押してくれている”映画だなって気がしますね。

―『サンダーボルツ*』の中でZeebraさんお気に入りのキャラクター、もしくは最も感情移入したキャラクターは?

ここ3年くらいのMCUの流れだと女性キャラクターが大切だなって、すげえ思うんですよね。『マーベルズ』もありましたけど、やっぱり女性の存在が、ここ最近のMCUをまたちょっと別の次元に引っ張ってくれている感じがするので。だから今回も、そこらへんがポイントかなという気はしますね。

『サンダーボルツ*』を観る前の心の拠り所はバッキー(・バーンズ/ウィンター・ソルジャー)だったんですけど、いちばん有名どころでもあるから、「まあ、そうだよな」って感じで(笑)。だから逆に、他のキャラクターに興味がどんどん向いたというか。彼ら(エレーナほかサンダーボルツ*の面々)が過去のMCU作品に登場した時のこととかを思い出して……そう、だから全員の過去作をもう一度観なきゃって思ってます。

『サンダーボルツ*』© 2025 MARVEL

でも本当に、その壮大な“フリの回収”みたいなところが本当に面白いし。ぶっちゃけ、ここ最近は「これからどうなっていくんだろう?」って全然わからなかったんですよね、アベンジャーズとかも。「復活するヤツもいるのかな?」とか、そんなことばっかり考えてたけど、「ぜんぜん違うベクトル行くんだ、マジか!」みたいな感じですね。

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『サンダーボルツ*』

NYの街に突如として現れた大きな黒い影。瞬く間に市民を消し去っていく謎の敵により、世界は再び大きな脅威と直面する。しかし、数々の敵から世界を救ってきたアベンジャーズは、そのピンチに姿を現さない。謎多きCIA長官のヴァレンティ-ナは、誰がこの脅威から世界を救うのかを問いかけるが、絶望の中立ち上がったのは、かつて洗脳されヒーローと対立した過去を持つウィンター・ソルジャーことバッキーだった。彼が仲間に誘ったのは、悪事を犯した過去を持つエレーナ、USエージェント(ジョン・ウォーカー)、レッド・ガーディアン(アレクセイ)、ゴースト、そしてタスクマスターだった。そこにボブと名乗る謎の男も現れ…

ヒーローじゃない彼らは、誰も空を飛べず、戦闘手段は肉弾戦のみ。好戦的な性格の彼らはチームを組むも、エレーナは突如ジョンに銃を連射し、悪役のようにビルを爆破、敵を拘束して拷問を始めてしまうなど、ヒーローとは程遠い…マーベルの新チーム「サンダーボルツ*」はアベンジャーズにかわって、この脅威から世界を救うことはできるのか?

監督:ジェイク・シュライアー

出演:フローレンス・ピュー, デヴィッド・ハーバー, セバスチャン・スタン, ワイアット・ラッセル, オルガ・キュリレンコ, ハナ・ジョン=カーメン, ジュリア・ルイス=ドレイファス

日本版声優:田村睦心 (エレーナ), 白石 充 (ウィンター・ソルジャー), 大塚明夫 (レッド・ガーディアン/アレクセイ), 鈴木達央 (USエージェント/ジョン・ウォーカー), 田中理恵 (ゴースト), 中村千絵 (タスクマスター), 藤貴子 (ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ), 梶裕貴 (ボブ), 伊瀬茉莉也 (メル)

制作年: 2025