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豪華ゲスト続々登場!“見どころお化け”な韓ドラ大傑作『ナインパズル』後半戦レポート【ややネタバレ有】

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ライター:#BANGER!!! 編集部
豪華ゲスト続々登場!“見どころお化け”な韓ドラ大傑作『ナインパズル』後半戦レポート【ややネタバレ有】
『ナインパズル』©2025 Disney and its related entities
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ファン・ジョンミン、パク・ソンウンら豪華ゲスト登場!でも即死亡!?

※注意:物語の内容に触れています。

シリーズ後半戦は、イナが当事者となった10年前の事件だけでなく、さらに過去の謎にもズブズブとハマっていく。初登場の記者イ・ガンヒョンの存在や、新たなパズルのピースの発見、そして強力2班の班長ヤン・ジョンホ(演:キム・ソンギュン)の過去など、時代を行き来しながら謎が深まっていく。

『ナインパズル』©2025 Disney and its related entities

リゾート地である済州島も惨劇の舞台となり、そこで登場するのが『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』が日本公開中の、我らがファン・ジョンミン兄貴! しかし第6話の名優イ・ソンミンと同じく、秒で死亡……!! 彼が演じるオ・チョルジンの飄々としたバイブスはジョンミンならではだが、イナたちを“過去の闇”へと引きずり込むことになる重要な存在でもある。

【ここまでのパズルのピース】
①:目を閉じて写真を撮る男(イ・ガンヒョン)
②:人形を銃で撃つ男(ユン・ドンフン)
③:綿あめを手にささやく女(イ・ミヨン)
④:腕章をつけて踊る男(カン・チモク)
⑤:砂の城を壊すピエロ(ド・ユンス)
⑥:大食い大会の参加者(オ・チョルジン)

『ナインパズル』©2025 Disney and its related entities

ついにパズルのピースは6枚目となり、全9枚で構成されることがほぼ確。そして、ここまで見守ってきた観客にはイナの担当精神科医であるイ・スンジュ(演:パク・ギュヨン)と同僚ファン・インチャンが大きくフィーチャーされはじめる展開に、ヒヤリとしたものを感じるだろう。なお容疑者枠がさらに広がっていくのと反して、警察内部には疑惑を払拭する人物も。ついに<パズル連続殺人>として正式に捜査本部が設立され、かつての容疑者候補が指揮を執るのだ。

『ナインパズル』©2025 Disney and its related entities

カギとなるのは、高級タワマン(ザ・ワンシティー)を巡る被害者たちと、孤児施設出身のベテラン刑事。とはいえまだまだ謎だらけの展開に首を傾げていると、重要な新キャラ=元検事長クォン・サンボムが意気揚々と登場。演じるのはお待ちかねのパク・ソンウン! その禍々しいオーラは、いっさい説明がなくても極悪人かサイコパスだろうと予想できる。まさにユン・ジョンビン監督の人脈が炸裂した最強キャスティングである。

『ナインパズル』©2025 Disney and its related entities

ここにきて(犯人にとっては)イレギュラーな事態も起こりはじめ、あまり感情を表に出そうとしなかったハンセムが号泣するなど、登場人物それぞれに事件が深く食い込んできたことが強調される。口先を尖らせてブツクサ言う姿が愛おしかったソン・ソックが泣き叫ぶ熱演には、涙腺が決壊すること間違いなしだ。

『ナインパズル』©2025 Disney and its related entities

息をするのも忘れる壮絶展開! どうなる第10話&最終11話

ついに配信となった第10話&最終11話。だが、最後の最後まで真犯人の正体を引っ張るようなことはしない。とはいえ犯人確定からの、真相がじわじわと判明していく流れが非常に恐ろしく、また腹立たしく、犯人に同情心すら芽生えてしまう。その犯人を演じる“あの人”の印象が180度ガラッと違って見える迫力に息を呑むだろう。なんだか半分この世に存在していないような、デッサン画のように朧気な佇まいなのに、目に焼き付いて離れない不思議な存在感なのだ。

『ナインパズル』©2025 Disney and its related entities

あまりにも悲しすぎる救いのない犯行原理は、しかし最後の最後ですさまじい説得力を帯び、私たち観客を戦慄させる。今後ほかの作品で見かけるたびに思い出してはゾクリとするであろう、本作が生んだ最も大きな成果の一つと言いたくなるほどのインパクトを放っている。

『ナインパズル』©2025 Disney and its related entities

最終エピソードでは、被害者たちの言い訳無用の“原因”が、時間を20年前に遡って描かれる。言うなれば“悪のわらしべ長者”な汚職コネクションは顔をしかめたくなる腐敗ぶりなのだが、演じるキャストが豪華すぎるゆえに眼福この上なし。おそらく韓ドラ史上“もっとも豪華な死体キャスト陣”だし、この先もなかなか実現しないのではないだろうか。Kコンテンツの古参ファンには、若い頃の留学経験で日本語もペラペラな超ベテラン俳優、「ウンさま」ことキム・ウンスの登場も嬉しいところ。つくづくジョンビン監督の極太人脈おそるべし、である。

『ナインパズル』©2025 Disney and its related entities

本作を完走した観客の多くが、イナとハンセムの活躍をもっと観たい!バディものとして シリーズ化してほしい! と悶絶するはず。肩透かしをくらいがちなラストショットも丁寧に描かれていて、シリーズ続行を期待して良さそうな気配(?)。この作品世界から卒業するのが名残惜しいが、韓ドラ史に刻まれるであろう傑作の目撃者に今すぐ、なろう!

『ナインパズル』はディズニープラス「スター」にて全11話独占配信中

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『ナインパズル』

ある日、男が殺害され、現場にはパズルのピースが残されていた。第一発見者は姪のユン・イナ(キム・ダミ)。事件を担当した刑事キム・ハンセム(ソン・ソック)は、イナを容疑者として追っていたが、真相はわからぬまま未解決事件となる。そして10年後、イナはその並外れた観察力で犯人の心理的動機を暴く天才プロファイラーへと成長していた。それでもなおハンセムが疑念を捨てられない中、イナの元にある日郵便が届く。中に入っていたのは、10年前の殺害現場に残されたパズルのピースと完全に一致する、”新たなピース”。それを合図に連続殺人が始まり、イナとハンセムは再び事件の謎へと引きずり込まれていく――。

監督:ユン・ジョンビン「ナルコの神」「悪いやつら」「工作 黒金星と呼ばれた男」
脚本:イ・ウンミ「ナビレラ」

出演:ユン・イナ:キム・ダミ「梨泰院クラス」「その年、私たちは」
   キム・ハンセム:ソン・ソック「殺人者のパラドックス」『カジノ』「私の解放日誌」
   ヤン・ジョンホ:キム・ソンギュン『ムービング』「恋のスケッチ~応答せよ1988」
   チェ・サン:ヒョン・ボンシク「みかんをくれた人生」「江南Bサイド」
    ほか

制作年: 2025