『サイコ』は勢いで走るように見えて、実は細部までよく考えられています。物語の中盤で主人公を殺害するという大胆な脚本構造は、観客が抱いていた安易な物語の期待を完璧に裏切り、未知の恐怖へと放り込むことに成功しています。ヒッチコックがこの作品で成し遂げたのは、映画における「観客の共感」という契約の破壊です。観客の中に小さな問いを残す後味まで含めて、『サイコ』の魅力なのでしょう。
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1960年制作の映画
総合評価:
3.9
あらすじ
会社の金を横領した女が立ち寄ったベイツ・モーテル。そこには管理人の青年ノーマンと離れの一軒屋に住む年老いた“母”がいた……。伝説的ヒッチコック・スリラーにして全てのサイコ・サスペンスのルーツであり、その演出スタイルは恐怖感を煽るバーナード・ハーマンの音楽と共に数多くの模倣やパロディを生んだ。原作はロバート・ブロック。(allcinema)
監督:
出演者:
サイコに投稿された感想・評価
★3.9
3件のレビュー
4.1 - 5.0
33%
3.1 - 4.0
67%
2.1 - 3.0
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1.0 - 2.0
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怪談よりも電気代の請求書が怖い年頃だが、『サイコ』には別腹の恐ろしさがある。物語の中盤で主人公を殺害するという大胆な脚本構造は、観客が抱いていた安易な物語の期待を完璧に裏切り、未知の恐怖へと放り込むことに成功しています。ヒッチコックがこの作品で成し遂げたのは、映画における「観客の共感」という契約の破壊です。まあ、映画一本で人生は変わらない――ただ『サイコ』の後では、少し歩幅が変わる。
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物語の中盤で主人公を殺害するという大胆な脚本構造は、観客が抱いていた安易な物語の期待を完璧に裏切り、未知の恐怖へと放り込むことに成功しています。ヒッチコックがこの作品で成し遂げたのは、映画における「観客の共感」という契約の破壊です。特にあのシャワーシーンにおける編集は、視覚的な情報量以上に、観客の無意識に恐怖を植え付けるためのリズムが完璧に計算されています。アンソニー・パーキンスとジャネット・リーの息の合った共演にも注目したい作品です。
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