これはミステリー・サスペンスの歴史に残る息詰まる心理戦の大傑作!爆破予告を告げる犯人の意図は何なのか、張り巡らされた無数の伏線と一瞬のセリフのやり取りから目が離せず、ずっと脳みそがフル回転でした。単なる爆弾魔との攻防にとどまらず、人間の心の奥底にある悪意やエゴをじわじわと炙り出していくプロットが本当に秀逸。役者陣の狂気と緊張感に満ちた演技バトルも圧巻で、スクリーンの外にまでその緊迫感が物理的に伝わってくるようでした。二転三転する展開の果てに待ち受ける、予測不能なラストの衝撃はまさに鳥肌モノ。ネタバレ厳禁で、ミステリー好きなら、あれこれと考察を巡らせてほしい最高のサスペンスです!
爆弾
2025年制作の映画
総合評価:
4.2
あらすじ
呉勝浩の同名ベストセラーを山田裕貴の主演で映画化したミステリー・サスペンス。都内で連続爆破事件が起きる中、事前に事件の発生をほのめかした謎の中年男と刑事が、取調室で繰り広げる緊迫の心理戦の行方を、現場警察官たちがさらなる爆発を食い止めようと都内各所で爆弾探しに奔走するさまとともにスリリングに描き出していく。共演は伊藤沙莉、染谷将太、渡部篤郎、佐藤二朗。監督は「恋は雨上がりのように」「キャラクター」の永井聡。酒に酔って暴れ、警察に逮捕された謎の中年男は、取り調べに対してスズキタゴサクと名乗ると、突然霊感だと言って爆破事件の発生を予知してみせる。スズキの正体も、その目的も一切分からない中、取り調べに当たった警視庁捜査一課の類家は、スズキの言動から次の爆発現場を割り出そうと、その挑発に真正面から挑んでいくのだったが…。(allcinema)
爆弾に投稿された感想・評価
4件のレビュー
次々にカウントダウンが迫る爆破の恐怖と、極限状態のパニック描写がリアルで、週末にハラハラドキドキのスリルを味わうには最高のサスペンスでした。街全体を巻き込むスケール感と、裏で進行する緻密な謎解きのバランスが静かに絶妙で、ずっと拳を握りしめながら息を呑んで見入ってしまいました。
心理戦のセリフの応酬がメインなので少し難解な部分もありましたが、重厚な映像美と静かに緊張感を高めるBGMが素晴らしく、独自の怪しい世界観にぐいぐい引き込まれました。少し大人向けの、じっくり腰を据えて謎と対峙できる本格派のサスペンス映画。
上映開始からアクセル全開で最後まで進んでいくスピード感と、 取調室の静かな緊張感に終始翻弄され、あっという間の上映時間でした。 おもしろかった! 佐藤二朗さん、凄い。