いや、『M』は今観てもかなり強い。連続殺人事件に揺れる街で、警察だけでなく裏社会の人々までもが犯人を追い始めます。ペーター・ローレの不安定な演技が、恐ろしい行為の背後にある衝動を鮮烈に映し出します。フリッツ・ラング監督が、群衆の恐れと社会の矛盾を鋭く描いた犯罪サスペンスです。『M』ならではの魅力が、観終えたあとも静かに残ります。刺さるポイントは人それぞれ。それも含めて感想を聞きたくなる作品です。#映画
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ログインページへ1931年制作の映画
3.3
1920年代、ドイツを震撼させた連続殺人鬼“デュッセルドルフの吸血鬼”ことペーター・キュルテンに材を採ったF・ラング初のトーキー作品で、光と影を効果的に使い、犯人の恐怖感や民衆の狂気を巧みに描き出している秀作。幼い少女が次々と惨殺される事件が発生。警察当局の懸命な捜査にも関わらず犯人の見当は全くつかず、やがて暗黒街にまで捜査の輪は広げられる。これを機に暗黒街の面々は独自で犯人探しを開始、浮浪者や娼婦まで動員し憎き少女殺しを追い求める。やがて盲目の老人の証言が有力な手掛かりとなっていくが……。(allcinema)
2件のレビュー
いや、『M』は今観てもかなり強い。連続殺人事件に揺れる街で、警察だけでなく裏社会の人々までもが犯人を追い始めます。ペーター・ローレの不安定な演技が、恐ろしい行為の背後にある衝動を鮮烈に映し出します。フリッツ・ラング監督が、群衆の恐れと社会の矛盾を鋭く描いた犯罪サスペンスです。『M』ならではの魅力が、観終えたあとも静かに残ります。刺さるポイントは人それぞれ。それも含めて感想を聞きたくなる作品です。#映画
『M』を単なるホラーとして片づけると、少しもったいないです。連続殺人事件に揺れる街で、警察だけでなく裏社会の人々までもが犯人を追い始めます。ペーター・ローレの不安定な演技が、恐ろしい行為の背後にある衝動を鮮烈に映し出します。捜査の行方を追ううちに、誰が正義を判断できるのかという問いも浮かび上がります。『M』にある温度差が、物語を平板にしないのです。時代やジャンルの型から少しだけはみ出す加減が、『M』では見事です。