映画『第三の男』の魅力を簡潔にまとめると、作品ならではの見せ方にあります。キャロル・リードによるこの作品は、フィルム・ノワールの完成形にして、空間演出の教科書です。ウィーンという戦後の廃墟を、極端な斜めのカメラアングル(ダッチ・アングル)で捉えることで、道徳観が崩壊した世界を視覚的に表現した功績は計り知れません。見どころを押さえてから観ると、この作品の狙いがより伝わりやすくなります。
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1949年制作の映画
総合評価:
3.4
あらすじ
第二次大戦後のウィーン。親友のハリー・ライムの招きでこの街を訪れた作家のマーチンは、到着早々、ハリーが死亡したことを知らされる。ハリーの死には三人の男が立ち会っていたと言うのだが、その三番目の男の正体を追って、マーチンは独自の調査を開始する。陰影や構図を凝らしたサスペンス・スリラー。同名のTVシリーズ(主演マイケル・レニー)も製作されている。(allcinema)
第三の男に投稿された感想・評価
4件のレビュー
『第三の男』、こういう映画はやっぱり好きです。ウィーンという戦後の廃墟を、極端な斜めのカメラアングル(ダッチ・アングル)で捉えることで、道徳観が崩壊した世界を視覚的に表現した功績は計り知れません。アントン・カラスによるツィターの軽快な音色が、追跡劇の緊張感と奇妙なコントラストを生み出し、観客の脳裏に深く刻み込まれることとなりました。細部まで追うほど印象が変わるので、映画好きには刺さると思います。#映画鑑賞
『第三の男』では、大きな物語と人物のごく個人的な感情が並走します。キャロル・リードによるこの作品は、フィルム・ノワールの完成形にして、空間演出の教科書です。ウィーンという戦後の廃墟を、極端な斜めのカメラアングル(ダッチ・アングル)で捉えることで、道徳観が崩壊した世界を視覚的に表現した功績は計り知れません。人物を便利な記号にしないところに、『第三の男』という作品の品があります。
キャロル・リードによるこの作品は、フィルム・ノワールの完成形にして、空間演出の教科書です。ウィーンという戦後の廃墟を、極端な斜めのカメラアングル(ダッチ・アングル)で捉えることで、道徳観が崩壊した世界を視覚的に表現した功績は計り知れません。アントン・カラスによるツィターの軽快な音色が、追跡劇の緊張感と奇妙なコントラストを生み出し、観客の脳裏に深く刻み込まれることとなりました。