『ターミネーター』、観どころが一つでは終わらない映画です。スリラー映画としての「追跡劇」という普遍的なプロットに、未来からくる侵略者というSF設定を組み込むことで、これまでにないスピード感と恐怖を醸成しています。シュワルツェネッガーの肉体というアイコンを、あえて「無機質な殺戮機械」として再定義したキャメロンの慧眼は恐るべきものです。こういう作品があるから、映画を観る時間はやめられません。#映画好き
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ログインページへターミネーター
1984年制作の映画
総合評価:
3.1
あらすじ
未来で繰り広げられている人類VS機械の果てしない闘い。機械軍は人類のリーダーであるジョン・コナーを歴史から消すべく1984年のロスへ冷徹無比の殺人機ターミネーターを送り込んだ。目的は、いずれジョンを産むことになるサラ・コナーの抹殺。平凡な女子学生であるサラの前に姿を見せる黒づくめの殺人機。だがその時、彼女を守るために一人の男が現れた。男の名はカイル・リース。ジョン・コナーの命を受け、未来からやって来た戦士であった。(allcinema)
監督:
ターミネーターに投稿された感想・評価
4件のレビュー
『ターミネーター』で面白いのは、SFの約束事を使いながら、その先まで見せる点です。ジェームズ・キャメロンという映画作家の、工業的なまでの精緻さと効率的な物語構築能力が、この一作で完璧に証明されました。シュワルツェネッガーの肉体というアイコンを、あえて「無機質な殺戮機械」として再定義したキャメロンの慧眼は恐るべきものです。娯楽として走り切りながら人間の弱さまで映すところに、『ターミネーター』の知性があります。
ジェームズ・キャメロンという映画作家の、工業的なまでの精緻さと効率的な物語構築能力が、この一作で完璧に証明されました。スリラー映画としての「追跡劇」という普遍的なプロットに、未来からくる侵略者というSF設定を組み込むことで、これまでにないスピード感と恐怖を醸成しています。シュワルツェネッガーの肉体というアイコンを、あえて「無機質な殺戮機械」として再定義したキャメロンの慧眼は恐るべきものです。
「未来から殺しに来たロボットから逃げる」というシンプルな設定で、ジェームズ・キャメロンがここまでのホラー的緊張感を維持できているのが今観ても驚き。シュワルツェネッガーが悪役として出てきた最初の映画なのに、すでに「シュワちゃんキャラ」として機能しているのが不思議で面白い。続編でまさかそのキャラクターが「守る側」になるとは、という逆転の発想が映画史に残る傑作を生んだわけで、本作なしにT2は語れないということをあらためて思います。