『月』(23)で「第47回日本アカデミー賞」最優秀助演男優賞を受賞した磯村勇斗と、本作が個人での映画初主演となるAぇ! groupの末澤誠也がW主演を務め、物語の鍵を握る“メンター”役を綾野剛が演じる映画『mentor』がついに10月16日(金)より公開を迎えた。本作は、公開4日間で興収1.5億円、動員数10万人を突破した。
磯村勇斗 × 末澤誠也W主演
本作で脚本・監督を務めるのは、唯一無二の感性でオリジナル作品を生み出し続け、『ミッシング』(24)、『空白』(21)など観る者の心に鋭く切り込む“人間描写の鬼”𠮷田恵輔監督。本作は、過去に囚われたまま大人になった2人の青年と、彼らの運命を静かに、しかし確実に狂わせていく“メンター”の存在を描く、新感覚エンターテインメント。不穏さと可笑しさ、違和感と共感。そのすべてが入り混じり、A24作品を想起させるような、観る者の感情をぐちゃぐちゃにかき乱す“感情カオス”の映画体験が幕を開ける。これまでの作品をはるかに凌駕し、観る者の感情を最も揺らす、まさに今年の賞レースを大きく賑わせるであろう𠮷田恵輔監督の最高傑作が誕生した。
少年時代の花火遊びをきっかけに死傷者を出すアパート火事を起こした幼馴染の龍之介と拓海。15年の月日を経たある日、運命のいたずらか、拓海はその火事で大切なものをすべて奪われた被害者・埜本と再会を果たすことに。人を死なせた重圧から逃げられず、鬱屈した日々を送っていた拓海に対して、不自然なほど優しく接してくれる埜本。そんな彼の言葉の数々に救いを見出し、自分を明るい未来に導いてくれる「メンター」と慕い始めたことから、彼らの人生が激しく動き出す——。
本作は、全国204劇場で上映され、公開4日間(10月16日〜10月19日)で動員10万3,822人、興行収入1億6,164万円を記録し、大台である動員10万人、興行収入1.5億円突破の大ヒットスタートを切った。初週末(金土日)3日間の数字は𠮷田監督作品の映画『ミッシング』(257館/最終興収5.1億円)対比137%、『空白』(201館/最終興収1.8億円)対比343%で、𠮷田恵輔作品史最高の興行収入に向け、超好発進を切った。
さらに、本作の出品が話題を呼んだ10月9日から18日にかけてポーランドのワルシャワで開催されている国際映画製作者連盟(FIAPF)公認「第42回ワルシャワ国際映画祭」のInternational Competition(メインコンペティション部門)では、最優秀アジア映画賞(NETPAC賞)を受賞。この賞は映画祭とは独立した賞で、主催であるNETPAC(Network for the Promotion of Asian Cinema=アジア映画のプロモーション向けネットワーク)が独立映画賞として運営しており、1990年に設立され、カンヌやヴェネチア、ベルリンなどの三大映画祭はもちろん、世界60以上の映画祭で設けられ、アジア映画の国際的評価を担う重要な賞として位置付けされており、遠く離れたポーランドで名誉ある映画賞を受賞となった。本作が受賞した理由として「真の許しの重要性を提示してくれ、それが私たちの成長にもたらす力を示している」とコメントが寄せられた。邦画では二宮和也主演作『浅田家!』(20)以来の快挙となる。
日本でも主要映画サイト(映画.com、フィルマークス等)で高評価をマークし、SNS上でも、「今年観た映画で、一番面白かった。笑える。泣ける。怖い。この3つを全部ぶち込んで、最後まで全く飽きさせない」「3人とも演技上手すぎてずっと不気味で気持ち悪くて。でも“人間”でなんか凄かった」「今年観た邦画でNo. 1。まじで面白いから公開中に絶対見てほしい」「何かしらの賞は確実にとる傑作」「秘めた感情が覗く磯村勇斗さん、奇妙な言動がどハマりな末澤誠也さん、またも別人で現れた綾野剛さん。配役ドンピシャ!」「最高に癖になる狂える大好きな作品」など、衝撃と興奮の声が続々。誰一人予想できない展開が観る者の心をも狂わせ、一度観たら抜け出せない余韻から考察や感想を熱弁する“mentor心酔者”が日本全国で続出し、さらに世界へとひろがり大きな熱狂の渦を巻き起こしている。
優しく耳をくすぐる“メンター”埜本の「mentor語録」がSNSで大反響!
そんな全世界で旋風を巻き起こしている本作で特に注目を集めているのが、本作のタイトルでもあるメンター役の埜本(綾野剛)が龍之介(磯村勇斗)と拓海(末澤誠也)にかける印象的な言葉の数々である「mentor語録」だ。「自分を上機嫌にするのが、人生で最も大事なこと」「腹が立ったら、心の中で6つ数えてみる」「変化を嫌がるのは、楽をしたいからである」「心の強さは姿勢から」といった、今の時代を生きる現代人も心に留めておきたい実践的なアドバイスの数々。SNS上では「痛いとこ突いてくる」「どきっとした」「すでに私のメンターになりつつある」「自分の気持ちを見失ってマイナスになりかけるときはいつも見てる」「ほんとにわたしのmentorかもしれない」など、自身に重ね合わせ感銘を受ける声が相次ぎ、“mentor心酔者“を生み出す要因のひとつとなっている。
15年前の少年時代、花火遊びでアパートを全焼させてしまった龍之介と拓海。龍之介は、アーチェリーと出会い、競技に打ち込むことで罪の意識を封印し、オリンピック選手を目指し前を向いて生きてきた。一方の拓海は、火事のトラウマから抜け出せず、引きこもりがちな日々を過ごしていた。あの日以来、別の場所でそれぞれの人生を歩んでいた2人だったが、火事で妻子を失い大火傷を負った埜本と拓海が偶然再会したことで、3人の人生が再び交わっていくこととなる。
埜本は、本来であれば憎むべき相手であるはずの2人を赦し、オリンピックを目指す龍之介と、ネガティブになりがちな拓海それぞれに、恨みつらみではなくポジティブな言葉をかけていく。その言葉は、まるで暗闇の中の一筋の光のように拓海の肯定感を爆発的に高めていき、事あるごとにメモに書き留めるほどに埜本を心酔し、“メンター”と仰ぎ始める。そして、拓海の前向きさは次第に、アパートの元住人たちへの過剰な謝罪行為へとエスカレートしていく。対照的に龍之介は、全てを奪われた過去を持ちながらも不気味なほどの寛容さを見せる埜本に、違和感と恐怖を募らせる。そして、その心の揺れは、築き上げてきた平穏と目前にまで迫る明るい未来を揺るがす脅威となっていく——。
耳当たりの良い希望に満ちた埜本の言葉は、龍之介と拓海にとって救いか?それとも執着の対象か?また、埜本が言葉をかける真意とは? 言霊のように聞く者の心を浸食していく彼の発する“言葉”に注目だ。
そんな埜本の言葉によって龍之介と拓海の日常が影響を受けていく姿が垣間見える新場面写真が解禁。大事なオリンピックの代表選考会を前に、拓海と埜本との思わぬ再会により心が波立ち始めた龍之介。それでも夢を掴むべく、心身を整えようと坐禅に打ち込む姿がお目見えとなった。
一方、埜本に心を溶かされた拓海は彼が愛用する“ドラゴンズキャップ”をお揃いに被るほどの、異常な依存ぶりを発揮。今回解禁となった写真の中には、急速に埜本との距離を詰める拓海が、あるやり取りがきっかけとなってパニックに陥り、駅前の車道の仕切りポールに子供のようにしがみつく姿が印象的なシーンからも1枚。
じつはこのシーンは「今はこのポールが拓海にとってのメンターで、こいつでギリギリ精神を保ってる、こいつに助けてもらおうとする気持ちを込めて」と𠮷田監督らしい変化球なリクエストを末澤が見事に体現したという。「俺が試しにやってみせるのはほぼコントなんだけど、末澤さんはギリギリそうじゃないところで成立させる。ニュアンスはつかみつつも、拓海がやりそうなところに落とし込む。自分の芝居の枠を認知していて、どこまでやったらスベるかという感覚を、動物的にわかっているんだと思います」と監督からも絶賛されたカットであり、「やり切ると“見える”よ」と末澤へアドバイスを送っていた綾野からも「それやってみたい!」という言葉を引き出したほど。𠮷田組ならではの演出に振り切った演技で応えた末澤渾身のワンシーンはスクリーンで確認してほしい。
©︎2026「mentor」製作委員会
©︎2026「mentor」製作委員会
映画『mentor』は大ヒット公開中