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ジェイソンの母は、どうやって殺人鬼になったのか。A24『クリスタル・レイク / 殺人鬼の母』が10月15日、U-NEXTで始まる

ジェイソンの母は、どうやって殺人鬼になったのか。A24『クリスタル・レイク / 殺人鬼の母』が10月15日、U-NEXTで始まる
『クリスタル・レイク / 殺人鬼の母』© 2026 CAMP BLOOD LLC AND FORTITUDE GAMES, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

※ 本ページはプロモーションを含みます。
※本記事の情報は2026年9月30日時点の情報です。最新情報は公式サイトにてご確認ください。

『クリスタル・レイク / 殺人鬼の母』U-NEXT独占・全8話|『13日の金曜日』の46年後に描かれる、パメラ・ボーヒーズという女の前日譚

『クリスタル・レイク / 殺人鬼の母』とは、1980年の映画『13日の金曜日』の正統な前日譚としてA24が製作したドラマシリーズで、キャンプ場の湖で息子ジェイソンを亡くしたシングルマザー、パメラ・ボーヒーズ(リンダ・カーデリーニ)の過去に迫ります。全8話、10月15日(木)から毎週1話ずつ、U-NEXTで独占配信。字幕と吹替が同時に届きます。ホラーの季節に「怪物の前の人間」を観たい人、『13日の金曜日』の一作目を愛する人に向けて書きます。

『13日の金曜日』の一作目を、もう一度思い出してほしい

『13日の金曜日』と聞いて、ホッケーマスクの大男を思い浮かべる人は多いでしょう。ただ、1980年の一作目に、あのマスクは登場しません。一作目の犯人は、ジェイソンではなく、その母パメラでした。キャンプ場の監視員たちが目を離した隙に、湖で溺れた息子。その復讐のために、母は刃物を握った。

この事実を初めて知ったとき、私は驚くよりも、少し悲しくなりました。ホラー映画史で最も有名な殺人鬼の物語は、子を失った母の物語から始まっていたのです。シリーズが進むにつれてジェイソンが前面に出て、母の話は忘れられていきました。

『クリスタル・レイク / 殺人鬼の母』は、その忘れられた母を主役に据えます。舞台はニュージャージー州の町クリスタル・レイク。病弱な息子ジェイソンを湖の事故で亡くしたパメラは、遺体が見つからないまま町が日常に戻っていく中で、一人だけ息子を探し続けている。そこへ、彼女の過去を探る二人の見知らぬ男が訪れる。公式のあらすじが語るのはここまでです。町の人々が「パメラ・ボーヒーズとは、何者なのか」と問い始めるところから、物語は動き出します。

リンダ・カーデリーニが「殺人鬼の母」を演じる意味

パメラを演じるのはリンダ・カーデリーニです。『フリークス学園』のリンジー、『ER緊急救命室』のサム、『グリーンブック』のドロレス、そして『デッド・トゥ・ミー』のジュディ。この人の顔には、いつも「まっとうに生きようとして、少しずつうまくいかなくなる女」が宿っていました。

その顔で、殺人鬼の母を演じる。私はこの配役を聞いたとき、A24がこの作品で何をやろうとしているかを理解しました。怪物を描くのではなく、怪物になる前の人間を描く。カーデリーニは、その「なる前」を演じられる数少ない俳優です。彼女が息子の名前を呼ぶ声、湖を見つめる目、二人の男を迎えるときの表情。恐怖はそこから、ゆっくり生まれてくるはずです。

吹替はパメラを園崎未恵、ジェイソンをファイルーズあいが担当します。少年ジェイソンを演じるのはカラム・ヴィンソン。あの大男の幼い姿が、病弱な子どもとして描かれる。母と子の関係が、シリーズ全体の出発点として初めて正面から描かれることになります。

クリエイターでショーランナーのブラッド・ケイレブ・ケインに加え、製作総指揮には1980年版の脚本家ビクター・ミラーが名を連ねています。一作目を書いた人が、46年後にその前日譚に関わる。「正統な前日譚」という言葉は、この一点で裏付けられています。

『クリスタル・レイク / 殺人鬼の母』はU-NEXTで10月15日(木)から独占配信、全8話が毎週1話ずつ届きます。初回登録なら31日間無料(初回登録の方が対象)。今日10月3日に登録すれば、11月2日までの無料期間に第3話まで観られます。

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A24がホラーの古典を扱うとき

A24という会社は、『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』で、ホラーを「人間の壊れ方」を描く器として使ってきました。派手な殺しではなく、家族や共同体の中で、誰かが少しずつ正気を失っていく過程。その手つきで『13日の金曜日』の前日譚を作るというのは、大胆な選択です。

『13日の金曜日』シリーズは、二作目以降、殺しの数と方法を競う方向へ進みました。それはそれで一つの快楽です。ただ、一作目には、まだ「母の悲しみ」がありました。A24はシリーズの中で最も人間的だったその一作目に戻り、そこにあった悲しみを8話かけて掘り下げようとしている。

正直に言えば、8話という長さが吉と出るか凶と出るかは、まだ分かりません。ゆっくりした語りが、ホラーの緊張を保てるかどうか。A24のドラマシリーズは映画ほど数が多くなく、私も少し身構えています。ただ、カーデリーニと、1980年版の脚本家と、パメラという素材。この三つが揃っていて、期待しない理由のほうが見つかりません。

字幕と吹替が同時に届くことにも触れておきます。海外ドラマの独占配信で、初回から吹替が揃う例は多くありません。園崎未恵の声でパメラを観るか、カーデリーニの地声で観るか。私は一度目を字幕で、二度目を吹替で観るつもりです。母親の声の温度は、言語が変わると別の顔を見せることがあります。

毎週1話という配信形式も、この作品には合っていると思います。一気に観るのではなく、一週間ずつ、パメラが変わっていくのを待つ。ハロウィンの週に第3話が届く計算です。

一作目からジェイソンXまで。U-NEXTで辿れる46年

U-NEXTでは、1980年の『13日の金曜日』が見放題で観られます。前日譚を観る前に、あるいは観たあとに、一作目に戻ってパメラの姿を確かめる。この往復ができるのは、配信でシリーズが揃っている場所だけです。

私が勧めたい順番は、まず1980年版を観ることです。95分、当時の低予算ホラーの荒さも含めて、この映画には「母」の映画としての骨格があります。それを頭に入れてから10月15日の第1話を観ると、カーデリーニが何を引き受けているのかが分かります。

シリーズの他の作品もU-NEXTで配信されていますが、区分は作品ごとに異なるため、視聴の際は公式サイトでご確認ください。

このシリーズを観るべきなのは、こんな人

まず、『13日の金曜日』の一作目を愛している人。あの映画の犯人が誰だったかを知っている人にとって、この前日譚は46年ぶりの答え合わせになります。

次に、A24のホラーに信頼を置いている人。『ヘレディタリー/継承』の母の顔を覚えているなら、パメラ・ボーヒーズの顔もきっと忘れられなくなります。

そして、ホラーは苦手だけれど、「人が壊れていく話」には惹かれる人。この作品は、殺人鬼の物語である前に、子を失った女の物語です。

『クリスタル・レイク / 殺人鬼の母』は10月15日(木)からU-NEXTで独占配信、全8話、字幕・吹替同時。初回登録なら31日間無料(初回登録の方が対象)です。ハロウィンまでに、クリスタル・レイクの湖畔に立っておいてください。

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