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「本物のお坊さん」が“煩悩まみれ”の現金争奪戦をぶった切る!『藁にもすがる獣たち』に現役住職3名から含蓄コメント到着

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ライター:#BANGER!!! 編集部
「本物のお坊さん」が“煩悩まみれ”の現金争奪戦をぶった切る!『藁にもすがる獣たち』に現役住職3名から含蓄コメント到着
LtoR:泰丘良玄 住職(臨済宗妙心寺派 泰岳寺)、小路竜嗣 副住職(浄土宗 善立寺)、吉田眞澄 住職(曼荼羅山 善照寺)
©曽根圭介/講談社 ©2026「藁にもすがる獣たち」製作委員会

壮絶マネーサバイバル『藁にもすがる獣たち』9/25公開

江戸川乱歩賞作家・曽根圭介の傑作小説を監督・城定秀夫、脚本・小林靖子の初タッグで映画化した『藁にもすがる獣たち』。主演に鈴鹿央士、共演に成宮寛貴と森七菜を迎え、MEGUMI、前田旺志郎、二ノ宮隆太郎、青木マッチョ、岩松了、小手伸也、風吹ジュンら個性派俳優陣が集結した本作が、9月25日(金)より全国公開となる。

©曽根圭介/講談社 ©2026「藁にもすがる獣たち」製作委員会

たまたま見つけてしまった1億円をきっかけに、決して出会うはずのなかった人物たちが複雑に絡み合い、金の“獣”と化していく数奇な運命を描いた本作。バイト先のネットカフェで客の誰かが置いていった怪しいボストンバッグから思いもよらぬ大金を手にし、チャンネル登録者数“2ケタ”の弱小大学生YouTuber・佐藤寛治(鈴鹿央士)の日常は突如一変。“不良警官”江波戸良介(成宮寛貴)や、“夜職悪女”し~な(森七菜)らも現れ、想像を絶する“1億円争奪戦”に巻き込まれていくことに……。

©曽根圭介/講談社 ©2026「藁にもすがる獣たち」製作委員会

第30回プチョン国際ファンタスティック映画祭のSignature部門へ正式出品され、第30回ファンタジア国際映画祭では最優秀編集賞を受賞。海外評価の高まりとともに先日行われた日本での完成披露舞台挨拶でも大きな話題を呼んだ。

©曽根圭介/講談社 ©2026「藁にもすがる獣たち」製作委員会

そんな本作の日本公開がいよいよ来週末に迫る中、このたび“現役の僧侶たち”から本作をぶった斬る異色のオピニオンコメントが到着。日頃から人間の「業」や「欲」と深く向き合うお坊様たちは、欲にまみれた獣たちの1億円争奪戦をどう観たのか――。仏の教えから本作のテーマを紐解く、深すぎる解説コメントを紹介する。

1億円をめぐる争奪戦を“現役の僧侶たち”が独自視点で徹底解説!

大学生、警察、悪女、主婦、ヤクザ、おばあちゃん……目先の金に目が眩み、我先にと大金へ手を伸ばす登場人物たちは全員が俗物な、まさに“狂獣”。一見すると仏教の教えとは真逆な、この“地獄絵図”とも言える1億円争奪戦は、仏の道に生きる現役のお坊様の目にどう映ったのか?

©曽根圭介/講談社 ©2026「藁にもすがる獣たち」製作委員会

このたび公開されたコメントでは、1億円に群がる登場人物たちの姿を「三毒に溺れることの虚しさ」、「大金を前に何を手放すのかという問い」、「本当にすがるべきものとは何か」と鋭く指摘し、仏教ならではのアプローチで深く考察。理性を失っていくキャラクターたちの生き様を鮮やかにぶった斬りつつ、究極のエンターテインメントに隠された“我欲の根源”を丸裸にしていく。

©曽根圭介/講談社 ©2026「藁にもすがる獣たち」製作委員会

単なる娯楽作にとどまらない本作を「あなたの心に棲む獣は、足るを知っているだろうか」と我々に説いてくれる、異色かつ激アツな解説コメントは以下の通りだ。

小路竜嗣 副住職(浄土宗 善立寺)※中央

本作で人々を動かすのは、持ち運べる重さ(約10kg)でありながら人生を左右する「1億円」という絶妙な大金だ。僧侶の私は、この設定に仏教の「少欲知足(今あるもので十分満たされていると知ること)」を重ねる。目の前に1億円があってもなお、人は「満たされている」と言えるだろうか。金は新たな欲望を生むというより、元々心にあった不足感や執着を浮き彫りにする秤である。本作は娯楽作として軽快に展開しつつ、「大金を前に何を手放すか」という、観る者の中にある欲望まで映し出す。その問いは、スクリーンの中だけには収まらない。あなたの心に棲む獣は、足るを知っているだろうか。

吉田眞澄 住職(曼荼羅山 善照寺)※右

人間の「三毒(貪・瞋・癡)」(※)が招く悲劇を、因果応報という観点で冷徹に描いた地獄絵図です。丸い盥(たらい)に張られた水を自分の方へ引き寄せようとすれば、水は外側へ逃げてしまいます。強欲に狂い、怒りに任せて他者から奪おうとした獣たちは、目先の金に目が眩む愚かさゆえに、自ら破滅の水を被り全てを失うこととなりました。我欲に執着し、三毒に溺れることの虚しさを、本作は静かに我々に突きつけています。本当にすがるべきものとは何か。

※三毒(さんどく):仏教において克服すべきとされる3つの根本的な煩悩(心の毒)。「貪(とん:必要以上に欲しがる強欲)」「瞋(じん:思い通りにならず怒ること)」「癡(ち:物事の真理を知らない愚かさ)」を指す。

泰丘良玄 住職(臨済宗妙心寺派 泰岳寺)※左

お金という分かりやすい欲望に惑わされる人たち。怒涛でスリリングな展開の中にも、人間味あふれる登場人物の姿は面白みもあって、どこか自分とも重ねてしまう。人間は欲とどう向き合い、どう生きるべきなのかを、仏教的視点からも考えさせられました。四苦八苦な生きづらい世の中を生きねばならぬ私たちにとって「ほんとうに大切なもの」は何なのでしょうか。主人公がそれに気づき、欲の根源に蓋が閉じられたとき、私自身も少し救われた気分になりました。人は果たして獣なのか? すがる藁をも無くしたとき、人は果たして何に気づくのか?
良くも悪くも様々なご縁が重なったとき、人は必ずそれに気づけるのだと信じさせてくれる映画。改めて、ご先祖さまに手を合わせたくなりました!

LtoR:泰丘良玄 住職(臨済宗妙心寺派 泰岳寺)、小路竜嗣 副住職(浄土宗 善立寺)、吉田眞澄 住職(曼荼羅山 善照寺)
©曽根圭介/講談社 ©2026「藁にもすがる獣たち」製作委員会

――1億円に群がる“獣”と化したキャラクターたちが織りなす予測不能なマネーサバイバルを、衝撃のラストとともに痛快に描くループ型ノンストップ・サスペンス。日頃から人の欲望と向き合う現役のお坊様たちも太鼓判を押す、 観る者の煩悩を直撃する注目作『藁にもすがる獣たち』は9月25日(金)より全国公開。

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