キネマシトラス15周年記念作品として発表されたTVアニメ『さよならララ』が、毎週日曜24:30〜TOKYO MXにて絶賛放送中。このたび、オープニング制作の舞台裏に迫るメイキング映像が解禁となった。
「キネマシトラス」設立15周年記念作品
『さよならララ』は、『メイドインアビス』『わたしの幸せな結婚』『盾の勇者の成り上がり』『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』など、多数の人気アニメを手掛けるスタジオ「キネマシトラス」の設立15周年記念作品として発表されたオリジナルTVアニメ―ション。童話『人魚姫』を題材としており、200年後に琵琶湖に蘇った人魚姫ララの物語が展開される。監督を務める小出卓史は滋賀県出身であり、本作品が初監督作品となる。
今回、いきものがかりが歌うオープニングテーマ「さよならララ」にのせたオープニング映像の制作舞台裏に密着したメイキング映像、<『さよならララ』ができるまで —Behind the Scenes— OP制作編>が解禁となった。
本作のオープニング映像は、デジタルで描かれる色鮮やかな作風とはまた異なる、紙に描いた線画を透明なシートに転写し、絵の具で彩色していくという伝統的なアニメーション技法「セル画」を一部カットに導入した、どこか懐かしさを感じるこだわりの詰まった映像。約9分にわたる本メイキング映像では、企画段階の打ち合わせから撮影本番、完成までの貴重な軌跡を、小出卓史監督の熱意とともにたどることができるものになっている。
冒頭の絵コンテ打ち合わせで監督が語るのは、「この作品の要素を強調する」というオープニング設計。人魚姫のララが地上に立ち、滋賀の街を歩んでいくという物語を象徴する“足”を最初のカットでしっかりと見せること、そして「オープニングとしてしっかり見応えがあるものにしたい」という強い決意。主題歌の打ち合わせでは「何もかも初めてだから、『こんな感じで話していいですかね』と何度も繰り返しながら」だったと素直に明かす一方で、“オープニング”という表現については「本編にはこだわりたい部分も執着もある。けれどオープニングは少し違う。自分の表現だけになってはいけない。もっと開いて、自分の知らないところに連れて行ってほしい」と、本映像に込めた思いを吐露。「走るなら走るだけで作る、落ちるなら落ちるだけで作る。徹底すれば、どんなに手垢のついた表現でも面白いものになる」そう語る監督の終着点は「せっかくオリジナルで作ったタイトルだから、オリジナルのオープニングにしたい。どうしたらそんなことができるんだって、ずっと考えていました」という本作への揺るぎない想いであることが窺える。
「セル画」の撮影現場に密着したシーンでは、セル画の撮影が可能な撮影者・設備探しから始まり、見つかった機材はバッテリー切れや故障で、まず修理からのスタートという壮絶な裏側も赤裸々に収録。それでも映像は、ずらりと並ぶセル用絵の具でのテスト塗り素材の色確認、今では数少ない撮影台でのセル撮影本番、さらに光の演出「透過光」と呼ばれる撮影処理までをアナログで行うという、職人たちの熱のこもった仕事ぶりが丁寧に映し出されており、光の位置を監督自身で目視しながら微調整していく姿や、繰り返す映像チェックや細かな作業に小出監督が「もうダメだ、目が震えているかも」と溢す場面も捉えられている。オープニング映像が完パケするとスタッフ陣からは安堵と喜びの優しい拍手が。
本メイキング映像<完全版>は、9月25日に発売されるBlu-ray&DVD BOX上巻にも収録されている。作品愛に溢れたスタッフたちの想いの結晶を、見届けてほしい。
©キネマシトラス/「さよならララ」製作委員会
TVアニメ『さよならララ』は毎週日曜24:30〜TOKYO MXにて絶賛放送中