【海外映画】8月7日公開の注目8作!本格“恐竜”戦争、クトゥルフ参戦の『ミニオンズ』新作、ファティ・アキン監督の新境地【2026 新作 おすすめ】
『ミニオンズ&モンスターズ』© Universal Studios. All Rights Reserved.
『白パンと独裁者』© 2025 Bombero International Gmbh & Co. Kg
【2026年8月7日公開の海外映画8選】
🎞️『プリミティヴ・ウォー 恐竜戦争』
1968年、激戦のベトナム戦争最中、密林で特殊任務に就いた米軍グリーンベレーの精鋭からなる〈毒ヘビ部隊〉が消息を絶った。
その捜索を命じられ現地に赴いた米軍〈ハゲワシ小隊〉は、密林の奥で突如恐竜の大群に遭遇。
それは、人類史上初となる――「恐竜との全面戦争」の始まりだった。
『プリミティヴ・ウォー 恐竜戦争』©SPARKE FILMS PTY LTD ALL RIGHTS RESERVED 2025
これまで怪物や地球外生命体を描いてきたオーストラリア気鋭の監督ルーク・スパークは、ハリウッドに企画を持ち込むも「君はスピルバーグじゃないんだから恐竜を描くことはできない」とけんもほろろにあしらわれた。この苦い経験を胸に秘め、スパークは一人で【監督・脚本・製作・編集・美術】を担当、アイデアと技術を結集、VFX全開、圧倒的熱量で≪映画史上最も容赦ない恐竜映画≫を作り上げた。
恐竜だけでなく、元米海兵隊軍人がミリタリー・アドバイザーとして参加、脚本段階では『プラトーン』(86)、『プライベート・ライアン』(98)のデイル・ダイが監修するなど戦争映画品質も抜かりはない。また劇中を盛り上げるのは、ベトナム戦争もの定番ジョン・フォガティ「フォーチュネイト・サン」「ジャングルを越えて」。スペンサー・デイヴィス・グループの「愛しておくれ」が激闘の裏で観る者の心に深く刻まれる。
『地獄の黙示録』(79)『ジュラシック・パーク』(93)『ランボー/怒りの脱出』(85)『エイリアン2』(86)等を彷彿とさせる展開をこれでもかとぶち込んだ、あきれるほどの突撃態勢でハリウッドに真っ向勝負を挑んだ本作は、噴火した観客からの絶大な支持により、現在躊躇なく続編の製作が始まっている。
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🎞️『ミニオンズ&モンスターズ』
今度のミニオンズは…モンスター映画を作る!?
最強最悪のボスを求めて旅するミニオンズがたどり着いたのは、夢あふれるハリウッドの世界! ジェームズは、ヘンリー、エドとともにモンスター映画作りに挑戦する。
けれど、小さなモンスター・グーミーの案内で映画にぴったりなモンスター探しの旅へ出ることになり、ボスを探したい他のミニオンズと仲間割れしてしまう……。
さらに、ヤバいモンスターが街に放たれて大パニック! 頼れるミニオンズがいない中、ジェームズ、ヘンリー、エドは世界を救う事ができるのか?
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🎞️『白パンと独裁者』
ドイツの勝利を願ってはいけないの?
世界が変わる1週間の物語第二次世界大戦末期、本土へ向かう爆撃機が上空を飛行する中、ドイツ北部に位置するアムルム島はどこか美しく、楽園のような静寂を保っていた。
戦地から疎開してきた12歳の少年ナニングは、父に代わり農作業で得たわずかな食糧で身重の母と幼い弟、叔母ら家族を支えている。 島民たちが終戦を待ち望むなか、ナチス国家、ひいてはヒトラーへの忠誠を信じて疑わない母・ヒレ。しかし、ラジオがその死を告げた瞬間、彼女は取り乱し、家族の日常も一変していく。
生気を失い、食事を拒むヒレが唯一欲したのは、たっぷりのバターとはちみつが塗られた白パンだった――
母の願いを叶えるための冒険の中で、ナチスへの忠誠が当たり前だった少年が目にする、戦争の終わりと家族の秘密。彼が守りたかった世界を揺るがす、静かなる衝撃が明かされる。
『白パンと独裁者』© 2025 Bombero International Gmbh & Co. Kg
ドイツの名匠 ファティ・アキン監督キャリア史上最大の新境地!
恩師の幼少期にまつわる実話を描き出す
『女は二度決断する』(17)でゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞し、世界中を熱狂させてきたドイツの鬼才ファティ・アキン。本作は、彼の恩師でありドイツ映画界の重鎮ハーク・ボームの幼少期の記憶を、愛弟子であるアキンが映画化した渾身の一作。
本作は、第78回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門に正式招待されたほか、ドイツで最も影響力のある第47回バイエルン映画賞にて最高賞を受賞、ドイツ国内で観客動員数55万人を突破し大ヒットを記録するなど、国内外問わず世界的に喝采を浴びている。さらにはアキンとは初タッグとなる『インデペンデンス・デイ』(96)の撮影監督を務めた、カール・ウォルター・リンデンローブによるアムルム島の絵画のような海景、そして張り詰めた静寂の瞬間を美しく捉えた映像が高く評価され、第40回全米撮影監督協会賞にもノミネートされた。
これまで個人の情熱をダイナミックに描いてきたアキンが、1945年の歴史の震えを、詩的なまなざしで捉えた本作は、まさにキャリア史上最大の新境地。本作が映画デビューとなる新星・ジャスパー・ビラーベックらフレッシュな感性と、ドイツ映画界のみならずハリウッドでも活躍するダイアン・クルーガーら実力者の確かな重みが見事に溶けあい、観る者の心に深く染み入る。
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🎞️『バグダッド・メッシ 片足のサッカー少年』
2009年、イラク戦争下のバグダッド。11歳の少年ハムディは、メッシに憧れ、泥だらけのサッカーボールを日々追いかけていた。しかし、その日常は一瞬の爆撃で崩れ去る。テロに巻き込まれた彼は、病院のベッドで片足を失った姿で目を覚ます。
夢も自由も奪われ、さらに父カディムの仕事への憎悪から自宅を放火された一家は、辺境の村へ逃れる。移住先でも「片足しかない」とサッカーチームから拒絶され、居場所を見失うハムディ。しかし、献身的に支える両親の深い愛が、閉ざされた少年の心を動かしていく。
何もかもが変わった世界で、彼は家族の励ましを糧に、一本の足でもう一度夢を見るために立ち上がる。その不屈の輝きは家族に希望を灯すが、戦争という無慈悲な現実はなおも容赦なく彼らに襲いかかる。
『バグダッド・メッシ』© A Team Productions | Column Film | 10.80 Films | Macgyver
2015年、アカデミー賞®短編実写部門の最終候補となり世界を震撼させた傑作が、9年の歳月を経て長編映画として新生した。第97回アカデミー賞®国際長編映画賞のイラク代表にも選出され、各国の映画祭で最優秀賞を席巻。主演のハムディを演じたアフマド・モハメド・アブドラも第10回ドホーク国際映画祭では最優秀男優賞に輝くなど、社会派ドラマとして破格の完成度を誇る。
本作に比類なき説得力を与えているのは、主演のアフマド自身が歩んできた過酷な「現実」だ。彼はわずか5歳の時、テロによって片足と最愛の父を失った経験を持つ。そんな彼が、ハムディと同じく、史上最高と称されるサッカー選手リオネル・メッシへの憧れを胸に、不屈の精神で立ち上がる姿は、単なる演技を超えた痛切なリアリズムを体現している。
しかし本作は、逆境を跳ね返す少年の美談では終わらない。どれほど強い意志で立ち上がろうとしても、戦争という巨大な暴力は、何度でも容赦なく彼らを打ちのめす。戦争に翻弄されながらも走り続ける少年と、彼を懸命に支える家族の姿は、希望さえも飲み込もうとする非情な現実のなかで、人間が生き抜くことの真の意味を我々に問いかける。
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🎞️『叛逆のサウンドトラック』
1961年2月のある朝、歌手のアビー・リンカーンとドラマーのマックス・ローチは、新たに独立したコンゴの首相パトリス・ルムンバの殺害に抗議するため、国連安全保障理事会に突入した。約60人の抗議者たちが、不意を衝かれた警備員たちにパンチを浴びせ、ピンヒールを叩きつけ、ショックを受けた外交官たちは見守るだけだ…
この瞬間、世界は“脱植民地化”という名の地殻変動に飲み込まれていく。希望と混乱が入り混じる、新しい時代の幕開けだった。
その6か月前、16の新興独立アフリカ諸国が国連に加盟したことで、投票の多数派は旧宗主国から新興国へと移り、国際政治の重心が揺れ動いた。冷戦の緊張が最高潮に達する中、ソ連のニキータ・フルシチョフは、国連総会で靴を叩きつけ、コンゴで進行していた新たな植民地主義的な権力奪取を激しく非難する。彼はアメリカの人種差別と、国連のルムンバ転覆への関与を糾弾し、世界的な脱植民地化を即時に実現すべきだと訴えた。
その裏で、ベルギー国王ボードゥアンは、かつての植民地コンゴの豊富な資源を失うことを恐れ、アイゼンハワー政権と手を組む。特に、原子爆弾製造に不可欠な高純度ウランの供給源として、コンゴを手放すことはできなかった。こうしてコンゴは、冷戦の政治的駆け引きと国連支配の中心舞台となった。
アメリカ国務省は“ジャズ外交”を開始し、ルイ・アームストロングを“アフリカ親善大使”として派遣する。
だが彼の笑顔の裏では、CIAが支援するアフリカ初のポスト植民地型クーデターが進行しており、その結果、コンゴ初の民主的指導者ルムンバが暗殺されることになる。
この事件に呼応して、マルコムXはルムンバ支持を公言し、アフリカの統一とアフリカ系アメリカ人の人権闘争を結びつけようとした。彼にとっての闘いは「公民権」ではなく「人権」の問題であり、国連で世界に訴えるべきものだった。
一方その頃、アフリカ各地で活動していたブラック・ジャズ・アンバサダーたち——アームストロング、ニーナ・シモン、デューク・エリントン、ディジー・ガレスピー、メルバ・リストンら——は、祖国アメリカで依然として差別が合法である現実に直面しながら、“誰のために演奏するのか”という苦しいジレンマを抱えていた。
『叛逆のサウンドトラック』は、そうした歴史の一幕を、音楽と政治が共鳴した「もうひとつの冷戦史」として描き出す。アフリカの自決を破壊したその裏側の物語を、次の4人の視点で語る。
■女性解放運動の先駆者で政治家のアンドレ・ブルアン(中央アフリカ共和国)
■国連平和維持活動を率いたアイルランドの外交官コナー・クルーズ・オブライエン
■ベルギー=コンゴ出身の作家イン・コリ・ジャン・ボファン
■ソ連の指導者ニキータ・フルシチョフ。
この作品は、音楽と政治、冷戦とアフリカ独立、個人の夢と国家の現実が交錯する壮大なドキュメンタリーであり、「歴史の裏のリズム」を鮮やかに聴かせる映像詩だ。
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🎞️『ニホンジン』
多文化共生時代に生きる私達の物語
社会的なテーマを強烈なリアリズムでエンターテインメントへと昇華させてきたブラジル映画界の伝統から新たな快作が誕生した。
ブラジル出版界の最高権威である「ジャブチ賞」を2012年に受賞したオスカール・ナカザトの小説『ニホンジン(原題:Nihonjin』(水声社)を、ブラジル屈指のアニメーションスタジオPINGUIM CONTENTが映像した本作は、緻密なタッチを持つ現代アーティスト、大岩オスカールの俯瞰的かつ寓話的な視点をインスピレーションとし、大画面でダイナミックに繰り広げられる普遍的な人間ドラマとして、本国ブラジルではロングラン興行となっている。
10歳のノボルはブラジル日系移民3世。
小学校で自らの文化的アイデンティティをリサ―チする宿題を与えられ、その答えを探すため、祖父のヒデオを訪ねる。
寡黙なヒデオは自分の過去と向き合うことを避けてきたが、自分の物語をノボルに語り始める。
ノボルは一族の歴史を掘り下げていくうち、一度も出会ったことのない叔父ハルオの存在を知ることになる。
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🎞️『鯨が消えた入り江』
香港と台湾を舞台に、一通の手紙がつないだ真夏の奇跡を描く感動作。心に傷を抱える作家・天宇(ティエンユー)と孤独に生きる青年・阿翔(アシャン)が出会い、“鯨が消えた入り江”を目指して旅に出る。旅路の先で二人を待ち受けているものとは――。人気俳優の劉俊謙(テレンス・ラウ)と范少勳(フェンディ・ファン)が初共演。美しく煌めく台湾の原風景をバックに、時空を超えた男たちの絆が描かれるロードムービー。
自らの著書に盗作疑惑が浮上し、世間から激しいバッシングを浴びた香港の人気作家・天宇(ティエンユー)。心に深い傷を負った彼は、かつて文通していた少年が語ってくれた、天国につながるという“鯨が消えた入り江”を目指し、ひとり台湾へと旅立つ。まるで、死に場所を求めるかのように……。
しかし、慣れない異国の地でぼったくりに遭い、台北の繁華街で酔い潰れてしまう天宇。そんな彼を助けたのは、地元のチンピラ・阿翔(アシャン)だった。天宇が旅の目的を打ち明けると、阿翔は「その場所を知っている。お前を連れて行ってやる」と請け合う。こうして、心に傷を抱える作家と孤独に生きる青年の、一夏の旅がはじまるのだった――。
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🎞️『血を吸うスマトラオオコンニャク』
イスラーム教徒の祓魔師ノーマンのもとで生まれ育った息子イクバルは、母ディナから受け継いだ類まれなる霊能力の持ち主だった。
ある時、その力の強さゆえに狙われたイクバルをかばい、ディナは悪霊に憑り殺される。
悲しみに暮れるイクバルは自らの強大すぎる力を恨み、父ノーマンも息子の将来を案じて彼の力の一部を封印する。傷ついた家族に這い寄るのは、《死体花》の呪詛がもたらす惨劇の数々。
イクバルは悲しみを乗り超え、謎と禁忌に満ちた呪詛を祓えるのか――。
【《死体花》スマトラオオコンニャクとは?】
正式名称:ショクダイオオコンニャク。東南アジア・スマトラ島の熱帯雨林に自生する《世界最大の花》であり、昆虫を媒介とした受粉を誘うために放つ腐肉のごとき強烈な悪臭から《死体花》という異名を持ち、地元住民には忌み嫌われている。数年に一度しか開花せず、開花期間も2日程度のため、開花は《凶兆》と信じる者も。また開花時には《人間の体温》と同じ35℃〜36℃まで発熱することでも知られる。