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「制作チーム全体が“神モード”に入りました」インドNo.1ヒット作『ドゥランダル作戦』監督が明かす壮絶撮影秘話

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ライター:#BANGER!!! 編集部
「制作チーム全体が“神モード”に入りました」インドNo.1ヒット作『ドゥランダル作戦』監督が明かす壮絶撮影秘話
『ドゥランダル作戦』©Reliance Industries Limited, Mumbai, 2025. All Rights Reserved.

インドNo.1ヒット!ランヴィール・シン主演『ドゥランダル作戦』

実際に起きたテロ事件をベースに、国VS国、スパイVSテロリスト、ギャングVSギャングの、陰謀と欲望が渦巻く怒涛の展開で観る者を引きずり込む、衝撃のリアル・スパイ・アクション『ドゥランダル作戦』が、7月10日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる。

『ドゥランダル作戦』©Reliance Industries Limited, Mumbai, 2025. All Rights Reserved.

国家の存亡を懸けた極秘任務――選ばれたのは、死刑を宣告された男ただ一人。過去も名前も捨て、パキスタン最凶のギャング組織へ潜入する。国家同士の対立、スパイとテロリストの攻防、裏社会の覇権争いが交錯する中、苛烈な諜報戦と壮絶な銃撃戦、そして極限状態で揺れ動く人間ドラマが206分ノンストップで展開する。ムンバイ同時多発テロなど実際に起こった3つのテロ事件と、実在した人物をベースに描き、2025年インドNo.1ヒットを記録した限界突破の衝撃作。

このたび、本作の監督を務めたアーディティヤ・ダールのオフィシャルインタビューが到着した。

アーディティヤ・ダール監督

「全員が“純粋な意図”だけで集まってくれた。まるで友人同士が一つの夢に向かって走るように」

アーディティヤ・ダール監督は本作の視点について、「映画づくりの旅を再び始めたとき、私は約5年もの空白を抱えていました。そこから脚本を書き始め、キャスティング・ディレクターのムケシュ・チャブラが、最初にランヴィールの参加を決めてくれたんです。そこからまるで呼応するように人が集まり始め、誰もが“自分の実力を証明したい”という純粋な思いを胸に、この作品に飛び込んできてくれました」と明かす。

約5年――その空白は決して短いものではない。創作の現場から離れた時間は、焦りや葛藤を伴う一方で、自身が本当に描きたいものを見つめ直す期間でもあったのだろう。再び脚本を書き始めたその瞬間から、本作は単なる新作映画ではなく、監督自身にとっても“再出発”の意味を持つ特別なプロジェクトとなっていった。

『ドゥランダル作戦』©Reliance Industries Limited, Mumbai, 2025. All Rights Reserved.

そして、その再出発を支えたのが人との出会いだった。

最初にランヴィールが参加を決めたことは、作品にとって大きな転機となったという。一人の決断がまるで合図となり、俳優やスタッフが次々と集結。そこにあったのは、キャリアや肩書き以上に、「この作品で何かを成し遂げたい」という熱量だった。監督はチームの一体感について、このように語る。

撮影中、私たちのTシャツには “I am injured(私は傷ついている)” とプリントされていました。それは“傷つきながらも戦う覚悟”を示す象徴でした。実際、俳優もスタッフも、それぞれのやり方で限界まで挑み、命を削るような集中力で仕事に向き合ってくれた。各部署の責任者も驚くほどの働きを見せ、全員がこの映画に心血を注いだのです。

こんな奇跡のような一致は、映画づくりの現場でも滅多に起こりません。通常、プロジェクトにはさまざまな“雑音”が入り込みます。お金や名声のために参加する人がいても不思議ではない。しかし、この作品にはそれが一切なかった。俳優も、HOD(各部署の責任者)も、アシスタントも、スポットボーイ(現場の雑用係)のダダでさえ、全員が“純粋な意図”だけで集まってくれた。まるで友人同士が一つの夢に向かって走るような、そんなチームでした。

『ドゥランダル作戦』©Reliance Industries Limited, Mumbai, 2025. All Rights Reserved.

「この映画では制作チーム全体が“神モード”に入りました」

“I am injured”――その言葉は、単なるスローガンではなかった。負傷していることを認めながら、それでも前へ進む。創作とは時に、自分の限界や不安と向き合う行為でもある。だからこそ、このTシャツに込められたメッセージは、過酷な撮影現場における精神的な支柱になっていたのかもしれない。

『ドゥランダル作戦』©Reliance Industries Limited, Mumbai, 2025. All Rights Reserved.

実際、現場は決して穏やかなものではなかったという。各部署が妥協を許さず、全員が作品のために限界を押し広げていく。その姿勢は、通常の映画制作ではなかなか見られないほどの一体感を生み出していた。

私たちは、この映画に命を懸ける覚悟で臨みました。16時間、18時間の連続勤務が1年半続いても、誰一人として“自分のほうが働いている”と不満を口にする者はいなかった。全員が100%を出し切り、作品のためにすべてを捧げた。だからこそ、この映画は特別なのです。

そして私は、インド映画が言語の壁に縛られるべきではないと強く感じています。『RRR』はインド映画界を代表する作品となり、私たちの使命はインド映画を国際レベルで際立たせることにあります。韓国には『パラサイト 半地下の家族』があり、中国には『グリーン・ディスティニー』があった。私も、自分の映画をあの作品たちが立った場所へ届けたい。どこに住んでいようと、世界中の人々に“インドからも国際レベルの映画が生まれている”と感じてもらいたいのです。

それはアートハウス映画に限った話ではありません。観客が心から楽しめるエンターテインメント映画を、そのまま世界に届けたい。それこそが、最初から私たちが掲げていた意図でした。この映画では制作チーム全体が“神モード”に入りました。スタッフも俳優も、人間離れした集中力で作品に没頭してくれたんです。僕は現場で“モンスター”のようだったと思います。笑顔なんて一切なかった。でも皆がついてきてくれたんです。

『ドゥランダル作戦』©Reliance Industries Limited, Mumbai, 2025. All Rights Reserved.

その言葉から浮かび上がるのは、一人の監督の野心だけではない。インド映画そのものを世界へ押し上げたいという強い使命感だ。国や言語の違いを超え、観客の心を揺さぶる作品を届けたい――。それは壮大な夢であると同時に、本作に携わった全員が共有していた目標でもあったのだろう。

『ドゥランダル作戦』©Reliance Industries Limited, Mumbai, 2025. All Rights Reserved.

“神モード”“モンスター”という強烈な表現からも伝わるように、現場は決して甘い空間ではなかった。しかし、その厳しさの裏側には、作品への揺るぎない信頼があった。5年の空白を経て始まった映画づくりの旅は、いつしか監督一人の挑戦ではなく、全員が同じ夢を見つめる集団の物語へと変わっていったのである。

『ドゥランダル作戦』©Reliance Industries Limited, Mumbai, 2025. All Rights Reserved.

この作品には、創作の現場でしか生まれない絆の強さが宿っている。『ドゥランダル作戦』は、7月10日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開。

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『ドゥランダル作戦』

1999年の航空機ハイジャック事件、そして2001年のインド国会議事堂襲撃事件―
相次ぐテロに揺れるインド政府は極秘裏に「ドゥランダル作戦」を発動させる。パキスタンの都市カラチで最も危険な都市リヤリに巣食う最凶ギャング組織から、事前にテロの情報を掴むこと。潜入という最高難度の任務に選ばれたのは、死刑囚ハムザ(ランヴィール・シン)。身分を偽り組織に入り込んだ彼は、血塗られた抗争と裏切りの連鎖に巻き込まれながら、徐々に組織の中枢へと迫っていく。だがその先で待っていたのは、国家を揺るがす巨大な陰謀だった。任務か、信念か―逃げ場なき極限の中、彼が下す決断とは。

監督・脚本:アーディティヤ・ダール
出演:ランヴィール・シン、アクシャイ・カンナー、R.マーダヴァン、サーラー・アルジュン、ラーケーシュ・ベーディー、サンジャイ・ダット、アルジュン・ラームパール

制作年: 2025