サクッと楽しめる超バイオレンス・コメディ!
アマプラ『オーバー・ユア・デッド・ボディ』
劇場公開の大作・話題作の影に隠れているけれど、がっつり面白くてサクッと観られる映画はない? そんな人におすすめしたいのが、プライムビデオで独占配信中の『オーバー・ユア・デッド・ボディ』だ。
出演は、オフビートなコメディなどで人気のジェイソン・シーゲル、ホラーやスリラーにアクションまでなんでもこなすサマラ・ウィーヴィング、さらにティモシー・オリファントやジュリエット・ルイスなど豪華キャスト陣。トミー・ウィルコラ監督が手掛けたノルウェー映画『ザ・トリップ』(2021年)を、『俺たちポップスター』(2016年)などで知られるヨーマ・タコンヌ監督がリメイクしたバイオレンス・コメディである。
主人公は映画監督と俳優の芸術家夫婦、ダンとリサ。絶望的に不仲な二人はお互いに“相手を殺す”という目的を秘めて、人里離れた山荘を訪れる。ところが、殺害計画が露呈し絶望的な状況に陥ったところで、予期せぬ自体が発生。あっという間に鮮血が飛び散る惨劇へとなだれ込んでいく――。
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Prime Original『オーバー・ユア・デッド・ボディ』独占配信中
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事前情報ゼロで観て!びっくり展開とバイオレンス描写に口あんぐり
本作を存分に楽しむには予告映像や、視聴ページにさらっと記載されているあらすじもすっ飛ばしての即鑑賞を推奨したい。中盤以降のびっくり展開がキモになるので内容に言及するのは避けるが、『ローズ家の戦争』(1989年)のような対立構造からの『必死の逃亡者』(1955年)を彷彿とさせる衝撃ぶりは、あまりにも意外すぎて思わず笑ってしまうはず。
とにかく序盤から夫婦のギスギスっぷりが痛々しく、もはや丸く収まることは不可能と思わせるレベル。その絶望的な関係性がどう転がっていくのかが大きな見どころで、しかしそれに気付かされた頃には超絶バイオレンス展開が繰り広げらていれるものだから、口をあんぐりと開けたまま傍観するしかない。
なお地味に痛い流血描写にはじまり、身体損壊の激グロ描写までバイオレンスにはかなり気合が入っている。お話を転がすための過剰なタフ演出や、正直なくてもいい悪趣味全開の下ネタなどには顔をしかめる人もいるかもしれないが、なにしろ展開が急なので思考を拒絶させつつイッキに見せきる勢いがあって痛快だ。