意外と知らない「UFO記念日」の由来
梅雨まっただ中の6月だが、毎年24日は「UFO記念日」に制定されていることをご存知だろうか。これは国内限定の“こじつけ系”記念日ではなく、1947年のこの日、アメリカの実業家ケネス・アーノルド氏が飛行機での移動中に「超高速で空を飛ぶ9つの謎の飛行物体」を目撃したことに由来している。
この出来事が世界初の「空飛ぶ円盤(フライング・ソーサー)」の目撃例として広く報道され、のちに私たちが日常的に口にすることになる「UFO(Unidentified Flying Object/未確認飛行物体)」という言葉が生まれるきっかけとなった。なお<World UFO Day Organization>は、かの有名な「ロズウェル事件」にちなんで7月2日を「世界UFOデー」に制定している。
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古くから人々を魅了してきた“UFO”は未だ多くの謎に包まれ、宇宙のロマンや未知の存在への恐怖として、様々なエンタメ作品に昇華されてきた。最初のUFO映画は1950年に制作された『謎の空飛ぶ円盤』とされているが、アーノルド氏の目撃証言からわずか3年後の作品なのだから驚きだ。
UFOは存在自体の神秘性だけでなく、ポストモダン的価値観との親和性やインターネット以前ならではのドサクサ感も大きな魅力で、それらが数々のUFO映画を生み出す原動力となった。そんなわけで、今年のUFO記念日は新旧のSF~宇宙人映画をTVで鑑賞しつつ、遥かなる宇宙の神秘に思いを馳せてみてはいかがだろうか。
『マーズ・アタック!』(1996年)
ティム・バートン監督が放つ、B級映画愛に溢れたSFコメディ。火星人の地球襲来をコミカルかつ残酷に描く。ジャック・ニコルソンら超豪華キャストの無駄遣いと、まさかの弱点で撃退される結末が痛快な一作だ。
『宇宙人の解剖』(2006年)
1995年に世界中で大論争を巻き起こした「宇宙人解剖フィルム」の舞台裏を描く実話ベースのドキュメンタリー風コメディ。映像を捏造した若者ふたりを主人公に、映画制作のドタバタ劇をユーモアたっぷりに描いた映画愛あふれる作品。
『インデペンデンス・デイ[特別版]』(1996年)
巨大UFOによる地球侵略に人類が総力を挙げて立ち向かう大ヒットSFアクション。圧倒的な破壊描写と熱いドラマは今なお色褪せない。20年後の世界を描いた続編『〜:リサージェンス』(2016年)も要チェック。
『プロジェクト・タイタン』(2018年)
土星の衛星「タイタン」への移住のため、過酷な肉体改造手術に挑む軍人の運命を描いたSFスリラー。人類存続の希望から始まった計画が、次第に恐ろしい変貌をもたらしていくサイエンスの恐怖が緊迫感を生む。名作『惑星ソラリス』を意識したような演出も。
『第9地区』(2009年)
難民となったエイリアンと人間の隔離政策を描き、アカデミー賞にもノミネートされたSFの傑作。ドキュメンタリータッチの生々しい映像と主人公の肉体変化を通じて、現実の差別や分断問題を鋭く風刺している。