「こんな看護師がいてほしい」看護師の仕事を“ほぼリアルタイム”で追う『アダムの原罪』本編映像
『Playground/校庭』(2021年)のローラ・ワンデル監督の最新作『アダムの原罪』が、6月5日(金)より公開される。このたび、本編より看護師の献身的な仕事ぶりを切り取った抜粋映像と場面写真が解禁となった。
守るべきは社会のルールか、それとも尊い命なのか?
本作は、ベルギーの病院を舞台に、孤立した母子に寄り添おうとする看護師の葛藤と決断を、 極限の没入型映像で見すえたヒューマン・サスペンス。人手不足などで慢性的に逼迫した医療現場は、病院内の厳格なルールや司法制度に沿って運営されているが、それらのシステムは決して万能ではない。母子を引き離す裁判所命令に疑問を抱いた主人公の看護師ルシーの行動、勇気ある決断に焦点を当てた物語は、人間の良心、他者への共感といった主題を織り交ぜながら、最優先して守られるべき子供の“命”についての重い問いを投げかけてくる。
看護師の仕事を、看護師の視点からほぼリアルタイムで追った本作。抜粋映像では、分刻みで様々な患者に対峙する中、おそらくヤングケアラーとなっている移民の少年の家庭環境を把握し、福祉へと繋げようとするワンシーンが切り取られている。このシーンだけでもいかにルシーが患者へ真摯に向き合っていることが垣間見える。さらに、ルシーが患者たちに対応する様子がわかる場面写真も公開となった。
『アダムの原罪』©︎DRAGONS FILMS – LES FILMS DU FLEUVE – LES FILMS DE PIERRE – LUNANIME – FRANCE 3 CINÉMA – BE TV & ORANGE – PROXIMUS – RTBF (TÉLÉVISION BELGE) – SHELTER PROD
『アダムの原罪』©︎DRAGONS FILMS – LES FILMS DU FLEUVE – LES FILMS DE PIERRE – LUNANIME – FRANCE 3 CINÉMA – BE TV & ORANGE – PROXIMUS – RTBF (TÉLÉVISION BELGE) – SHELTER PROD
『アダムの原罪』©︎DRAGONS FILMS – LES FILMS DU FLEUVE – LES FILMS DE PIERRE – LUNANIME – FRANCE 3 CINÉMA – BE TV & ORANGE – PROXIMUS – RTBF (TÉLÉVISION BELGE) – SHELTER PROD
本作を鑑賞した社会学者の上野千鶴子は「戦場のような小児科病棟で『子の最善の利益』のために奮闘する。現場にこんな看護師がいてほしい。」と看護師ルシーに賛辞を送る。
なお、監督のローラ・ワンデルは「カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門の審査員にも抜擢されている。是枝裕和監督、深田晃司監督、濱口竜介監督、3名の日本人監督の新作を含む22作品を審査する大役を務める。
『アダムの原罪』は6月7日(金)より全国公開