もし“美しすぎるお手伝いさん”が家に来たらどうする?「ちょっとエッチな青春映画の金字塔」が深夜TV放送

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『青い体験』©AMEUROPA INTERNATIONAL - WARNER BROTHERS All Rights Reserved.

官能青春ドラマの代名詞『青い体験』

若い3人兄弟の母親が急死し、父親との男だらけな生活が始まると思いきや、葬儀を終えて家に帰ると見知らぬ美しい家政婦がいて……。1973年のイタリア映画『青い体験』はなんともベタな、しかし今観ると新鮮にすら感じる展開で始まる。

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母が生前に契約していた家政婦のアンジェラは美しいだけでなくシゴデキで、まだ幼い末っ子以外の3人はすぐメロメロに。父イグナツィオはついにアンジェラに結婚を迫るが、次男ニーノも彼女への(性的な)想いが抑えられなくなり……。

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思春期“筆おろし”映画の名作、だけど超シュール?
撮影は名匠ヴィットリオ・ストラーロ

『青い体験』は、いわゆる思春期の“筆おろし”ものという印象が強く、邦題を含め官能ドラマの代名詞のようになっているが、改めて観てみるとその異常性に驚かされる。それは主に男性の願望を象徴させたニーノのヤバい言動によるものだが、アンジェラの対応も母性を感じさせつつやはり歪んでいて、そのやり取りはシュールですらある。

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こじらせニーノはストーカー的な執着心を見せ、まるでスリラーのような暗闇シーンもあるのだが、のちに『地獄の黙示録』(1979年)などでアカデミー賞を受賞することになる名匠ヴィットリオ・ストラーロによる撮影や照明の効果により、下品な雰囲気をあまり感じさせない。展開が突飛なだけに、映像の美しさはかなり重要だ。

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そもそも露骨なセクシーシーンは意外と多くなく、むしろ“倒錯した性”を強く印象づけるが、アメリカや日本でも大ヒット。アンジェラ役のラウラ・アントネッリは世界的なセックスシンボルとなった。日本では頻繁にTV放送もされたので、昭和に青春時代を過ごした世代は強烈に記憶に刷り込まれているだろう。

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アントネッリは90年代に違法薬物の所持により拘束されるも、続編『青い体験2000』でカムバック。しかし製作時のゴタゴタが裁判沙汰に発展し、2015年に73歳で亡くなった。

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日本を含め“ご都合展開”がウリのセクシー系コンテンツのあらゆる元ネタとなった本作なので、やはり配信よりもTVでこっそり鑑賞したいところ。まだ少しだけ肌寒い夜に、部屋の照明を薄暗くしてブランケットを被って楽しんではいかが?

『青い体験』はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2026年4~5月放送

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