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明日もきっと「大丈夫!」になる“3つの処方箋” キム・ヘヨン監督の言葉を交え紐解く『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』

明日もきっと「大丈夫!」になる“3つの処方箋” キム・ヘヨン監督の言葉を交え紐解く『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』
『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』©︎2023 TWOMEN FILM ALL RIGHTS RESERVED.

ソウルの芸術団を舞台に、<母を失くした女子高生>と<完璧主義の先生>の共同生活による心の交流を描いた感動作『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』が、4月10日(金)より全国公開中。

“心の交流”を描いたハートフル・ストーリー

本作は、韓国映画で初めて、「第74回ベルリン国際映画祭」Generation Kplus部門の最優秀作品賞にあたる“クリスタル・ベア賞”を受賞。主人公イニョンを演じたのは、『ソウォン/願い』(13)で主演ソル・ギョングの娘役で映画デビューを飾ったイ・レ。『新感染半島 ファイナル・ステージ』(20)や『犬どろぼう完全計画』(14)など、現在弱冠19歳にして数々の作品に出演し、“天才子役”出身として映画ファンの記憶に刻む演技で魅了し続ける。そして、イニョンが所属するソウル国際芸術団の舞踊学科で“魔女”と呼ばれる完璧主義かつ冷徹な先生「ソラ」役には、『毒戦 BELIEVER』(17)での狂気的な演技が話題となったベテラン俳優チン・ソヨン。さらに、イニョンを陰ながら支える町の薬局で働く薬剤師「ドンウク」には、ドラマ「私の解放日誌」や映画『犯罪都市 THE ROUNDUP』(22)、『恋愛の抜けたロマンス』(21)など作品によって様々な表情でファンの心を掴むカメレオン俳優ソン・ソック。また、イニョンを敵対視している芸術団のエース「ナリ」にチョン・スビン。イニョンの唯一の友人「ドユン」にイ・ジョンハが出演。新進気鋭の新世代スターからベテラン俳優まで、世代を超えた実力派俳優たちの共演が、観客の共感を呼び起こすこと間違いなし。

メガホンを取ったのは、ドラマ「恋愛体質〜30歳になれば大丈夫」や「私が死ぬ一週間前」などで知られるキム・ヘヨン監督。本作が長編監督デビュー作となり、2025年青龍映画賞で新人監督賞を受賞。長編2作目となる『今夜、世界からこの恋が消えても』も韓国で公開されるなど、今後の活躍が期待される新鋭だ。才能あふれるキャストと新鋭監督が紡ぎ出す、笑顔の奥にある痛みと再生を描いたハートフル・ストーリーが誕生した。

『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』©︎2023 TWOMEN FILM ALL RIGHTS RESERVED.

公開直後から大きな反響を呼んでいる本作。映画レビューサイト「Filmarks」で初日満足度2位にランクインしたほか、SNSでも「優しい余韻に包まれる」「そっと背中を押してもらえる」といった、本作に癒やされた観客からの温かな感想が広がっている。

作中、「癒やし」の象徴ともいえる場所が、傷ついた主人公イニョン(イ・レ)がいつも立ち寄る、薬剤師ドンウク(ソン・ソック)が営む薬局だ。そこでは、彼女の心を優しく包み込む温かな時間が流れ、イニョンが少しずつ癒されていく姿が描かれている。今回は、そんな薬局のシーンや、イニョンを中心に広がる「癒やし」に注目。明日もきっと「大丈夫!」になる“3つの処方箋”と称して、キム・ヘヨン監督の言葉も交えながら紐解いていく。

処方箋①:失敗しても「大丈夫!」

常に完璧を求め、自分にも他人にも厳しかったソラ。しかしイニョンとの出会いを通じ、彼女自身も完璧さがすべてではないことに気づいていく。

「失敗しても大丈夫。辛い時はお互いに寄りかかって休んだ後、また歩み出せばいい。完璧さが人生を支配しなければいい。私たちは皆、必死に一生懸命生きているけれど、少しずつ自分に寛容になってもいいと伝えたかったんです」(キム・ヘヨン監督)

その想いは、本作の群舞のシーンにも重なる。一人の完璧な踊り手ではなく、欠けた部分を持つ一人ひとりが支え合いながら一つの舞台を作り上げていく。それはまさに不完全な私たちが、共に生きていく姿そのものだ。

『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』©︎2023 TWOMEN FILM ALL RIGHTS RESERVED.

処方箋②:おいしいご飯を食べれば「大丈夫!」

いつも食事を大切にするイニョン。「優しい心は炭水化物から生まれます」——これは彼女が、野菜ジュースやサプリメントばかりの味気ない生活を送るソラ(チン・ソヨン)へかけた言葉だ。おいしいものを食べて、心も身体も元気になること。そんな当たり前ながらも、大切なメッセージはもちろん、このセリフには他者への優しさ溢れる気遣いが込められている。

「食べることは、生きることそのもの。食にまつわるセリフの一つひとつに、相手への深い関心と、その人を想い、心配する気持ちを込めています」(キム・ヘヨン監督)

相手を想い、心から心配する。そんな体温のある言葉を、身近な人へぜひかけてあげてほしい。

『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』©︎2023 TWOMEN FILM ALL RIGHTS RESERVED.

処方箋③:時には誰かに寄りかかっても「大丈夫!」

悩みは一人で抱え込まず、時には誰かに心を預け、甘えることも大切だ。薬剤師のドンウクは、イニョンが辛いとき。無理に前を向かせようとするのではなく、軽い冗談を言ったり、彼女が泣きたい時にはその時間を黙って分かち合う。

「自分一人ではなく、周りの人たちとお互いに癒やし、励まし合いながら生きているということを感じてほしい」(キム・ヘヨン監督)

一人ですべてを受け止め、解決することは難しい。だからこそ、「誰かに寄りかかる」安心感を、自分自身へ、そして新生活で踏ん張る大切な誰かにも、与えてあげてほしい。

『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』©︎2023 TWOMEN FILM ALL RIGHTS RESERVED.

『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』は絶賛公開中

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