最新作『ディスクロージャー・デイ』公開目前
巨匠スピルバーグが“お蔵入り”SF大作の真相を語る
スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『ディスクロージャー・デイ』が、7月10日(金)より日本公開。スピルバーグが長年抱いてきた壮大なSFテーマへの情熱が注ぎ込まれた、巨匠の肝いりの作品だ。
このSF大作に世界中が注目する中、かつてスピルバーグが製作を断念した大型プロジェクト『ロボポカリプス』について、その真相を語ったインタビューを複数メディアが報じている。
Steven Spielberg on why Robopocalypse didn’t happen: “It would have ended a whole studio” https://t.co/V9MjR3mya3 pic.twitter.com/DEEssALbOG
— JoBlo.com (@joblocom) April 10, 2026
巨額の予算が壁となった幻のSF映画
映画『ロボポカリプス』はダニエル・H・ウィルソンの小説を原作とした、人類と反乱を起こしたAIとの死闘を描く壮大な物語(になるはずだった)。2010年にはスピルバーグが監督として契約し、ドリュー・ゴダードが脚本を執筆、キャストにはクリス・ヘムズワース、アン・ハサウェイ、ベン・ウィショーといった豪華な顔ぶれが揃っていた。
しかし、スピルバーグはこのプロジェクトを「ガルガンチュア(途方もなく巨大)だった」と述懐。製作予算は2億ドル(約300億円)を優に超えると想定され、「それは会社(映画スタジオ)を終わらせるものだった。製作費を回収できず、一つのスタジオを潰していただろう」と、あまりにも大きすぎるリスクを赤裸々に明かしている。
リスクを回避した巨匠の決断
自身の制作会社<ドリームワークス>にこの莫大な負担を負わせることを避けるため、スピルバーグは他のスタジオへの出資も検討したという。他社はスピルバーグが監督することを条件に資金提供を申し出たが、最終的に彼は製作を断念。その理由は、度重なる延期に加え、何より「観客(の動員)を保証できず、誰にも迷惑をかけたくなかった」という誠実な判断に基づいたものだったようだ。
かつてはマイケル・ベイが監督を引き継ぐとの報道もあったが、それ以降の進展は見られていない。スピルバーグは「自分が監督した中で最も高額な映画になることは明白であり、それを引き受ける準備ができていなかった」と、当時の心境を吐露している。
Michael Bay Lining Up ‘Robopocalypse’ & ‘6 Underground’ As Next Projects https://t.co/BRgPzSTcBJ pic.twitter.com/6C9hQYuoaD
— Deadline (@DEADLINE) March 7, 2018
『ディスクロージャー・デイ』で再びSFの頂点へ挑む
そんな『ロボポカリプス』の断念を経て、スピルバーグが満を持して送り出すのが最新作『ディスクロージャー・デイ』だ。本作にはエミリー・ブラント、ジョシュ・オコナー、コリン・ファースが出演し、地球外生命体の存在が明らかになった世界で起こる不可解な現象が描かれるという。
非常にスリリングな展開も含まれているようだが、まだ日本では公式に報じられていない情報もあるので、このあたりについては続報を待つべきだろう。かつての野心的なビジョンを別の形で昇華させたとも言える最新作『ディスクロージャー・デイ』は、いよいよ7月10日(金)に日本公開を迎える。