「こんなに声を出して笑ったの、久しぶり」「希望を与えてもらった」共感度100%の感動作『カミング・ホーム』
マーク・タートルトーブ監督作品『カミング・ホーム』が、3月20日(金)より公開される。このたび、映画監督の荻上直子、大駱駝艦主宰・舞踏家・俳優の麿赤兒、俳優の光石研、精神科医の名越康文ほか、本作の世界観に魅了された各界の著名人からの推薦コメントが到着した。
失われていく記憶、変わりゆく家族との関係性
監督は、『リトル・ミス・サンシャイン』(06)、『ラビング 愛という名前のふたり』(16)など、数々のアカデミー賞ノミネート作品をプロデュースしたマーク・タートルトーブ。79歳の主人公ミルトンを演じるのは、『シンドラーのリスト』(93)などで知られるアカデミー賞俳優ベン・キングズレー。80代に突入した名優が、人生の終盤に訪れる希望と再生を円熟の演技で鮮やかに映し出す。認知症の初期症状を娘に案じられながらも、受け入れられずに一人暮らしを続けるミルトン。 ある夜、庭に空からの不思議な飛行物体が墜落したことをきっかけに、 同年代の隣人サンディー、ジョイスを巻き込み、静かな日常は思いもよらぬ方向へと動き始める…。米批評サイト「Rotten Tomatoes」では批評家スコア86%・観客スコア90%の高評価を獲得。奇想天外な騒動の中で主人公たちが辿り着いた人生の意味とは——誰もが年老いた先に直面する不安や孤独をあたたかな優しさと感動で照らしだす、珠玉のヒューマンドラマが誕生した。
ペンシルベニア州西部の小さな町で暮らす79歳のミルトンは認知症の初期症状を娘に心配されながらも、受け入れられずに一人暮らしを続けていた。そんなある夜、庭に突如、空から正体不明の飛行物体が墜落し、彼の静かな日常は大きく揺らぎ始める。周囲に訴えても相手にされない中、同年代の隣人サンディーとジョイスだけが共に飛行物体を目撃し3人は秘密を共有することに。それぞれの孤独を抱えていた3人は忘れかけていた人生の喜びを取り戻し、やがて自らの“これからの人生”と向き合っていく——。
<コメント>
荻上直子(映画監督)
なにしろベン・キングズレー主演だし、どうせ心温まる良い映画でしょ。と思って見たら大間違い。思いがけずの大笑い。こんなに声を出して笑ったの、久しぶりです。
麿赤兒(大駱駝艦主宰・舞踏家・俳優)
「老人」になると一挙に様々な宿題が噴出する。しかしそれに答えるべき確実な方法など無い。
が、この映画では愉快な一つの方法を提示してくれた。
こんなお迎えが来てくれれば、私は新しい希望に燃えて喜んで着いていく!
光石研(俳優)
新人高齢者の自分には、希望を与えてもらいました!だって先輩達、こんなにワクワクしてんだもん!まだまだ何があるか分からんバイ!
信友直子(ドキュメンタリー映画監督)
老人版「スタンド・バイ・ミー」を感じさせるワクワク感。主人公たちの抱える秘密や冒険を共有するうちに、彼らの孤独や老いへの不安にも自然と共感していた。これから私にも待ち受ける「現役後の生活」を生きてゆく勇気を、ラストシーンからもらった。
名越康文(精神科医)
この映画の深い意味は誰にでもわかる、でも誰もが忘れていることだ。
僕たちはたった90分で、それを胸に刻むだろう。
SYO(物書き)
余生に惑う高齢者トリオと迷子の宇宙人の不思議な交流。
かわいいフリしてシビアな死のにおいが終始付きまとい、
主人公たちは善人だが利己的で、視野狭窄かつ不安定だ。
この身勝手さこそ老い×孤独の本質であり当事者の実情。
ほっこりファンタジーに潜むのは、生々しい渇望だった。
ISO(ライター)
宇宙人映画は数多あるが、この映画の宇宙人はこれまで見たことがないほどに“何もしない”。ただ老人たちの存在を見つめ、じっと話を聞くばかり。だがその受け身すぎる態度が、彼らの存在を肯定し、思わぬ繋がりを生み出していく。なんて優しい寓話だろうか。身体は衰え、記憶は薄れ、社会に周縁化されていく「老い」に対する避けられない恐怖を、この不思議な物語はほんの少し軽くしてくれる。
ジャガモンド斉藤(映画紹介人/お笑いコンビ)
“あの人”は普通なら出オチになっちゃうはずなのに、ジワジワと来て後半爆笑させられた!“あの人”の言語化しづらい絶妙な表情と理解の追いつかない行動が異様なリアリティを醸し出している。グッズ欲しい!
いくら老いても、どこからか青春がやって来ることを教えてくれる人生讃歌の映画。
『カミング・ホーム』© 2022 Apple Slice Productions LLC All Rights Reserved.
『カミング・ホーム』は3月20日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開