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「120歳くらいにまでならないと」高橋一生、約4時間の特殊メイクで臨んだ“謎の老人”『脛擦りの森』衝撃の展開が描かれる予告編

「120歳くらいにまでならないと」高橋一生、約4時間の特殊メイクで臨んだ“謎の老人”『脛擦りの森』衝撃の展開が描かれる予告編
© 『脛擦りの森』プロジェクト

荒木飛呂彦の人気コミックを実写化した『岸辺露伴は動かない』シリーズを大ヒットに導いた監督・渡辺一貴が手掛ける初のオリジナル作品で、主演に高橋一生を迎えた映画『脛擦りの森』が、4月10日(金)公開される。このたび、最新予告映像と本ポスターが解禁となった。

息を呑むような自然美と、神秘の世界に誘う映像体験

妖怪「すねこすり」…道ゆく旅人の足にまとわりつき、離れないという。人里から離れた深い森で、足に傷を負った若い男は、女の甘い歌声に導かれ、古い神社にたどり着く。そこには謎の男と若く美しい妻が暮らしており、若い男はそこで夢のような、時の止まったような時間を過ごすが……。

監督の渡辺は、岡山の森に足を運び、この地に古くより伝わる物語からインスピレーションを得てオリジナル脚本を執筆。スタッフには、「第77回ヴェネチア国際映画祭」銀獅子賞をはじめ国内外の各賞を受賞した『スパイの妻』、「米アカデミー賞」で国際長編作品賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』、『SUPER HAPPY FOREVER』の製作を手掛けたプロデューサー陣が顔を揃え、「岸辺露伴は動かない」シリーズでも渡辺監督、高橋とタッグを組んだ柘植伊佐夫が人物デザイン監修・衣裳デザインを担当。自ら監督した『血を吸う粘土』で「第42回トロント国際映画祭」ミッドナイト・マッドネス部門のクロージング作品に選出された梅沢壮一が特殊メイクを手がけるなど、日本映画界を代表する面々が集結した。

撮影は、横溝正史作品のロケ地としても知られ、美しい緑に包まれた大自然と歴史的な建造物が現存する、岡山県の高梁市、新見市で行われた。穏やかな時の流れ、澄んだ空気、美しい緑に包まれた岡山の大自然と歴史的な建造物、そしてそこに佇む俳優の演技のすべてが見事に調和し、観客を異世界に誘う。

「あなたのことを待っていたんです」

森の奥深く、大きく口を開けた洞窟の先に現れた古めかしい神社とヴァイオリンの音色が響き、冒頭から神秘的な世界へ観るものを手招く。足に傷を負い彷徨い歩く若い男と、優しく迎える謎の女・さゆりの姿は、一見穏やかなぬくもりに包まれているようで、ロウソクが吹き消された瞬間に場面は一気に“妖しい”世界へ。境内で一人碁を打つ老人の語りかけるような背中のカットに続いて、「あなたのことを待っていたんです」とつぶやかれた言葉は、一体誰に向けられているのか。そして「思へども なほあやしきは———」という女の歌声とともに、見てはいけないものを目にしてしまったかのような若い男の表情。恐ろしさに震える男が森の中で目にしたものとは—。『脛擦りの森』が宿す、自然への畏怖や、未知のものへの恐怖といった物語の片りんが切り取られており、この映像からすでに期待が高まってくる。

監督の渡辺との再タッグについて「より言葉の少ない世界に入ってお芝居ができるとことへの楽しみがあった」という高橋は、本作で4時間におよぶ特殊メイクによって森の奥深くで暮らす老人に扮した。そこにいるだけで立ち現れる圧倒的な存在感、セリフひとつで観客の想像力を無限に掻き立てる演技力を持つ、高橋一生にしかできない表現が、妖怪「すねこすり」をモチーフにした本作でより一層豊かな映画体験へと、観るものを導いてくれる。

高橋は演じた老人について、「劇中にもありますが、薪割りができる程度の体は持っており、実際どのくらいの年齢なのかという想像もスタッフの皆さんでしていました」と語る。同時に、特殊メイクを施した姿は「おそらく120歳くらいにまでならないと、(今回の姿のようには)ならない。(ただ動きが)あまりにも老人になり過ぎてしまうのもどうなんだろうと」と明かしつつ、「一般的な人間の時間の流れとはちょっと違った次元に入り込んでしまっているという意味では、あのくらいの存在になっていても大丈夫かなということも、皆さんと話し合いながら決めていきました」と振り返る。

謎の女・さゆり役には、弱冠17歳の新星・蒼戸虹子。そして森に迷い込む若い男を、「第78回カンヌ国際映画祭」監督週間に出品された『見はらし世代』で初主演を果たした黒崎煌代が務める。本作の妖しくも美しい世界を彩るヴァイオリンを奏でるのは、国際的に活躍中のヴァイオリン奏者・福田廉之介。全編岡山ロケの本作で、福田自身も岡山出身であり、この地への巡りあわせも感じさせる。

本ポスターでは、予告映像でも描かれた、老人のさまざまな感情が入り混じった表情が印象的に表現されている。その瞳の先に映るのは希望か絶望か、それとも…。一度目にしたら忘れられないポスターが誕生した。

本作が描くのは、これまでに描かれてきた妖怪の昔話や恐怖ドラマではなく、美しくも恐ろしい、恐ろしくも哀しい、哀しくも忘れ得ぬ愛のドラマ。人々に語り継がれてきた「すねこすり」の言い伝えから、まだ誰も知らない、そして今後、語り継がれるであろう新しい物語『脛擦りの森』が誕生した。

映画『脛擦りの森』は4月10日(金)より全国公開

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