中国映画界最大の賞とされる「第38回中国金鶏賞」にて最優秀ドキュメンタリー/教育映画部門にノミネートを果たした映画『パンダのすごい世界』 が、2月6日(金)より公開中。このたび、本作を一足先に鑑賞したパンダを愛する各界の著名人からコメントが到着した。
ジャイアントパンダの知られざる物語
白黒模様にまるまるとした見た目と愛くるしい仕草で世界中の人々を虜にするジャイアントパンダ。本作は、中国四川省、北京、香港に暮らす幅広い年齢のパンダに密着し、誕生から成長過程、野生復帰の訓練、国際文化交流、老後の生活までパンダの知られざる一生を辿る物語。パンダのユニークな生態を記録した貴重な映像となっている。
<コメント>
今泉忠明(動物学者)
ジャイアントパンダは絶滅危惧種。人々の努力によってようやく命をつないでいます。縫いぐるみのような子パンダが成長し、厳しい大自然の中に還す試みがあります。それが成功することが、パンダを絶滅から救う唯一の方法です。無邪気に遊ぶ子パンダがそんな過酷なことを受け入れられるのか…。この映画を見たすべての人が応援したくなるでしょう。
黒柳徹子(女優・ユニセフ親善大使)
中国。四川省。パンダのふるさと。ここにパンダの研究センターがある。自然の中で暮らすパンダの母と二匹の子どもが主人公。私は、研究員の方が、山に向かって名前を呼ぶと、パンダたちが山から出てくることに、まず驚いた。名前を呼ばれて、出てくるなんて。山の中で、お母さんパンダは、子どもたちを教育する。木登りを教え、落ちてくる子どもを、下で受け止める。すべり台でツーっとすべる子パンダも初めて見た。とにかく可愛いし、独特としか、言いようがないパンダ。ぜひ、ご覧ください。
土居利光(日本パンダ保護協会会長、前 上野動物園園長)
西欧的な視点から見いだされて以来、人々を魅了し続けてきたパンダ。それから1世紀、未知の動物の困難な飼育は軌道に乗った。これを梃に、野生のパンダを護る取組みが進められる今。様々な場面で利用される一方、人との関わり方でもある保護の一つの結晶が、ここに映されている。
中村莟玉(歌舞伎俳優)
パンダにとっての幸せとは何か、人間はそれをどうやって見出し、結論付ければ良いのか、とても考えさせられる映画でした。
世界で1番パンダの生態について研究する環境が整っている中国。その研究施設でさえ、今まで集計したデータだけでは太刀打ちできないようなパンダそれぞれの性格や体調の個体差がある。愛情を持って向き合っても報われないこともある。それでも、言葉が通じないのに、どう見ても飼育員さんと心が通い合っているようにしか見えないような場面、瞬間がたくさんありました。結局は、接する側のハートがパンダにも通じると信じ続けるしかないのかもしれないと今作を拝見して思いました。
かわいいかわいいパンダたち、しかしながら間違いなく珍獣でもある。知れば知るほど不思議な動物です。
飼育下で育った親と、その子の野生化というハードルの高い挑戦も、パンダが暮らす環境が整った中国でしか成し得ないことです。
ただかわいいから会いたい、その姿を見たいという普段の自分には知ることのできないパンダの実態を垣間見ることができた映画でした。とても幸せな鑑賞時間でした。早く中国に伺ってパンダちゃんたちに会いたいです!これからもこのようなドキュメンタリー映画が作成され、少しでもパンダに対する理解が深まり、パンダにとってよりよい環境とはなんなのか、皆で考えるきっかけが生まれることを祈ります。
はな(モデル)
日本にパンダがいなくなってしまい、さみしい思いをされている全国のパンダファンに観ていただきたい作品。パンダと人間が語り合い、信頼し合う姿に何度も涙しました。日本で生まれ育ったパンダたちも、中国でみんなに愛されながら残りのパン生を元気に過ごしてほしいです。そして、一瞬だけ我らがプリンセス、シャンシャンが映りますよ!みんなも気づくかな?
藤岡みなみ(文筆家・ラジオパーソナリティ)
パンダと人間は、心を通わせられる。ときに協力し、ときにはあえて距離を置いて、
生まれる瞬間からさようならまで、静かにそばにいる。パンダマスクをつけて雪山に子パンダを探しに行く飼育員が、地球を守るヒーローに見えた。800万年の物語を未来に繋ぐ。これはパンダと人類による、壮大な愛の軌跡。
きゅう(イラストレーター)
きゅう
すなやますなこ(イラストレーター)
すなやますなこ
『パンダのすごい世界』は全国公開中