有村架純がナレーションを担当!若くして妊娠した5人の少女たちを描く『そして彼女たちは』予告編

有村架純がナレーションを担当!若くして妊娠した5人の少女たちを描く『そして彼女たちは』予告編
『そして彼女たちは』©︎Les Films du Fleuve - Archipel 35 - The Reunion - France 2 Cinéma - Be Tv & Orange - Proximus - RTBF (Télévision belge) / Photo©Christine Plenus

これまで、2度の「カンヌ国際映画祭」パルムドール大賞受賞をはじめ、世界中で100賞以上を獲得するなど、圧倒的な存在感を放ち続けてきたベルギー出身の名匠ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督最新作『そして彼女たちは』が、3月27日(金)より公開される。このたび、俳優の有村架純がナレーションを担当した予告編が解禁となった。

悩み戸惑いながらも、見つけ出していく小さな希望

『ロゼッタ』(99)、『ある子供』(05)で「カンヌ国際映画祭」パルムドール大賞を受賞、10作が「カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に出品され、世界中で100賞以上を獲得するなど、注目を集め続けてきたダルデンヌ兄弟。本作は「第78回カンヌ国際映画祭」で自身2度目となる脚本賞と、エキュメニカル審査員賞をW受賞し、今年度アカデミー賞国際長編映画賞ベルギー代表にも選出。常にひとりの主人公の人生を背中越しに、同じ目線で体験させるかのように映し出してきた彼らが、本作では5人を主人公とする自身初の<群像劇>に挑んだ。これまでと同様に彼女たち一人ひとりが置かれた状況に寄り添い、共に時間を積み重ねるように観客を導いていく手腕は見事だ。その真摯な映画作りへの姿勢に共鳴した、同じくベルギー出身の新鋭監督ルーカス・ドン(『CLOSE/クロース』)が共同プロデューサーとして手を挙げた。キャリア38年、新境地にして真骨頂を鮮やかに示す一作に、各国メディアからも称賛の声が後を絶たない。

若くして妊娠した女性を支援する施設で共に暮らす5人の少女。彼女たちは頼る人を持たず、貧困や暴力などさまざまな問題を抱えている。「ひとりじゃ育てられない」「嬉しいと思いたいのに」——戸惑い、悩み、なるべき家族像を見いだせないまま、母になる少女たち。押し寄せる孤独感に飲み込まれそうになっても、時に誰かに寄り添われながら、それぞれが歩むべき道を選び取っていく……。

予告編は、自身の膨らんだお腹に聴診器を当てて「(鼓動が)速すぎて怖い」と心配そうに呟く少女と、「赤ちゃんは速いの」と優しく見つめるナースのやり取りが映し出されるところから始まる。そして、共同生活を送る母子支援施設の穏やかな雰囲気に続いて、ナイマ、ジェシカ、アリアンヌ、ジュリー、ペルラの5人の少女たちの姿。家族との関係や貧困など、彼女たちが抱えるさまざまな問題が浮かび上がる——。

それでも母になる彼女たちは、悩み、惑いながら、未来を選んでいく。母と、パートナーと、姉と、自分自身と、向き合うことで一歩踏み出す少女たちの姿が力強く映し出される。「ダルデンヌ兄弟の最高傑作(VARIETY)」「希望に満ち溢れたラスト(CLARIN)」と本作に寄せられた各国メディアの評も作品の強度を窺わせる。

本作のナレーションは、数々のドラマ、映画で活躍する俳優・有村架純が担当した。以前より、『ある子供』(05)、『少年と自転車』(11)をはじめダルデンヌ兄弟監督作品のファンを公言してきた有村。主人公である少女たちが自身の進む道を、悩み惑いながら、でも自らの意思で選び取っていく姿を温かな視線で包み込むように、「愛され方は知らない。でも、愛することはきっとできる」と強さと優しさのこもった声で本作のコピーを吹き込んだ。

『そして彼女たちは』は3月27日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国ロードショー

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