医師免許持つ男が元妻と現夫の歯科医を射殺
米オハイオ州コロンバスで、モニーク・テペさん(39)と夫で歯科医のスペンサー・テペさん(37)が自宅で射殺される事件が発生。モニークさんの元夫で、血管外科医のマイケル・デイビッド・マッキー容疑者(39)が逮捕された。
マッキー容疑者は1月10日、勤務先のあるイリノイ州ロックフォードで身柄を確保され、現在はウィネベーゴ郡の拘置施設に収容されている。フランクリン郡の裁判所記録によると、容疑は「計画性を伴う加重殺人」に格上げされており、有罪となれば終身刑や死刑の可能性もあるという。
自宅で死亡確認…幼い子どもたちは無傷
事件は12月30日朝、スペンサーさんが勤務先の歯科医院に出勤しなかったことを不審に思った同僚が通報したことで発覚した。警察がコロンバス市ワインランド・パーク地区の自宅を確認したところ、2階で銃撃を受け死亡している2人を発見。自宅には夫妻の幼い子ども2人と飼い犬もいたが、いずれも無事だった。
警察は周辺の防犯カメラ映像を解析し、事件発生推定時刻の前後に自宅周辺に現れた車両と人物を確認。映像に映っていた車がロックフォードで発見されたことから、マッキー容疑者が容疑者として浮上した。テペ家の自宅には強制侵入の痕跡がなく、凶器も見つかっていない。
マッキー容疑者は1月12日にイリノイ州の裁判所に出廷し、黄色の拘置所服を着て手足を拘束された状態で姿を見せた。公選弁護人によると、容疑者は黙秘権を行使し、罪状については「無罪を主張する」意向を示しているという。また、迅速な移送を望むとして、オハイオ州への身柄引き渡し手続きを放棄した。
元夫婦の関係と離婚記録あり…家族は「最初から疑っていた」
マッキー容疑者とモニークさんは2015年に結婚したが、7か月後に別居し、2017年に離婚が成立。離婚記録によれば2人に子どもはおらず、モニークさんは結婚中も旧姓のまま生活していた。また、離婚時には双方に対し、互いに干渉や暴力を禁じる「相互一時的保護命令」が出されていたという。
事件後、テペ家の親族は声明を発表し、「逮捕は正義に向けた重要な一歩」と述べたうえで、2人の子どもを家族で守っていくとした。また、スペンサーさんの義兄は米メディアに対し、「家族は早い段階からマッキー容疑者を疑っていた」と語っている。
マッキー容疑者は週内にもオハイオ州フランクリン郡へ移送され、正式に起訴される見通し。現地ではすでに初回の出廷日が設定されており、司法手続きが本格化する。警察は今のところ犯行動機を明らかにしておらず、現在も捜査は続いているという。
夫婦間の”悲劇”を改めて検証するドキュメンタリー
『アメリカン・マリッジミステリー:密室の3人に起きたこと』(Netflix)
殺人か、それとも正当防衛か? 妻と義父との口論の最中に命を奪われたジェイソン・コーベット。この事件の詳細を当事者双方の視点から追うドキュメンタリー。
『アメリカン・マーダー 一家殺害事件の実録』(Netflix)
関係者などから入手した映像をそのまま使用して、シャナン・ワッツと彼女の幼い娘2人が失踪した事件の衝撃の顛末(てんまつ)をたどるドキュメンタリー。
『マリッジ to マーダー ~隠された憎悪~』(PrimeVideoほか)
様々な結末を迎える結婚生活も、時に最悪の終わりを告げることがある。理想的なパートナーとのドラマのような出会いは、どうして夫婦を殺し合いに駆り立てたのか?嫉妬、浮気、浪費。過去の事件から、結婚が生んだ悲劇の一部始終に迫る。