現代映画史の頂点を築き上げてきた巨匠スティーヴン・スピルバーグ。『E.T.』(82)や『A.I.』(01)では監督、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)では製作総指揮など、50年以上に渡り、世代を超えて今なおファンベースが広がり続ける驚異的な名作の数々を生み出し、エンターテイメントの概念そのものを塗り替えてきた彼の比類なき想像力が再び未来へと解き放たれる待望の最新作『ディスクロージャー・デイ(原題:DISCLOSURE DAY)』が、2026年夏に公開される。このたび、特報映像が解禁となった。
スティーヴン・スピルバーグ監督最新作
スティーヴン・スピルバーグの原案をもとに、脚本を手がけるのはデヴィッド・コープ。コープはこれまでスピルバーグとタッグを組み、『ジュラシック・パーク』(93)、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(97)、『宇宙戦争』(05)、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(08)の脚本を担当してきた。これらの作品は、全世界で累計30億ドル以上の興行収入を記録している。
さらに、スピルバーグ作品にふさわしい豪華キャストが集結。主演は、全米映画俳優組合賞(SAG)受賞、アカデミー賞ノミネートのエミリー・ブラント(『オッペンハイマー』(23)、『クワイエット・プレイス』(18))、エミー賞およびゴールデングローブ賞受賞のジョシュ・オコナー(『チャレンジャーズ』(24)、「ザ・クラウン」)、アカデミー賞受賞のコリン・ファース(『英国王のスピーチ』(10)、『キングスマン』シリーズ)、U2 のボノの娘であるイヴ・ヒューソン(「バッド・シスターズ」、「理想のふたり」)、そして、アカデミー賞に2度ノミネートされたコールマン・ドミンゴ(『シンシン/SING SING』(23)、『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』(23))が名を連ね、世界的な実力派たちが、物語に圧倒的な説得力と深みを与えている。
特報には、人類の知られざる秘密の一端が映し出される。映像は、不穏なナレーションから始まる。ニュース番組のスタジオ。天気予報キャスター(エミリー・ブラント)が、普段と変わらず天気予報を読み上げる中、彼女の声が次第に変化し始める…。不気味で異質なその“音”は、フロアにいるスタッフ全員を動揺させる。
続く映像は、森の動物たちが何かに導かれるように集まっていく不可思議な光景。一見なんの関係性も無さそうな映像だが、「この果てしない宇宙を創って/人類だけに託すかしら?」というナレーションに、人々が抱いてきた前提そのものが揺らぐ予感を漂わせる。さらに、謎の男性(ジョシュ・オコナー)が、「全人類はその真実を知る権利がある。“開示”する/全世界に一斉に」と続け、人類史を揺るがすほどの、とてつもなく大きな事実が公開されることを告げる…。
ほんの数秒にも関わらず、思わず引き込まれてしまう強烈なインパクトを残す映像と、壮大でリアリティ溢れる物語。これまで数々の映画史を塗り替え、その度に我々に新しい地平を見せてくれたスピルバーグの真骨頂を予感させる、至極の映像になっている。
『ディスクロージャー・デイ』は2026年夏公開