バトロワ?イカゲー?手汗びっしょり「デスゲーム映画」必見5選!名作復活『ランニング・マン』公開記念
今年の正月は『ランニング・マン』で決まり!
言わずと知れた恐怖とスリルの帝王スティーヴン・キング原作、『ベイビー・ドライバー』ほかスタイリッシュな映像や楽曲のセンスが光るエドガー・ライト監督、という映画ファンならばブクマ必至の強力タッグ作『ランニング・マン』が、来年1月30日より全国公開。ご存知の通り、参加者が賞金を目指して挑む人生一発逆転“捕まったら即死亡”という、イカれた“鬼ごっこ”を描いたサスペンス・アクションだ。
『ランニング・マン』©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
娘のため“デスゲーム”に身を投じる主人公・ベンを演じるのは、『トップガン マーヴェリック』での好演で一躍スターダムを駆け上がった、今ハリウッドで最も忙しい俳優の一人であるグレン・パウエル。今後もJ・J・エイブラムスやロン・ハワードといった巨匠から引っ張りだこの次世代スターが、本作で満を持してアクション超大作に初主演する。
『ランニング・マン』©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
手に汗握る極限のサバイバル! 世界を熱狂させるデスゲーム作品を大特集
『IT/イット “それ”が見えたら終わり。』などで知られ、世界で累計4億部以上売り上げた今世紀最大のレジェンド・ベストセラー作家スティーヴン・キング。彼が1982年にリチャード・バックマンの別名義で出版しカルト的な人気を誇った伝説のディストピア小説は、1987年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演で『バトルランナー』として映画化された。
そんな、劇場やテレビで鑑賞した映画ファンが強烈なトラウマを植え付けられたカルト作を、装い新たなハリウッドアクション超大作『ランニング・マン』として蘇らせた本作。日本では深作欣二監督による名作『バトル・ロワイアル』が生まれ、十数年を経て韓国発の『イカゲーム』が、そして2025年にはバトロワ的な時代劇アクション『イクサガミ』が世界的なヒットを記録した。いわゆる「デスゲーム」と呼ばれるジャンルは日本のみならず世界中で熱狂を生み、いまも進化し続けている。
『ランニング・マン』©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
ということで今回は、その原点にして最新作である『ランニング・マン』の公開を記念して、“ひとつ間違えれば即終了、極限状態のデスゲーム”な映画を厳選紹介。手に汗握る生死をかけたサバイバルの系譜を巡り、史上もっともイカれた“鬼ごっこ”の開幕に備えよう。
『ランニング・マン』©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
『バトル・ロワイアル』(2000年)
日本が世界に誇るバイオレンス・サバイバルの金字塔
新世紀の初頭、ひとつの国が崩壊した。「BR法」と呼ばれる法律のもと、選ばれた中学生のクラスメイトたちが、無人島で最後のひとりになるまで殺し合いをさせられるという衝撃的な設定は、当時の日本で社会現象を巻き起こした。
「仁義なき戦い」シリーズなどで知られる深作欣二が監督を務めた本作は、世界中のクリエイターに多大な影響を与え、『パルプ・フィクション』(1994年)や『キル・ビル』(2003年)の鬼才クエンティン・タランティーノ監督は「21世紀の映画ベスト20」の第11位として選出。第24回日本アカデミー賞では優秀作品賞ほか複数の賞を受賞し、藤原竜也や柴咲コウら豪華キャストの若き日の熱演や、ビートたけしの怪演も語り継がれている。
理不尽な状況下で剥き出しになる人間の本能と狂気。逃げ場のない極限状態で繰り広げられる、デスゲーム映画の“金字塔”を目撃せよ。
『ハンガー・ゲーム』シリーズ(2012~2023年)
全世界熱狂!革命とサバイバルが交錯するメガヒットシリーズ
独裁国家パネム。富裕層が支配するこの国では、反乱への見せしめとして、12の地区から若い男女ひとりずつが選出され、最後のひとりになるまで戦う「ハンガー・ゲーム」が開催されていた。妹の身代わりとして出場したカットニス(ジェニファー・ローレンス)は、弓矢を武器にその過酷な運命へと立ち向かっていく――。
全世界で記録的な興行収入を叩き出した本シリーズは、単なる殺し合いのアクションにとどまらず、メディアによる大衆扇動や格差社会への強烈な風刺が込められており、幅広い層の共感を得ている。死のゲームさえもがテレビ中継され、国民の娯楽として消費されるという設定は、まさに『ランニング・マン』で描かれる狂気の世界観とも共通しており、ショービジネスと化したデスゲームの系譜を知る上で重要作となっている。
『イカゲーム』シリーズ(2021~2025年)
世界中で旋風を巻き起こした、ポップで残酷なデスゲーム
多額の借金を抱え、人生の崖っぷちに立たされた456人の参加者たち。彼らが招待されたのは、勝てば456億ウォンという莫大な賞金が手に入る謎のゲームだった……。
「だるまさんがころんだ」や「綱引き」といった昔ながらの子ども遊びが、一瞬にして命を奪うデスゲームへと変わるギャップは世界中に衝撃を与え、Netflix史上最大の視聴者数を獲得する爆発的ヒットを記録。第74回エミー賞では非英語圏の作品として初の監督賞(ファン・ドンヒョク)、主演男優賞(イ・ジョンジェ)を受賞する快挙を成し遂げた。
裏切り、協力、そして究極の選択。金か命か、欲望の果てに人間が見せる真の顔とは? シンプルなルールだからこそ際立つ、心理戦とスリルの頂点を体感しよう。
『イクサガミ』(2025年)
明治の世で繰り広げられる、日本最高峰のアクション・バトルロワイアル
舞台は武士の時代が終わりを告げた明治。謎の招待状を受け取った292人の猛者たちが東京を目指しながら、莫大な賞金「100億」と、それぞれの譲れない想いを懸けて殺し合う死のゲーム「蠱毒(こどく)」が開幕!
第166回直木賞受賞作家・今村翔吾の時代小説を、主演・プロデューサー・アクションプランナーを務める岡田准一と、『最後まで行く』(2023年)『正体』(2024年)のヒットメイカー・藤井道人監督のタッグで実写化。世界水準のスケールで描かれる本作は、銃やハイテクな武器ではなく、刀と刀、身体と身体がぶつかり合う生々しい肉弾戦が最大の見どころだ。
京都から東京へ、東海道を血に染めながら進む過酷な旅路。裏切り、同盟、そして死闘――。日本発の“侍デスゲーム”の凄まじい熱量で、すでに全世界視聴ランキングでも1位を獲得している。
『ランニング・マン』
2026年1月30日(金)全国公開
全ての“デスゲーム”はこの物語から始まった――
逃げ切れば大金、捕まれば即死! イカれた“鬼ごっこ”開幕
一握りの富裕層と、それ以外の圧倒的多数の貧困層に分けられた近未来。職を失いどん底の生活を送る主人公ベン・リチャーズ(グレン・パウエル)は、重病の娘の医療費を工面するため、社会を牛耳るネットワーク企業が主催する番組の中で最も過激なデスゲーム「ランニング・マン」に応募する。
『ランニング・マン』©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
逃走範囲は無制限、30日間の鬼ごっこを逃げ延びると莫大な賞金が得られるランニング・マン。しかしその実態は、高度な殺人スキルを持つハンターが執拗に挑戦者を追跡し、さらに懸賞金を狙った全世界の視聴者がベンを通報するという、「捕獲=即死亡」「挑戦者VS全世界」「過去生存者ゼロ」の超過激なデスゲームだった……。職無し・金無し・特殊能力無し、な超・普通の男ベンは、いかにして30日間のイカれた”鬼ごっこ“を逃げ切るのか?
『ランニング・マン』©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
グレン・パウエルを主演に迎え、共演にはMCUシリーズで最強のヴィラン「サノス」を演じたジョシュ・ブローリンをはじめ、2度のアカデミー賞ノミネートを果たしたコールマン・ドミンゴや、『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(2011年)以来のライト監督作となるマイケル・セラ、アカデミー賞作品賞受賞作『Coda コーダ あいのうた』(2022年)で主演を務めたエミリア・ジョーンズなど、ライト監督らしい一筋縄ではいかない実力派キャストが集結した。
『ランニング・マン』©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
人々を熱狂させ続けるデスゲームジャンルの原点にして、最高峰の興奮を味わえるノンストップ・サバイバル・アクション『ランニング・マン』は、2026年1月30日(金)より全国公開。