漫画家・藤本タツキの漫画「ルックバック」が、映画監督・是枝裕和がメガホンをとり実写映画化。映画『ルックバック』が、2026年に公開される。このたび、本編映像初解禁となる30秒の超特報と、7月の撮影時に収録した是枝監督のコメント動画が解禁となった。
藤本タツキ「ルックバック」が実写映画化!
2018年『万引き家族』でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールに輝き、最新作が常に世界で待望されている映画監督・是枝裕和と、シリーズ累計3,400万部を突破し、劇場公開中の「レゼ篇」は2025年11月現在、全世界での興行収入が270億円を超える大ヒットとなっている『チェンソーマン』や、『ファイアパンチ』などの代表作を持つ漫画家・藤本タツキ。そんな世界から注目されるクリエイター2人による、監督・脚本・編集 是枝裕和、原作 藤本タツキという夢のタッグが実現した。藤本タツキ作品の実写化は本作が初となる。
「ルックバック」は、2021年に少年ジャンプ+で公開されると当時に、著名なクリエイター陣をはじめとした数多くの漫画ファンの間で話題を呼び、初日で閲覧数250万以上を記録。日本のみならず、37の国と地域で出版をされるなど世界に広がっている。2024年には劇場アニメ化され、興行収入20.4億円の大ヒット。海外でも33の国と地域で上映されるなど、国内外からの高い評価を受けている。
超特報は、漫画を描く手元と音からスタート。音楽にのせ、藤野の背中、どてら姿の京本の背中、漫画を描く2人などが、移り変わる季節とともに描かれ、原作の名場面が思い起こされるシーンも垣間見える。
今回、是枝監督の希望で、全編フィルムでの撮影を敢行。映画では初タッグとなるカメラマン・上野千蔵とともに、美しい四季とあわせて藤野と京本の姿を丁寧にフィルムに焼き付けていった。
音楽はドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』、アニメ『怪獣8号』などの映像作品や米津玄師、宇多田ヒカルらの楽曲を手がける音楽家・坂東祐大が担当し、今回の超特報の音楽も制作している。坂東も是枝監督の演出するCMに音楽で参加したことはあるものの、映画では初めてとなる。
大学院生の頃、早稲田松竹で『歩いても 歩いても』と『海街diary』の二本立てを観た日、是枝監督がふらりと劇場に現れ、上映前に挨拶をされたことがありました。いつか是枝組に参加してみたい——そう思うようになって、10年以上が経ちます。そして今回、初めて是枝組の映画に参加させていただくことになりました。藤本タツキ先生の唯一無二のストーリーのもと、素晴らしい演技、四季折々の美しいにかほの風景、そしてその時間を丁寧なまなざしで捉え刻み込まれた格調高いフィルム映像。音楽でもこの世界を丁寧に紡げていけたらと思います。ご期待ください。
(音楽/坂東祐大)
是枝監督のコメントは、7月の撮影時に秋田県にかほ市で収録したもので、原作漫画『ルックバック』への思いなどが語られる約2分の映像。なお、撮影は2025年2月〜4月、5月で冬・春編、7月に夏編、11月に秋編と長期にわたって行われた。
超特報は、12月26日(金)より全国の劇場(一部劇場を除く)にて上映となり、先日発表となった2点のビジュアルを使用したチラシ、ポスターも同日より掲出される。
映画『ルックバック』 は2026年公開予定