Netflix作品にも出演した有名アメフト監督が“頭部を撃たれて”死亡 犯人は元高校選手で動機を捜査中

Netflix作品にも出演した有名アメフト監督が“頭部を撃たれて”死亡 犯人は元高校選手で動機を捜査中
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名フットボールコーチが銃撃され死亡

11月14日、カリフォルニア州オークランドのレイニー・カレッジで発生した銃撃事件により、Netflixのドキュメンタリー『ラスト・チャンス』に登場した名フットボールコーチ、ジョン・ビーム氏(65)が死亡した。

事件は同校のフィールドハウスで前日の午前中に発生し、ビーム氏の死が確認されたのは翌朝のこと。彼の衝撃的な死は全米のニュース局やアメフト関連チャンネルで報じられている。

面識はあった? 容疑者は元高校アメフト選手

オークランド警察は、27歳のセドリック・アーヴィング・ジュニア容疑者を逮捕。彼はビーム氏のかつての勤務先であるスカイライン高校の元フットボール選手で、ビーム氏とは直接の師弟関係はなかったが、面識があったとされている。

警察によれば、アーヴィング容疑者は「特定の目的を持ってキャンパスに来た」とのことで、計画的な犯行の可能性も示唆されている。容疑者の兄は米NBCの取材に対し「彼がこんなことをするなんて信じられませんでした。助けやアドバイス、何でもいいから家族に相談しにきてくれればよかったのに」と語っている。

Netflixで知れ渡った名匠ジョン・ビームの指導力

ビーム氏は2004年にレイニー・カレッジにランニングバックコーチとして加わり、2012年にヘッドコーチに就任。2018年にはカリフォルニア州立大学アスレチック協会(CCCAA)州チャンピオンに導き、同校は「全米王者」を自称した。

彼の指導のもと、NFL入りを果たした選手は20人以上にのぼる。Netflixの『ラスト・チャンス』は道を踏み外しかけている問題児たちを一流選手に育て上げる過程を追うドキュメンタリーで、ビーム氏が大々的にフィーチャーされ全米で注目を集めた。

NFLで活躍する教え子たちから追悼のメッセージ

ビーム氏の死は、オークランドの高校・大学フットボール界に大きな衝撃を与えている。彼の元教え子で、現在NFLで活躍するナション・ライト選手(シカゴ・ベアーズ)とレイジョン・ライト選手(ニューオーリンズ・セインツ)はSNSで追悼の意を表明。家族は「皆さまからの愛と支援に心から感謝しています」との声明を発表した。

 

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