人気ラッパーD4vdの自宅で「遺体の解体に使える農機具」発見 10代少女の殺害容疑で捜査進行中

人気ラッパーD4vdの自宅で「遺体の解体に使える農機具」発見 10代少女の殺害容疑で捜査進行中
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人気ラッパーの“殺人容疑”捜査に進展

10代の少女を殺害した疑いで捜査が進行している米人気ラッパーのD4vd(本名:デイヴィッド・アンソニー・バーク)が保有するロサンゼルスの邸宅で、“遺体の解体にも使用できる”農機具が複数発見されたという。

D4vdが所有していたテスラ車から発見された少女の遺体と邸宅の農機具が関連性を持つ可能性も含め、捜査は重大局面へと進行している。

LAの住宅には“必要のない”農機具が複数発見

今年9月8日、ロサンゼルス市内のインパウンドヤード(保管施設)に停められていたテスラ車から、激しく腐敗した少女の遺体が発見された。車両はラッパーD4vd(20歳)の名義で登録されており、遺体は歯科記録などから、2024年4月から行方不明となっていたカリフォルニア州出身のセレステ・リヴァスさん(当時13歳、存命であれば現在15歳)と特定された。

遺体は袋に包まれた状態で車内に長期間放置されていたとみられ、ロサンゼルス市警(LAPD)は死因の特定を進めるとともに、D4vdが一時的に滞在していたハリウッド・ヒルズの邸宅に対して捜索令状を執行。邸宅からは“死体の解体にも使用できる可能性がある”農機具やコンピューターなど、複数の証拠品が押収された。

捜査を担当した民間調査員によると、邸宅内には“ロサンゼルスの住宅には置かれていないような”大型農機具が複数あり、「遺体の処理に使える可能性がある」と指摘されている。また、現場からは複数の処方薬ボトルも発見されており、薬物の使用や精神状態との関連も調査対象となっているようだ。

この邸宅はD4vdの所有物ではないものの、彼が事件発覚前に滞在していたとされている。D4vd側は事件発覚後、北米ツアーの残り日程をすべてキャンセルし、アルバム『Withered』のデラックス版リリースも見送られた。代理人は「当局に全面的に協力している」とコメントしているが、本人からの直接的な声明は現時点で出されていない。

熱心なファンか、恋人か……遺族は募金活動中

セレステさんの遺体にはD4vdと同じ「Shhh…」という文字のタトゥーが右手の指に刻まれていたと報じられており、SNS上では彼女がD4vdの熱心なファンだった可能性や、私的な関係の有無について憶測が飛び交っている。ただし、現時点でD4vdに対する正式な逮捕や起訴は行われておらず、捜査は継続中だ。

LAPDは今後も証拠品の分析と関係者への聞き取りを進める方針で、事件の全容解明には時間を要する模様。セレステさんの家族は「心が張り裂けるような悲しみ」とコメントし、葬儀費用のための募金活動を開始している。

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