水上恒司「僕の青春時代とは異なる、新しい不良映画」見どころ徹底考察！『WIND BREAKER／ウィンドブレイカー』

映画

2025.10.30

ライター：#BANGER!!! 編集部

水上恒司「僕の青春時代とは異なる、新しい不良映画」見どころ徹底考察！『WIND BREAKER／ウィンドブレイカー』 — 『WIND BREAKER／ウィンドブレイカー』©にいさとる／講談社 ©2025「WIND BREAKER」製作委員会

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原作漫画が連載開始からわずか4年で世界累計発行部数1,000万部を突破し、アニメ・舞台・ゲーム化と人気ぶりがますます加速している話題作『WIND BREAKER／ウィンドブレイカー』が、ついに実写映画化。12月5日（金）より公開がスタートする。

映画『WIND BREAKER／ウィンドブレイカー』に豪華キャスト集結

『ブルーピリオド』『サヨナラまでの 30 分』など新たな青春映画を生み出してきた萩原健太郎が監督を務め、『ハケンアニメ!』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した政池洋佑が脚本を手がける本作。街を守る正義の不良軍団＜防風鈴：ボウフウリン＞のキャストには、いま最も勢いに乗る若手俳優陣が大集結した。

ケンカの強さだけを信じて街の外からやってきた風鈴高校1年・桜遥（さくらはるか）を演じるのは、水上恒司。そんな桜を真っ先に慕い、ケンカはめっぽう弱いが情報収集に長けた楡井秋彦（にれいあきひこ）役に木戸大聖、頭脳明晰かつカンフーや合気道を彷彿とさせる独特のケンカスタイルで右目の眼帯がトレードマークの蘇枋隼飛（すおうはやと）役に綱啓永、そして風鈴高校の“てっぺん”である梅宮一を崇拝する荒くれものの杉下京太郎（すぎしたきょうたろう）役をJUNON（BE:FIRST）が演じる。

さらに、風鈴高校3年で四天王の一人、防風鈴きっての武闘派・柊登馬（ひいらぎとうま）役に中沢元紀、風鈴高校のてっぺんを意味する＜総代＞を務める梅宮一（うめみやはじめ）役に上杉柊平が参戦。先日開催されたキャスト登壇キックオフイベントも大盛況となり、来場した多くのファンだけでなく全国の漫画／映画ファンから大きな注目を集めた。

「人気俳優×不良」の法則？世界に誇る不良映画の系譜を受け継ぐ

「豪華人気俳優×不良」の組み合わせの映画はバトルアクションだけでなく多彩なアプローチを可能にし、制作・公開されるたびに熱狂を生み出してきた。この『WIND BREAKER／ウィンドブレイカー』にも水上恒司を筆頭に、木戸大聖、綱啓永、JUNONといった最旬の俳優たちが名を連ね、＜防風鈴＞としてスクリーンに堂々と登場する。

そんな「不良映画ブーム」の火付け役として印象深いのが、小栗旬や山田孝之らが出演し群雄割拠の不良高校での派閥争いを描いた『クローズZERO』シリーズ（2007～2014年）。そして、タイムリープの能力を手にした青年が関東“最凶”の不良軍団で＜現在＞を変えるために奮闘する姿を描いた、北村拓海、吉沢亮ら出演の『東京リベンジャーズ』シリーズ（2021～2023年）など、「豪華俳優×不良」映画は常に大ヒットを連発してきた。

不良映画の先輩でもある「クローズ」や「東リベ」のバトンを受け継ぎ、令和に再び不良映画ブームの到来を予感させる作品として大きな注目を集めているのが、『WIND BREAKER／ウィンドブレイカー』なのだ。

水上恒司「僕の青春時代の不良映画とは表現も捉え方も変わっている」

そんな『WIND BREAKER／ウィンドブレイカー』で主演を務める水上は、「今作は令和の時代ならではの不良映画です。僕の青春時代の不良映画と表現も捉え方も変わってきており、時代の移り変わりを感じます」とコメント。令和時代の新しい不良映画として、今までの不良たちとは異なる、「街を守る不良」を演じるにあたり、役者としての演技に対する熱い意気込みが伺える。

本作には校内での派閥争いや敵チームとの領地拡大による抗争など、「不良映画」が避けて通れないバトルシーンが数多く登場するが、破壊ではなく「守るために拳をふるう」ワルたちの闘いを描いているのも魅力の一つ。“環境への不満／未来への不安”が不良化の核になっていた従来の不良作品とは異なり、「不良が街を守る、ヒーローになる」を信条に掲げ、劇中でも「一人ひとりが背負うもの＝守りたい環境」をフィーチャーしたバトルが印象的だ。

現在公開中の本予告映像では、＜防風鈴＞を狙う＜獅子頭連：シシトウレン＞の頭取、山下幸輝演じる兎耳山丁子（とみやまちょうじ）や濱尾ノリタカ演じる副頭取、十亀条（とがめじょう）らと激しく交戦。大切なものを守るために闘う、今までとは異なる新しい不良映画として、正義の不良＜ヒーロー＞たちが映画館の体感温度をぐっと上げてくれそうだ。

「胸アツで新しい不良漫画に、やる気と希望に満ち溢れた役者陣と挑みたい」

本作のプロデューサー陣は連載スタートからほどなくして原作と出会い、これまで様々な名作が生まれてきた不良漫画というジャンルの中でも「新しい発想と、新しい魅力がある」と衝撃を受けたという。

「桜という孤独な青年を中心として敵も味方も入り乱れ、手を取り合っていく。一人では乗り越えられない壁も仲間となら壊すことができるという展開は、男女問わず熱くなれる作品だと思いました」
「隅々まで見渡してみても、個性あふれるキャラクターのそれぞれにアツいストーリーがある」
「胸アツで新しい不良漫画に、やる気と希望に満ち溢れた役者陣と挑みたい」

そう語る制作チームは、街を守るために不良たちが一つになっていくストーリーや個性豊かなキャラクター勢に胸を掴まれ、原作の魅力を最大限に引き出せる作品を目指して奮起。魅力的なキャラクターにしっかりと寄り添いつつ、未来へと前進する役者たちのパワーを注ぎ込むことで、新たな不良映画を誕生させた。

本作ではバトルだけではなく、孤独だった男にとって初めて体験する友情と絆、成長の瞬間まで描かれる、胸に迫るドラマが展開されていく。躍動感の要となるアクションシーンでは、観る者を戦いの渦に引き込む「ウィンドアクション」を披露。風速25m/sを超える疾走感あふれる映像と、熱量に満ちた青春群像劇の融合により、かつてない新感覚の不良映画が誕生した。

『WIND BREAKER／ウィンドブレイカー』は12月5日（金）より全国公開

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『WIND BREAKER／ウィンドブレイカー』

ずっとひとりで生きてきた男が出会った初めての仲間たち――
人も、街も、想いも、全てを守り抜く。

ケンカだけが取り柄の孤独な高校生・桜遥は、不良の巣窟と恐れられる風鈴高校のてっぺんをとるため、街の外からやってきた。そこで桜は、風鈴高校の生徒たちが＜防風鈴＝ウィンドブレイカー＞と呼ばれ、街を守る存在へと変貌を遂げていたことを知る。桜は戸惑いながらも防風鈴のメンバーとして、楡井秋彦、蘇枋隼飛、杉下京太郎ら仲間と共に街を守るための闘いに身を投じていく。そんな中、越えてはいけない一線を越えたことをきっかけに、力の絶対信仰を掲げる最凶集団<獅子頭連>が、防風鈴を新たな標的として動き出していた…！「俺はひとりでてっぺんをとる」と言い放ち、周囲と衝突してばかりの桜だったが、ある時街に乗り込んできた獅子頭連に楡井が傷つけられてしまい……。

原作：にいさとる『WIND BREAKER』（講談社「マガジンポケット」連載）
監督：萩原健太郎
脚本：政池洋佑

出演：水上恒司　木戸大聖　八木莉可子
　　　綱啓永　JUNON（BE:FIRST）中沢元紀　曽田陵介　萩原護　髙橋里恩
　　　山下幸輝　濱尾ノリタカ上杉柊平

制作年：	2025

2025年12月5日（金）より全国公開

公式サイト

水上恒司「僕の青春時代とは異なる、新しい不良映画」見どころ徹底考察！『WIND BREAKER／ウィンドブレイカー』