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「交際相手を刺殺」「幼い娘たちを誘拐・強姦・殺害」で逮捕の男、死刑ではなく終身刑に?全米が注目した凶悪事件

「交際相手を刺殺」「幼い娘たちを誘拐・強姦・殺害」で逮捕の男、死刑ではなく終身刑に?全米が注目した凶悪事件
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米南部で起こった殺人・誘拐事件の全容

2024年6月、ルイジアナ州ロランジャで発生した殺人・誘拐事件は米国社会に深い衝撃を与えている。主犯ダニエル・キャリハン(37)は、交際相手だったキャリー・ブルネット(35)を自宅で刺殺し、彼女の娘2人を誘拐。うち1人を殺害し、もう1人を監禁し性暴力行為に及んだという。

今月に入り、共犯者とされるヴィクトリア・コックス(34)も逮捕され、司法取引が協議されていることが新たに報じられた。あまりにも非人道的な行為の数々に怒りを禁じ得ない事件だが、改めて時系列を整理しておきたい。

主犯:ダニエル・キャリハン/共犯:ヴィクトリア・コックス
被害者:キャリー・ブルネットと4歳の娘(共に死亡)、6歳の娘(誘拐、性暴力被害ほか)

事件発生から容疑者逮捕まで

2024年6月11日、 キャリハンはブルネット宅で彼女を50回以上も刃物で刺して殺害。2人の娘(6歳と4歳)を彼女の車で誘拐し、ミシシッピ州マコームへ逃走。翌12日、キャリハンはルイジアナに戻り、コックスを車に乗せて再びミシシッピへ。コックスはこの時点で事件に関与したとされている。

6月13日午前、ブルネットの父親が娘と孫の行方不明を通報。自宅で血まみれの遺体を発見し、アンバーアラート(※未成年者の誘拐事件や行方不明が発生した際にテレビのほか各メディアが発令する緊急事態警報)が発令される。

同日午後、キャリハンの車がジャクソン市内で発見され、警察と米連邦保安官が捜索。彼は短時間逃走するも逮捕された。のちに6歳の娘が4歳の妹の遺体とともに穴の中からで発見されたが、彼女はキャリハンから性的虐待を受けていたという。

キャリハンの供述と量刑は? 共犯者も司法取引へ

キャリハンは連邦裁判で「死を伴う誘拐」と「性的目的での未成年者州間移送」の罪を認め、死刑回避(終身刑確定)の司法取引を受け入れた。そして9月29日、ミシシッピ州裁判所でも極刑に値する殺人、誘拐、性的暴行の罪で有罪を認め、正式に終身刑が確定した。

なおコックスはミシシッピ州で、同じく極刑に値する殺人、誘拐、性的暴行の罪で起訴されており、今年10月13日の予備審問で司法取引が提示されたが、受諾は未定だ。

地元警察署長は、少女が発見された現場について「人身売買の痕跡、可能性がある」と述べており、「極めて悲惨で卑劣な事件」と非難している。

 

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