『タローマン』、ついに世界へ
「1970年代に放送された特撮ヒーロー番組」という体裁のもと、岡本太郎(日本を代表する芸術)×特撮(日本を代表するエンタメ)の組み合わせで話題を呼んだ「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」が、ついに長編映画化。『大長編 タローマン 万博大爆発』として、8月22日(金)より全国公開となる。
そんな本作が、なんと北米最大級の映画祭<ファンタジア国際映画祭>で栄えある【クロージング上映】に決定! 絶賛、あるいは困惑……? 作品の“おもしろさ”がダイレクトに反映されるであろう【観客賞】の候補にもなっている本作に、はたして世界からどんな反響が巻き起こるだろうか。
©2025『大長編 タローマン 万博大爆発』製作委員会
『リング』や『イングロリアス・バスターズ』が羽ばたいた北米最大級の映画祭!
本作が出品される<ファンタジア国際映画祭>は、カナダ東部に位置するケベック州最大の都市・モントリオールで1996年より開催され、今年で29回目を迎える由緒ある映画祭。アジアやヨーロッパ、北米の作品を中心に約400作品が上映され、会期中の来場者数はなんと10万人にものぼる。(※本年度2025年会期:7/17~8/3)
👁️ The official #FANTASIA2025 poster is here!
From July 17th to August 3rd, join us for the 29th edition of the Fantasia International Film Festival! We promise you an electrifying celebration of bold, boundary-pushing genre cinema from around the globe. pic.twitter.com/yQe2D5xfaZ
— Fantasia International Film Festival (@FantasiaFest) April 10, 2025
同映画祭は、日本のアニメーションやホラー作品を北米、さらには全世界へと広げる契機ともなった重要な映画祭。今敏監督の『パーフェクトブルー』や中田秀夫監督の『リング』がプレミア上映され、そこから話題が広がり、世界的な興行・評価へとつながったという実績を持つ。
2024年に開催された第28回の同映画祭では、日本アカデミー賞の受賞も大きな話題となった『侍タイムスリッパー』に感度の高い観客がいち早く反応し、安田淳一監督が【観客賞・金賞】を受賞。さらに『ペナルティループ』の荒木伸二が【最優秀編集賞・最優秀作曲賞・観客賞・銅賞】を受賞した。また、アニメーション作品では『劇場版モノノ怪 唐傘』が【最優秀長編作品賞・観客賞・銅賞】、『化け猫あんずちゃん』が【観客賞・金賞】を受賞するなど、日本映画に対する機運がより高まっている。
映画祭ディレクター「思わず“なんだ、これは!”と声をあげた」
言わずもがな“クロージング上映”は映画祭、祭典の締めくくりという非常に重要なポジションである。同映画祭では過去に、クエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』(2009年)や、日本からは『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(2021年)が選出されるなど、映画祭のカラーを前面に出した象徴的な作品が選出されてきた。
そうした名作たちと『大長編 タローマン 万博大爆発』が肩を並べることになるわけだが、世界的に著名な「ウルトラマン」や「ゴジラ」シリーズとは趣の異なる特撮映画である本作には、目の肥えた観客たちから大きな注目が集まっており、今後の“世界の反応”も気になるところだ。
©2025『大長編 タローマン 万博大爆発』製作委員会
また、本作の上映を熱望した同映画祭のプログラミング・ディレクター、ニコラス・アーシャンボウ氏からコメントも到着。クロージング上映に尽力し、実現へと導いた同氏の熱い想いを語っている。
第29回ファンタジア国際映画祭
プログラミング・ディレクター ニコラス・アーシャンボウ氏 コメント私は数々の素晴らしい作品、素晴らしい才能に触れてきたけれど『大長編 タローマン 万博大爆発』の作品資料を見たとき、思わず「なんだ、これは!」と声をあげたほどで、映画祭に本編が間に合うのか気が気でなく速攻問いあわせし、日本へ行って交渉もしたよ。
間違いなくこの作品を世界で最も速く観る観客はファンタスティックな体験になるだろうし、世界の度肝をぬく「Bravo!」な作品だと確信しているよ。本映画祭で『大長編 タローマン 万博大爆発』を上映できることを誇りに思うとともに、尽力してくれた皆さんに感謝しています!
©2025『大長編 タローマン 万博大爆発』製作委員会
『大長編 タローマン 万博大爆発』の第29回ファンタジア国際映画祭での上映は8月3日(日)/日本時間:8月4日(月)。本映画祭最大の盛り上がりを見せる【観客賞】の候補であり、現地でも受賞への期待が高まっているようだ。
『大長編 タローマン 万博大爆発』は8月22日(金)より全国ロードショー
『大長編 タローマン 万博大爆発』
時は1970年。
日本は万博開催にわきたっていた!するとその時!
ジョーウ モーン。
とつじょ、万博会場に奇獣の大きな声がひびきわたる!
2025年の未来から
万博を消滅させるためにやってきた恐ろしい奇獣が襲いかかる!
「ククク、おれたちは、反万博集団、原子どうめいだ!」
未来から敵が万博をはかいしにやってきた!
「くそっ。とんでもねえやつらだ。」
でたらめな奇獣に対抗するには、でたらめな力が必要・・・
CBG(地球ぼうえい軍)は、
味方の未来人と協力し、万博を守る為未来へむかう。つづく・・・
出演:タローマン 太陽の塔 地底の太陽 水差し男爵 縄文人 明日の神話
解説:山口一郎(サカナクション)
| 制作年: | 2025 |
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2025年8月22日(金)より全国ロードショー